去年は芝生の世話を全然できませんでした。
そしてその結果、いろんなところがズタボロになってしまいました。
芝の生命力はすさまじいので、このままでも2~3年すればある程度キレイになっている可能性もあります。
ただ、せっかくなので、
芝の張り替えをしたい!
これです。ズタボロになったところを張り替えてリセットしたい!と思ったのです。
芝生の張り替えってむずかしい?
ただ、芝生の張り替えって難しそう・・・って思っていませんか?!
これはハッキリと言っておきますが、
別に難しくありません!やる作業なんていたってシンプルですし、まったく難しくないのでご安心ください。
なお、今回張り替えるのはコチラの記事にある「悪い」状態の芝生です。もし、あなたの芝生が「悪い」状態だったら復活の見込みはかなりうすいので張り替えをおススメします。
参考記事:
4月の芝生の状態を『絶好調・ふつう・悪い』の3段階で評価してみた。
芝生の張り替えをする時期は3月がおすすめ
まず芝生の張り替えのおすすめの時期ですが、3月、遅くても4月がベストです。
なぜなら、3月下旬頃から芝生がホームセンターで売り出されるというのが最初の理由です。私が住む関西の某地方都市では3月20日頃から姫高麗芝が店頭に並びだしますので、3月下旬頃から芝の購入&張り替えは可能です。
参考記事:
また、芝が冬眠から目覚めて成長し出すのが3月頃からというのもあるので、そう考えても芝生の張り替えの時期はやっぱり3月もしくは4月がベストシーズンなのです。
3月に芝の張り替えをして万が一失敗してしまっても、G.W.ならまだホームセンターに芝は売られているので、やり直しもききますね。
芝の張り替えに用意したモノ
つぎに、芝生の張り替えにはどんな道具を揃えればよいのでしょうか?
芝
当たり前ですが、芝を買いました。これがないと張り替えはできませんね。
2㎡分の高麗芝
我が家では高麗芝を18㎡育てているんですが、今回は2㎡分だけ買うことにしました。
ちなみに、1㎡あたり2200円でした。
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コチラの芝を購入。品質は最高でした。
参考記事:
ターフカッター
次に、ターフカッターです。これは芝生の手入れのあらゆるときに大活躍します。
愛用のターフカッター
ターフカッターは芝生の張り替えだけでなく、芝生のエッジの処理や根切りや芝生の移植など、とにかくあらゆるシーンで使うので、買ってよかったと心底思える一品です。
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芝生管理を末永く楽しみたい人は、買っておいてゼッタイ損しません。
参考記事:
芝生の床土
土はなんでもOK!というわけではありません。必ず芝生専用のモノを使いましょう。
バロネスから発売されている床土
この床土は通販ランキングでもめちゃくちゃ売れていて人気のトップ商品です。床土にも目土にもなるので使い勝手がサイコーです。
あとは、ハサミ・ゴミ袋・バケツ・スコップ・ジョウロくらいです。
DIYで芝生を張り替える方法
芝の張り替えの方法と手順をザックリ言うと、
❶芝生をはがす
❷はがした所の土を耕す
❸床土を入れる
❹買った芝を張る
❺目土を入れる
❻水をたっぷりあげる
ザックリですが、こういう感じです。
では、芝生の張り替えの手順について写真と一緒にみていきましょう!
今回は、このはげた部分を張り替える時の様子をご紹介します。
❶芝生をはがす
まず張り替える箇所をターフカッターを使って掘り起こす作業から始めます。
はがしたい所にターフカッターでザクザクと切り込みを入れていきます。
ターフカッターで切り込みを入れたら、あとは思い切ってベリベリベリッ!と地面をはがします。
ターフカッターを使えば割と簡単に気持ちよくベリベリと芝をはがすことができて面白いです。この作業がうまくできれば、もう8割がた芝の張り替えは終わったと言っても過言ではありません。
❷はがした所の土を耕す
芝生をはがした所に穴ができるので、そこをスコップで柔らかく耕しましょう。次に足で踏んで平らにしてください。
芝を剥がしたあとの地面をスコップで少し掘って見ると、かなり固くなっていることに驚くと思います。あと、意外と大きな石ころが地中にあったりするので、この際しっかり取り除いておきましょう。
❸床土を入れる
芝が張りつきやすいように、芝生専用の床土を入れます。肥料入りの床土だとベターです!
このとき、床土を少ししか入れないと新しい芝を張ったあとで凹んでしまうので、ある程度たっぷり入れるようにしましょう。もしくは、掘り起こした土を再利用するのもアリですね。
参考記事:
❹買った芝を張る
ここで、ようやく芝の登場です!
