芝生が枯れたままで復活しない・・・。
そんな芝生も、復活する時もあれば、復活しない時もあります。
で、復活しない時っていうのは、下の記事にもあるような「悪い」状態の芝生です。コチラの記事を見ていただき、「悪い」状態であれば張り替えを検討した方がいいでしょう。
参考記事:
4月の芝生の状態を『絶好調・ふつう・悪い』の3段階で評価してみた。
でも、「悪い」状態でなければ復活することってめっちゃくちゃあるので心配無用です!
私の周りにも、芝生を始めたはいいものの枯れてしまったためにわずか一年で芝生をあきらめて全部はがしてしまった人もいます。
「ちょっと芝生でもやってみようかな」
くらいの気持ちで始めて、枯れてしまったら
「やっぱり芝生って難しい!自分にはムリ!」
と思って止めるパターン、けっこう多いのではないでしょうか?
ただ、一見すると枯れたように見える芝生でも芝が根付いていれば復活することは十分あり得えます!
そして、復活するまでにしたことって、特別なコトではありません。
水やり、肥料、芝刈り、目土入れなど普通の手入れのみでも復活することは十分あり得るのです!
参考記事:
冬に茶色く枯れていても、大丈夫!
冬になれば芝は見事に枯れますが、これはホントに大丈夫!
春になればしっかり緑になるので、まじで心配ご無用!
まぁ、かく言うワタシも冬になるといつも心配になってしまいます。
「今年もちゃんと春には緑になるかな・・」と。
でも、大丈夫なんです!まじで。
これは2月10日の我が家の芝生。
ご覧の通り、しっかり茶色く枯れています。
これが、3月になると・・・
3月2日の芝生です。
何となく、緑になってきていると思いませんか?
え、分かりづらい?
では、これではどうでしょうか。
これは3月23日の芝生です。
あきらかに緑になってきています。
ということで、
冬にまっ茶色に枯れても、3月に入ると徐々に緑になるので本当に大丈夫。
まったく心配いりません。
むしろ、芝生の変化や季節感を楽しみましょう!
※4月になっても茶色いままだと、残念ながら枯れ果ててしまったかもしれません・・
そんなときは新しい芝を買ってきて張り替えることをおすすめします。
参考記事:
芝生は一度枯れても復活することはあります!
つぎにこちらの写真をご覧ください。
6月27日撮影
上の2枚の芝生、これ完全に枯れていますね。
左側の芝はまだ部分的に緑の目がチョロッと申し訳程度に出ています。
が、右側の芝はそれこそ完全に枯れ果てています。
ハッキリ言って「ゼロ」と言っていいくらい。
<ちなみに・・・>
このようになってしまった原因は恐らく水不足だと思います。
この枯れた部分の上にはひさしがあり、雨がまったく降り注がない場所でした。あろうことか、それに気づかず水やりを雨任せにしていた結果、極度の水不足になりましてこのような恥ずかしい芝生になってしまいました・・あとは芝生を張った後に踏み圧が弱かったために根付かなかったのも原因かと思います。(特に右上の箇所)
ただ、この枯れた2枚の芝。2か月経ってどのようになったかと言うと・・・
9月8日撮影
何とかここまで復活することができました!
右の芝はまだ厳しい状況ですが、だいぶ緑が侵食してきた感じがしますね。
なお、写真を撮ったのが9月上旬なのでそろそろ芝は休眠期間に入ります。
だから、これ以上の成長は期待できません。
なお、この枯れたところに対して特別な手入れはまったくしていません。
水やり・肥料やり・芝刈り・目土入れしかやっていないのです。
他の「枯れ」「ハゲ」についても復活できました
他にも今年の春過ぎに枯れたりハゲたりしていたところもちゃんと復活することができました。
7月12日撮影
9月17日撮影
もはやどこがハゲていたのかすら分からないくらいまで復活しました。
また、植木鉢を芝生に直置きしたためにこんな形でハゲたこともあります。
6月27日撮影
9月17日撮影
この通り!
ちょっとキワの仕上がりが雑であまり美しくはないですね・・
芝がうすいところも・・・
5月11日撮影
6月14日撮影
この箇所はとくに目土入れをしたのが効果絶大でしたね。
この間にやったことと言えば「水やり」「肥料やり」「芝刈り」「目土入れ」
このように枯れたところやハゲたところもしっかりと復活できました。
しかも、この間に私がやったことと言えば、基本的なことばかり。
つまり「水やり」「肥料やり」「芝刈り」「目土入れ」しかやっていません。
(と言うか、これくらいしかやるべきことが思いつきませんでした)
『7月12日に撮影した箇所』は4月から7月まで部分的にずっとハゲていたので、何かの病気かなと思ったくらいです。
その箇所は、土や芝の根っこで固くなっており7月になってもいっこうに芽が出る気配がないので、正直なところこれはもうダメかなと思ったくらいです。
ただ、特別な対策もわからなかったので・・・
とりあえず基本に忠実にお手入れをするしかありませんでした。
それでも、今となってはしっかりと緑で覆いつくされています。
ということで、芝が枯れたとしても
まずは目土を入れて芝を保護する!
あとは、水や肥料をしっかり与えていく!
そんな手入れで対処してみるのはいかがでしょう?
枯れた原因が病気や害虫など物理的なものでなければ時間とともに復活することも多々あるのであきらめる必要はありません。
芝生にトラブルには目土入れがおすすめ
芝生が枯れたり病気などのトラブルがおこった時、目土入れをしてみて下さい。
目土入れってすごく地味ですし、そもそも意味あるの?って感じです。
ただ、私は「困った時の目土入れ」と呼んでいます。何かトラブルが起こったらとにかく目土入れをすることにしています。
なお、トラブルがおこった時に使う目土は肥料が含まれているものがおすすめです。
私が愛用しているのは芝生専門店のバロネスの床土。
しっかり肥料も含まれているので根張りが良くなるということで毎年購入しています。
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透水性・保水性・通気性が良く、まさに3冠王
参考記事:
即効性が期待できるのは液体タイプの肥料です
また、芝にトラブルがおこってすぐに何とかしたい!という人は液体肥料を使いましょう。
私が愛用しているのは「ハイポネックス芝生の液肥」です。
我が家の芝生がまだらに枯れた時に「ハイポネックス芝生の液肥」をつかった時の様子を紹介している記事もあるので、ご参考までに・・・
参考記事:
芝生が傷んだ時に使う肥料、おすすめはハイポネックス芝生の液肥
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速効性については実感済み
ただし、土壌や環境が整っていることが大前提です
ただ、我が家の芝生がしっかり復活できたのにはいくつか理由があります。
一つ目は「土壌が悪くないこと」です。
「土壌が悪い」というのは、
粘土質の土壌のように水はけがとても悪い庭とか。
小石がゴロゴロ埋まっている庭とか。
そういう芝生の生育に適していない土壌で芝を育てても、当然ながらうまく育たずに枯れる可能性が高いでしょう。
そこでいくら肥料を与えたり目土を入れたとしても復活できる見込みは低いです。
二つ目は「環境が良いこと」です。
芝も植物ですので光合成をする必要があります。
日当たりが極端に悪いところでは育ちにくいです。
目安としては夏場であれば1日に4~5時間の日照時間はほしいところ。
(冬場は休眠期なので日当たりが悪くても問題はないでしょう)
他にも風通しが良いところの方が病気や害虫による被害が少ないので、芝生が生育するためにはそういう環境面も非常に重要です。
なお、
どうしても庭の日当たりがよくない!それでも芝を張りたい!
という方は耐陰性がつよい高麗芝かフェスク類を選びましょう。
参考記事:
日陰が多い庭でも育てやすい芝生の品種は高麗芝とフェスク類です
芝の生命力・成長力はすさまじい!
