私の記録

芝生は枯れることもあるが復活するときってこんな感じ。

投稿日:2018年9月17日 更新日:

芝生が枯れたままで復活しない・・・。

そんな芝生も、復活する時もあれば復活しない時もあります。「復活しない時」っていうのは、下の記事にもあるような「悪い」状態の芝生です。コチラの記事を見ていただき、「悪い」状態であれば張り替えを検討した方がいいでしょう。

参考記事:

 4月の芝生の状態を『絶好調・ふつう・悪い』の3段階で評価してみた。

 

でも、「悪い」状態でなければ復活することって普通にあるので心配無用です!私の周りにも、芝生を始めたはいいものの枯れてしまったためにわずか一年で芝生をあきらめて全部はがしてしまった人もいます。

 

「ちょっと芝生でもやってみようかな」くらいの気持ちで始めて、枯れてしまったら「やっぱり芝生って難しい!自分にはムリ!」と思って止めるパターン、けっこう多いのではないでしょうか?ただ、一見すると枯れたように見える芝生でも芝が根付いていれば復活することは十分あり得えます!そして、復活するまでにしたことって、特別なコトではありません。水やり、肥料、芝刈り、目土入れなど普通の手入れのみでも復活することは十分あり得るのです!

参考記事:

『芝生がいまいちキレイに育たない原因』を考えてみた

 

 

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冬に枯れるのは自然現象

まず、冬になれば芝は見事に枯れますが、これは芝生の自然現象であり全く問題ありません。春になれば緑の新芽が生えてきてまた緑色の芝生が復活するので、「冬に枯れるパターン」については全く心配無用です。

 

かく言う私も冬になるといつも心配になってしまいます。「今年もちゃんと春には緑になるかな・・」と。でも、本当に大丈夫!

これは2月10日の我が家の芝生。ご覧の通り、しっかり茶色く枯れています。これが、3月になると・・・

 

3月2日の芝生です。

何となく、緑になってきていると思いませんか?よく見ると、芝の新芽が出てきており、だんだん緑に色づいているのがお分かりいただけますでしょうか?そして、さらにもう少し時間がたつと・・・

 

これは3月23日の芝生です。

あきらかに緑になってきています。ということで、冬にまっ茶色に枯れても、3月に入ると徐々に緑になるので本当に大丈夫。まったく心配いりません。むしろ、芝生の変化や季節感を楽しみましょう!なお、春になって枯れた芝生が復活すると言っても茶色く枯れた芝の葉が緑色に変色するわけではありません。新しい新芽がたくさん生えてきてそれが翌年の緑の芝生を形成していくのです。

 

 

冬枯れからの復活の目安

4月になっても茶色く枯れたままだとすれば残念ながら枯れ果ててしまい復活の見込みはかなり薄いと思います。日本芝(高麗芝など)はだいたい12月くらいから本格的に枯れ始めて1月や2月にはまっ茶色になり、3月初旬くらいから色づき始める(緑の新芽が出始める)というパターンを繰り返します。それなのに4月になっても枯れたまま、つまり新芽が出てこないとなると芝そのものがダメになってしまった可能性が高いということです。そんなときは早めに新しい芝を買って張り替えることをおすすめします。

参考記事:

芝生が販売されている時期は?では、張り付けに最適な時期は?

 

また、ホームセンターでは3月から5月くらいまでの間に芝が店頭に並びますが、そのタイミングを逃すと店頭で買うことはできません。そうなるとネット通販で買うしかないのですが、じつはネット通販で芝を買うのは私としてはすごくおすすめしています。なぜならすごく新鮮な状態の芝を届けてくれるからです。多少割高だとしてもそれだけの価値は充分にあるので、「確実に高品質な芝を手に入れたい」のであればネット通販で芝を購入することも検討してみてください。

参考記事:

芝をネット通販で買ったら、満足度が最高だったという話。

 

 

 

芝生は一度枯れても復活することはあります!

つぎにこちらの写真をご覧ください。


6月27日撮影

上の2枚の芝生、これ完全に枯れていますね。左側の芝はまだ部分的に緑の目がチョロッと申し訳程度に出ています。が、右側の芝はそれこそ完全に枯れ果てています。ハッキリ言って「ゼロ」と言っていいくらい。ただ、この枯れた2枚の芝。2か月経ってどのようになったかと言うと・・・

 


9月8日撮影

何とかここまで復活することができました!右の芝はまだ厳しい状況ですが、だいぶ緑が侵食してきた感じがしますね。なお、写真を撮ったのが9月上旬なのでそろそろ芝は休眠期間に入ります。だから、これ以上の成長は期待できません。なお、この枯れたところに対しては特別な手入れはまったくしていません。水やり・肥料やり・芝刈り(適度に)・目土入れ等の普通の手入れしかやってしませんが、時間の経過とともに芝生が成長して復活していったのです。

 

 

「枯れ」「ハゲ」の復活

他にも春過ぎに枯れたりハゲたりしていたところもちゃんと復活することができました。

 


7月12日撮影


9月17日撮影

もはやどこがハゲていたのかすら分からないくらいまで復活しました。

 

また、植木鉢を芝生に直置きしたためにこんな形でハゲたこともあります。


6月27日撮影


9月17日撮影

この通り!