できるだけ、周りの芝生と比べて凸凹しないように細心の注意を払いましょう!敷いた床土が少ないと最後の最後で凹むので要注意です。
❺目土を入れる
仕上げに、目土入れをします。
このとき、「ふるい」があれば作業はとってもきれいにできます。また、芝の周りに入れる目土ですが、芝生専用の目土を入れても良いですし、掘り起こした時に出た土を再利用すると土のゴミが減るとともに目土の節約にもなるので一石二鳥です!
❻水をたっぷりあげる
最後は水をた~っぷりあげましょう。
水をあげたあとは、足で踏んで芝と地面を接着させましょう。このとき、踏みつけが弱くて芝が浮き上がった状態で放っておくと芝が根付かず枯れてしまいます。少しくらいの踏みつけではすぐに浮き上がってくるので、水をた~っぷりあげて踏みまくって芝がグジュグジュになるまで作業を続けましょう!
以上で完了!!慣れたら1枚の芝を張り付けるのに15分もあれば十分です。
一連の作業にちょっとしたコツはありますが、実際にやれば簡単なんです。
うまくいった芝の張り替え
では、3月末に張り替えた所がその後どうなったのかをご紹介します。
張り替えて1か月半後、5月上旬。
この段階ではイマイチですね。
張り替えてしばらくは芝と芝は全然くっつきません。それどころか、いかにも「張り替えましたぁ~!」みたいな跡だらけで、こんな感じで大丈夫なのか?とうっすら心配になるくらい。
しかし、このあと・・・
張り替えて2か月半後の6月上旬。
だいぶ芝生っぽくなってきました!
いかがでしょう?
まだまだ未完成ですが、たった2か月半でここまで成長するのです。
皆さんも芝が枯れていて復活の見込みがなければがんばって張り替えてみましょう!
失敗しないためのコツ
以上の作業を、失敗せず・なおかつ簡単にするためのコツをご紹介します。
まずは『芝を剥がすときにターフカッターを使うこと』ですね。
ターフカッターを使うときれいに芝が切り取れますし、その後の作業もダンゼンやりやすくなります。
芝って結構カタイので、スコップなどでは芝を剥がすのにめちゃくちゃ大変ですし、きれいに剥がすことが難しいでしょう。
逆に、ターフカッターを使えばきれいにサクサク芝生が切れるので、芝生の張り替えの作業はとっても楽に簡単にできるでしょう。
また、
『芝を張り付けた後、しっかり踏みつけること』も大事なポイントだと思います。
もし、しっかり踏みつけないと根付かずに枯れてしまいますし、張り付けた当日に踏みつけたとしても数日たつと段々と浮き上がってきたりします。だから、張り付けた後の1週間くらいは頻繁にたっぷり水やりをしてそのたびにしっかりと足で踏みつけて芝と土壌を接着させる。これを定期的に繰り返すとちゃんと根付いてくれます。
この2つが失敗しないためのコツです。
あとは実際にやってみることが大事です。
芝を張り付けた後に凸凹させず平らになるにはどうすればよいか、芝が浮き上がらないためにはどうすればよいか、実際にやってみましょう!
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少しでも安上がりに仕上げるために・・
最後に、今日ご紹介した芝の張り替え作業をお安くする方法をご紹介します。それは、
掘り起こした土を再利用すること!
土を再利用しないと大量の床土を買わなければならず、おサイフ的にかなりイタイことになります。
だから、使える土は再利用する!
この節約術は本当におススメなので、ぜひやってみてください!
土を再利用する方法とは?
では『土を再利用する』手順ですが、
ターフカッターなどでベリベリと剥がし取った部分って「土」と「芝の根っこ」が混ざっています。
この「芝と土のかたまり」を手でほぐして、根と土にわけてください。
このとき、根はゴミ袋に入れて土はバケツに入れておくとよいでしょう。
大量の芝の根っこと、
土にわける。
つまり、このバケツに入れた土を再利用する、というのが最強の節約術なのです!
ウチの自治体では根っこは燃えるゴミで出せますが、土はゴミ出しすることができず、業者に引き取ってもらう必要があります。それってすごくめんどくさいですし、その分の費用もかかってしまいます。しかも、土ってめちゃくちゃ重たいので、運ぶだけでもとっても大変!
そんな後処理に困る土ですが、芝を張り付ける際に床土に混ぜて再利用してしまえばゴミ出しもしなくて済みますし、床土を大量に買う必要もないので本当に節約になるので、土の再利用は超絶おススメです!
なので、芝の張り替え作業をする時はポリバケツを常にそばに置いて、土と根っこのかたまりを掘り起こしたら「土」と「根っこ」にわける。そして、土はバケツに入れて根っこをゴミ袋に入れていく。
これをひたすら繰り返しながら芝の張り替え作業を進めていきましょう!
結局、2㎡分の高麗芝を張り替えた時に使用した床土はちょうど2袋でした。
土を再利用しなかったら2倍の床土を買う必要はあったでしょう。そう考えると、お金の節約にもなったのでとてもよかったです。
参考記事: