本日は芝生の植え付けに失敗したときの話をしたいと思います。
❶どのように植え付けしたのか?
❷なぜ失敗したのか?
❸どうするべきだったのか?
以上3点についてズバッと解説します。皆さんが芝生を植え付けたのに失敗しないよう、今回の事例を大いに参考にしてもらえれば幸いです。
芝生の植え付け
2024年4月。
前の年から枯れていた壁際の芝生を張り替えることにしました。
張り替えの手順は以下の通りです。
①枯れているところをターフカッターを使って切れ込みを入れてからベリベリっと剥がす。
②土壌改良のため、有機肥料を混ぜたり芝生の床土を入れて耕す。小石があれば小石も取り除く。
③ネットで購入した張り芝を張り付けていく。
④たっぷり目砂入れをしてしっかり水をあげて踏み固めて完成!
この後、ほぼ毎日水やりをして4月末にはしっかり根付きました。ここまでは問題はなかったのですが・・・
5月中旬に枯れてしまう!
2024年5月中旬にはこんなことになってしまいました。
また枯れてしまった・・・
明らかに右の壁際が枯れています
5月中旬ということで全体的に育っていない箇所もありますが、壁際に植え付けた芝生で切り芝1~2枚分はしっかりと枯れてしまっています。芝生の植え付けから1か月は順調だったのに、なぜ急に枯れてしまったのでしょうか?
失敗した原因は?
なぜ枯れてしまったのか?
原因は「水やり不足」です。
植え付けた直後は3週間は毎日のように水やりをして、そのおかげで3週間後にはバッチリ根付きました。ここまでは良かったんですが、根付いた後にパタッと水やりをしなくなったせいで枯れてしまいました。
これまで壁際が枯れた時もたいていは水不足が原因だったのに、またしても失敗を繰り返してしまい大いに反省しています・・・
水不足について解説
芝生の水やりですが、4月や5月って基本的にはそんなに水やりをする必要はありません。なぜなら、この時期はそこまで芝生が水を必要としていないということと、そこまで暑くないからです。ただ、植え付けたばかりの芝生はまだ根っこが伸びておらず水を吸収する力も生命力も弱いので根付いたとしても油断はできません。また、日当たりの良い壁際は日光のせいで温度が上昇しやすく芝生にとっても過酷な環境です。さらに、近頃は4月や5月といっても夏のように暑い日もあるのでもう少しこまめに水やりをするべきでした。
「水やり3年」とはよく言ったもので、なかなか芝生の水やりをマスターするというのは難しいもんですね。
水不足以外の原因
今回は水不足というのが絶対的な原因でしたが、実はそれ以外にも理由はあります。
1つ目は「壁際」ということです。
壁際って太陽のせいで温度が上がりやすいという特徴があります。とくにこの枯れた場所は日当たりがかなり良いのでなおさらです。つまり「日当たりの良い壁際」というのは熱くなりやすく芝生にとってはどちらかというと過酷な状況なんです。
2つ目は「植え付けたばかり」ということ。
やっぱ植え付けたばかりの芝生はまだ生命力が弱いんです。根付いたからといって油断していると枯れてしまうということが今回よく分かりました。
3つ目は「暑い春」です。
基本的に、4月や5月はそこまで芝生の水やりは必要ありません。適度に雨も降りますし、春先の芝生の状態としてはそこまで水を欲しているわけではないんです。しかし、近年は春と言っても夏並みに暑い日もありますし油断できません。異常に暑い日が続けば水やりをすることも考えましょう。
このように、「植え付けたばかり」「日当たり良好な壁際」「暑い春」という条件がいろいろ重なってしまうと枯れてしまうリスクは高まります。せっかく植え付けた芝生、枯らさないための対策が必要ですね!
どうするべきだった!?
「後悔先に立たず」状態ですが、水やりをしっかりすればここまで激しく枯れることはなかったでしょう。
やっぱ水やりって大事!!
芝生が枯れてしまう原因で非常に多いのが「水やりを失敗すること」と「病気にやられること」なんですよね。今回は水やりを失敗したために枯れてしまいました。
では、どのような水やりをすれば植え付けた芝生が枯れることはなかったのでしょうか?
枯れないの水やりの方法
芝生を植え付けた後の水やりの方法。
今回の反省を踏まえると、以下の通りに水やりをすれば枯れることはなかったはずです。
❶植え付けてから3週間は毎日水やりをする
❷根付いた後は3日に1回は水やりをする
❸梅雨に入ったら放置
❹真夏はほぼ毎日水やりをする
今回は❷ができていなかったために芝生を植え付けた後に枯れてしまったわけですね。
どうでしょう?わりとリアルな失敗談だと思いますが参考になりましたでしょうか?芝生を植え付けたのに失敗してガックリすることがないよう、しっかりと水やりをしていただければと思います!