ちょっとキワの仕上がりが雑であまり美しくはないですね・・

 

芝がうすいところも・・・


5月11日撮影

 

 


6月14日撮影

この箇所はとくに目土入れをしたのが効果絶大でしたね。

 

 

また、枯れているというより明らかに芝生の調子が悪い・元気がないという状態から短期間で復活できたこともありました。

6月中旬撮影

7月下旬

ここは特に病気でもなく何かやらかしたわけでもないのに明らかに調子が悪く困っていた所。徹底したサッチングと有機肥料の散布で何とか復活させることができました。

 

 

病気で枯れた所が復活したケースです。

6月下旬撮影

7月下旬撮影

だいぶ分かりづらいんですが、病気で枯れた場合はまずは殺菌剤などを散布してそれ以上被害が広がらないようにするのが先決。その次は水やりと様子見をするのが一番イイと思います。芝が弱っている時はジョリジョリと芝刈りをするのは避けましょう。肥料も控えめにする方が良いのですが、もし復活を期待して肥料をまくのであれば薄め・少な目の肥料を散布するようにしてください。

 

 

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芝生を復活させるには

このように枯れたところやハゲたところもしっかりと復活できました。しかも、この間に私がやったことと言えば、基本的なことばかり。具体的には、「水やり」「肥料やり」「芝刈り」「目土入れ」しかやっていません。というか、それくらいしかやるべきことが思いつきませんでした。枯れた原因にもよりますが、水不足で枯れた場合は水やりや施肥で周りの芝生を元気にさせて復活させるのが最も早い方法です。病気で枯れた場合は殺菌剤で病原菌を抑え込んであとは水やりなどで様子見をしましょう。また、目土をまいて芝生のほふく茎が伸ばしやすいように復活への環境を整えてあげるのも大事です。

ということで、芝が枯れたとしても

・まず目土を入れて芝を保護する!

・次に水や肥料を適度に与える!

・そして、様子見をする!

そんな手入れで対処してみるのはいかがでしょう?枯れた原因が病気や害虫など物理的なものでなければ時間とともに復活することも多々あるのであきらめる必要はありません。

 

 

芝生トラブルには目土入れがおすすめ

芝生が枯れたり病気などのトラブルがおこった時の対策のポイントとして「目土入れ」があります。目土入れってすごく地味ですし、そもそも意味あるの?って感じです。ただ、私は「困った時の目土入れ」と呼んでいます。何かトラブルが起こったらとにかく目土入れをすることにしています。すべてのトラブルに万能!というわけではないですし、トラブルのたびにどっさり目土入れをしているとそのたびに芝生の高さ(グランドレベル)が上がってしまうので注意が必要なんですが、芝生が復活するための環境を整えてあげるという意味でも目土入れはとても重要な役割を果たしてくれるのです。なお、トラブルが起こったときに使う目土は肥料が含まれているものがおすすめです。私が愛用しているのは芝生専門店のバロネスの床土。しっかり肥料も含まれているので根張りが良くなるということで毎年購入しています。

 

透水性・保水性・通気性の3冠王!

 

参考記事:

芝生の生育が悪いところを元気にさせた方法。

 

 

 

土壌や生育環境は大事

なお、我が家の芝生がしっかり復活できたパターンでは共通した理由があります。

1つ目は「土壌が悪くないこと」です。「土壌が悪い」というのは、粘土質の土壌のように水はけがとても悪い庭とか、小石がゴロゴロ埋まっている庭とか。そういう芝生の生育に適していない土壌で芝を育てても、当然ながらうまく育たずに枯れる可能性が高いでしょう。そこでいくら肥料を与えたり目土を入れたとしても復活できる見込みは低いです。もし、あなたの芝生が枯れてしまってその原因が土壌にあるのならば、まずは土壌を改善するところから始めましょう。土壌を改善させるのはいちばん大変なパターンなので、これをやるか否かが今後の芝生生活の分かれ道になります。

 

2つ目は「環境がよいこと」です。芝も植物ですので光合成をする必要があります。日当たりが極端に悪いところでは育ちにくいです。目安としては夏場であれば1日に4~5時間の日照時間はほしいところ。実際はこれ以下の日照時間でも芝生は育ちますが、理想は5時間以上ですね(冬場は休眠期なので日当たりが悪くても問題はありません)。あなたの庭が極端に日当たりが悪くて年間を通して1~2時間程度しか日当たりがないようであれば芝生はあきらめる方がよいかもしれません。他にも、大きな木がある場合などはその木の下だけは芝生が成長する見込みは低いかもしれません。なお、日当たりが良くないけどそれでも芝を張りたい!という方は耐陰性がつよい高麗芝かフェスク類を選びましょう。

参考記事:

日陰が多い庭でも育てやすい芝生の品種は高麗芝とフェスク類です

日陰が多い庭でもきれいな芝生を育てる5つのコツ。

 

 

芝の生命力はすごい!