そのような芝生を育てるための環境が整っていれば十分に復活できるチャンスはあるのであきらめずに頑張ってお手入れをしてください。
なぜならば、芝の生命力・成長力はすさまじいものがあるからです!
芝という植物は「ほふく茎」を横に横に伸ばすことによって成長していきます。
この「ほふく茎」は「ランナー」とも言われ、その名の通り茎を横に走らせて生殖範囲を広げていく特性を持っているのです。
参考記事:
芝生のランナー(ほふく茎)に床土をかぶせて枯れた芝を復活させた話。
結局、我が家の枯れた面がだんだん緑色になってきたのも、その周りの芝がどんどん「ほふく茎」を伸ばすことによって新しい芝の芽を出しているのでしょう。ですので
「芝生が枯れた・・もう止めよ!」と思った初心者の方、芝の生育期であればまだまだ復活するチャンスはあります。決してあきらめず基本に忠実な芝の管理を続けて下さい。
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丈夫な芝生は良い土壌から!
逆に、復活しなかった芝生はこんな感じ
以上が『枯れてしまっても復活できる芝生シリーズ』でした。では逆に、
復活の見込みがない芝生について、写真でご紹介しておきましょう。
4月上旬でもこんなに茶色
4月上旬でコレだと復活は厳しい
もはや砂漠
芝の裏側に元気な根っこがほとんどない
正直、こんな感じだと復活できる見込みはかなり厳しいと思います。
夏になったら何とかなっている可能性はあるでしょう。しかし、それまで微妙な感じの芝生のままで過ごすのならいっそのこと張り替えてしまった方が良いと思います。
参考記事:
我が家の芝は土床が良くないのかもともとあまり密集していませんでしたので昨年10月頃に出光のイデコンポEVを蒔いたら1週間くらいから芝が黒くなり枯れてきました、出光にメールで相談しましたらイデコンポは蒔き過ぎても肥料ではないので枯らすことはありません、黒くなるのは害虫か病気なので殺虫剤とトップジンM水和剤を1週間明けて蒔いてくださいと言われそのようにしましたが1か月後には黒かった芝も完全に枯れてしまい熊手で掃除すると落ち葉が落ちるように枯れた芝がどんどん抜けて土が出てきて上記写真の「もはや砂漠」状態です、土の表面には根っこが見えてしまっています。2021年3月24日現在もほとんど砂漠です、庭の端の方は枯れた芝も残っていたので30㎝幅くらいでだんだん新しい芝の芽が出てきています。この砂漠状態の部分を張り替えようと考えていますが芝が完全に死んでしまったかどうか確認する方法を教えていただけますか。よろしくお願いします。
この度はブログを読んでいただき、またご質問までしていただきまして有難うございます。
さて、芝が完全に死んでしまったかどうかを確認する方法ですが、一つはブログの終盤で紹介している砂漠状態のように
「干からびている」+「スカスカ」+「葉がなく根が見えている」の3拍子揃っているとかなり厳しいと思います。
コメントのように「枯れた芝がどんどん抜ける」「土の表面に根っこが見えている」のであれば私の中ではほぼ完全に
枯れ果てたと判断しますし、迷わず張り替えます。
3月に干からびているように見えてもそこそこ密度があったり芝の葉が残っているのであれば、復活の見込みは
多少はありますし、春~夏ころになるとチラホラ緑の芽が出ることはあります。
ただ、それだとキレイな緑の芝生はできあがりませんし、満足度はかなり低いでしょう。
復活すると言ってもしっかり緑のじゅうたんにはならないと思います。
であれば、少しは生き残っているかもしれませんが、そこは思い切って張り替えることを
おすすめします。
つまり、
「完全に死んでしまったかどうかを確認する」よりも「芝の張り替えをするか否かを見極める」
事の方が大事だということですね。
実は、近々わたしも部分的に芝の張り替えをする予定ですので、どのような箇所を張り替えるのか
参考にしていただければ嬉しいです。