芝生に挑戦!

芝生を張って1年目のお手入れはたったこれだけ!

投稿日:2024年10月5日 更新日:

芝生を張った人ばかりの人はついつい張り切っていろんな手入れをしよう!と思うことでしょう。

 

「たくさん芝刈りをして肥料を撒いて雑草対策として除草剤もまいて・・・」という気持ちはわかりますが、芝生を張って1年目はあまり手入れを張り切る必要はありません。むしろ、芝張りした初年度にやるべき手入れはほとんどありません!アレもコレもやってしまうと逆に芝生を傷めつけてしまうので注意する必要があります。

1年目の芝生

芝張りをして1年目でこれくらいになれば十分だと思いますが、この時に私がやった手入れといえば水やりと芝刈りだけ。それ以外の手入れは一切やっていません。そう、芝生を張って1年目にやるのは水やりと芝刈りだけで十分なのです。

 

 

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水やりがいちばん大事

芝生を張ったばかりの状態でいちばん大事なのは水やりです。これは間違いありません。

水やりをしっかりやらないと根付きませんし、根付かない芝生はやがては枯れていきます。なので、1年目は特に水をたくさん上げる必要があります。なお、芝生を張って2年目、3年目・・となってくると芝生の根も深く張り巡らされたり芝生自体が強くなってくるので1年目ほどたくさんの水を必要とはしません。水やりがいちばん大変なのは1年目だと思ってとにかく頑張りましょう

 

参考記事:

芝生の水やり、根付くまでは「毎日たっぷり」がコツ!

 

ということで、芝生1年生がやるべき手入れ、一つ目は水やりでした。

 

 

芝刈りはほどほどにやる

1年目といえど芝の葉は伸びてくるので芝刈りもしなければなりません。ただし、芝刈りをするのはしっかりと芝が伸びてからでOK。しかも、あまり短く刈り過ぎずやや長めの葉丈にしましょう。おすすめの刈り高は25mm~30mm。それだとたくさん刈れないかもしれませんが、最初の年はムリヤリ刈る必要はありません。しっかり伸びたら刈る、それくらいで十分です。

 

芝刈りと言えば芝生の手入れの醍醐味の一つですし、ジョリジョリ刈りたい気持ちはわかります。ただ、張ったばかりの芝生はまだよちよち歩きの一年生。短くかるよりもある程度の長さをキープしてしっかり光合成させる方が芝生の成長のためです。張り切り過ぎてジョリジョリ刈るのは2年目以降にしましょう。

 

芝生1年生がやるべき手入れの2つ目は芝刈りでした。以上で芝生を張って1年目にやるべき手入れは終了です。物足りないと思いますが、それ以外の手入れがなぜ必要ないのかを見ていきたいと思います。

 

 

肥料は基本不要

張ったばかりの芝生はそこまで肥料を必要としていません。肥料をしっかりあげてたくさん成長させたい!密度の濃い芝生を作りたい!という気持ちはわかりますが、1年目は肥料はあげなくてもOKです。肥料をあげたからと言って特に害になるわけでもないんですが、必要としていない芝生に肥料をあげても仕方ありません。もし肥料を撒くのであれば含まれている窒素の量に十分に気をつけながらできるだけ少なめにあげてください。

 

なお、芝張りをしたのに思ったように芝生が育たないとしてもそれは肥料不足が原因ではないでしょう。水やりが足りない・土壌が悪い・品質の悪い芝を買ってしまった、その辺に原因があると思うので、成長不良を肥料でカバーするという考えは少なくても1年目はやめておきましょうね。また、そもそも日当たりが悪い庭だと成長しづらいんですが、よくネットで言われている「一日5時間以上の日当たりはゼッタイ必要!」というのは間違いだと思います。我が家は3時間~4時間程度しか日当たりがありませんが、それでも何とか育ってくれています。

ここの日当たりは3時間~4時間ほど

 

芝張りをして一年目。思うように芝生が成長しないのであれば肥料でも日当たりでもないそれ以外の原因があると考えて手入れをしていきましょう。

 

 

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除草剤も不要です

張ったばかりの芝生には除草剤をまく必要ありません。そもそも芝生農家の人が切り芝を出荷する前に除草剤を使っていることもありますので、芝張りをして早々に雑草だらけになることはほとんどありません。市松張りなどのように切り芝と切り芝の間に大きなすき間がある場合はそこから雑草が芽を出すことはありますし、芝張りをする前に雑草の処理をしていないとどうしても雑草は生えてしまいます。ただ、そうでない場合はあまり雑草は生えないでしょうし、生えたとしても手作業で対応できる範囲内でしょう。張ったばかりの芝生はまだまだ個体として強くないので、化学系の薬品(除草剤など)は極力まかないようにしましょう。

 

 

エアレーションは不要

芝生の手入れに「エアレーション」というのがあります。これは専用の道具を使って芝生に小さな穴をあけて土壌を少しずつくり抜き、通気性を良くしたり土を入れ替えたりするお手入れです。何だかクロウトっぽい手入れの一つですが、これも芝生を張った1年目では不要な手入れです。また、同じような手入れで「根切り」というのもあり、これはターフカッターなどで芝生の根っこをザクザク切っていくという手入れですが、これも最初の年は不要です。エアレーションも根切りも少なくても2年目以降にやっていきましょう。

 

そもそもエアレーションや根切りというのは芝生が何年もかけて成長した結果、根っこが張り巡らされ過ぎてギュウギュウになってからやる手入れです。もしくは踏み固められた芝生をほぐす(柔らかくする)ために行う手入れなので、芝生1年目ではそこまで芝の根も成長していませんし土壌もカチカチにはなっていないハズ。そんな時にエアレーションや根切りで根っこをザクザク切るとメリットよりデメリットの方が大きくなってしまいます。つまり、芝生自体が傷んでしまうのでやるべきではない手入れの一つなのです。

 

エアレーションや根切りってカッコイイ手入れではありますが、初年度はやる必要がないどころかデメリットになるのでやるべきではない手入れの一つです。

 

ターフカッターで根切り。これは早くても芝張りをして2年目以降にしましょう。

 

 

サッチングも不要

芝の刈りカスを取り除くサッチングも不要です。初年度はそこまで芝刈りをたくさんすることもないでしょうし、そもそも刈りカスはそこまで溜まりません。サッチングは主にレーキを使ってやりますが、芝張りをして1年目でまだ十分に根付いていない芝生だとレーキでガリガリやると最悪の場合は芝生がベロッと剥がれてしまいます。そうならないようサッチングも芝張り初年度にはやるべきではありませんしやる必要もありません。

 

サッチングも2年目以降で十分です

 

 

このように、芝張りをしたそのシーズンは水やりと芝刈りを頑張れば大丈夫で、それ以外のお手入れはデメリットになる可能性が高いので控えておきましょう。だいたい初年度はそこそこきれいな芝生になり、2年目はそれをうまく引き継ぐことができればとてもきれいな芝生になります。で、3年目になってくるといろんな不調やアクシデントが起こってくるのでその時に上手に対応できるか否かが芝生管理の成否をわけることとなります。なので、芝生を張って1年目は水やりと芝刈りだけでうまくいくと信じてそこに全力を注ぎましょう。

 

参考記事:

DIYで10㎡の芝生を張る時の初期費用と維持費について。

 

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