そのような芝生を育てるための環境が整っていれば十分に復活できるチャンスはあるので、あきらめずに頑張ってお手入れをしてください。

なぜならば、芝の生命力・成長力はすさまじいものがあるからです!

 

芝という植物は「ほふく茎」を横に横に伸ばすことによって成長していきます。この「ほふく茎」は「ランナー」とも言われ、その名の通り茎を横に走らせて生殖範囲を広げていく特性を持っているのです。我が家の枯れた面がだんだん緑色になってきたのも、その周りの芝がどんどん「ほふく茎」を伸ばすことによってハゲた所・枯れた所をカバーしているということが多いのです。

参考記事:

芝生のランナー(ほふく茎)に床土をかぶせて枯れた芝を復活させた話。

 

芝生が枯れてしまい、もうあきらめようと思った初心者のアナタ!芝の生育期間であればまだまだ復活するチャンスはあります。決してあきらめず基本に忠実な芝の管理を続けてください。

 

丈夫な芝生は良い土壌から!

 

 

復活しなかった芝生

以上が『枯れてしまっても復活できる芝生シリーズ』でした。では逆に、復活の見込みがない芝生について写真でご紹介していきましょう。

 


4月上旬でもこんなに茶色。4月上旬でコレだと復活は厳しい

 


もはや砂漠

 


芝の裏側に元気な根っこがほとんどない

 

 

荒れまくりの状態・・

 

 

枯れている部分の方が多い

 

 

正直、こんな感じだと復活できる見込みはかなり厳しいと思います。

夏になったら部分的に何とかなっている可能性はあるでしょう。しかし、この状態から元の芝生に戻る可能性と言うのは限りなく低く、戻ったとしてもかなりの時間がかかるでしょう。それまで微妙な感じの芝生のままで過ごすのならいっそのこと張り替えてしまった方が良いと思います。

参考記事:

芝生を張替える方法、こうすればとっても簡単です。

 

 

部分的に枯れたのであれば何とかなることは多いんですが、全体的に枯れたり根っこから枯れたりしているともはや芝生としてダメになっている可能性の方が高いので、そうなれば張り替えを検討しましょう。「このままの芝生を育てるか」「張り替えるか」その見極め・選球眼を持つことも非常に重要です。

 

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-私の記録

執筆者:


  1. 柴犬グリー より:

    我が家の芝は土床が良くないのかもともとあまり密集していませんでしたので昨年10月頃に出光のイデコンポEVを蒔いたら1週間くらいから芝が黒くなり枯れてきました、出光にメールで相談しましたらイデコンポは蒔き過ぎても肥料ではないので枯らすことはありません、黒くなるのは害虫か病気なので殺虫剤とトップジンM水和剤を1週間明けて蒔いてくださいと言われそのようにしましたが1か月後には黒かった芝も完全に枯れてしまい熊手で掃除すると落ち葉が落ちるように枯れた芝がどんどん抜けて土が出てきて上記写真の「もはや砂漠」状態です、土の表面には根っこが見えてしまっています。2021年3月24日現在もほとんど砂漠です、庭の端の方は枯れた芝も残っていたので30㎝幅くらいでだんだん新しい芝の芽が出てきています。この砂漠状態の部分を張り替えようと考えていますが芝が完全に死んでしまったかどうか確認する方法を教えていただけますか。よろしくお願いします。

    • タクo より:

      この度はブログを読んでいただき、またご質問までしていただきまして有難うございます。

      さて、芝が完全に死んでしまったかどうかを確認する方法ですが、一つはブログの終盤で紹介している砂漠状態のように
      「干からびている」+「スカスカ」+「葉がなく根が見えている」の3拍子揃っているとかなり厳しいと思います。

      コメントのように「枯れた芝がどんどん抜ける」「土の表面に根っこが見えている」のであれば私の中ではほぼ完全に
      枯れ果てたと判断しますし、迷わず張り替えます。

      3月に干からびているように見えてもそこそこ密度があったり芝の葉が残っているのであれば、復活の見込みは
      多少はありますし、春~夏ころになるとチラホラ緑の芽が出ることはあります。

      ただ、それだとキレイな緑の芝生はできあがりませんし、満足度はかなり低いでしょう。
      復活すると言ってもしっかり緑のじゅうたんにはならないと思います。
      であれば、少しは生き残っているかもしれませんが、そこは思い切って張り替えることを
      おすすめします。

      つまり、
      「完全に死んでしまったかどうかを確認する」よりも「芝の張り替えをするか否かを見極める」
      事の方が大事だということですね。

      実は、近々わたしも部分的に芝の張り替えをする予定ですので、どのような箇所を張り替えるのか
      参考にしていただければ嬉しいです。

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