芝生が枯れたままになった。
そんなとき、あなたがまずやるべきことは
「復活する見込みがあるかないかを見極めること」
です。
では、具体的にどうすれば良いのでしょう?
その方法は、枯れた芝を少し剥がして(めくって)根っこが生えている側を見て下さい。
つまり、芝が生えている面が表面だとすると、その逆の裏面を見て下さい。
そして、その裏面にある根っこがカラカラに枯れてしまっていればその芝は復活する見込みはないでしょう。
完全に枯れ果ててしまっていると思います。
復活する見込みがない芝はこうなっています
まずは下の写真をご覧ください。
ここは、真夏になっても枯れたままの状態が続き、結局9月になってもまったく芝が生えてこなかったところです。
ご覧のように完全に枯れているように見えますが、しかし、ひょっとすると復活する可能性もあるかもしれません。
わずかな望みに期待して、カラカラに枯れた部分をめくって「裏面」を見てみると・・
アウトー!
完こんな状態になっていれば完全に枯れ果てているので復活できる見込みはありません。
残念ですが、こんなふうになった時はこの部分を剥がして新しい芝を張りましょう。
また、メンテナンスを怠ったせいで枯れ果てた芝生ってだいたいこんな感じではないでしょうか?
まず、地面はむき出しになってしまい地表が見えている。ほふく茎はさまよっているかのように飛び出している。茶色の芝が枯れたまま残っていて4月になってもいつまでも茶色のまま・・
こんな状態の時も張り替えましょう。
2,3年たてば生き残っている芝が徐々に広がっていく可能性はありますが、それでは芝生の意味を成しません。
さっさとあきらめて張り替えましょう。
芝生を張り替える方法
❶まずはスコップで枯れた芝を剥がして掘り起こしましょう。
このとき使うスコップは先がとがっているタイプが良いです。もちろんプラスチック製ではなく金属製を選びましょう。
❷つぎに床土を入れます。
ポイントとしては、先に雑草や小石や枯れた根っこを取り除くこと。そして芝生専用の床土を選ぶことです。品質の良い土には肥料も含まれています。多少お値段がしたとしても肥料入りのモノを選ぶと良いでしょう。
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コチラは私が愛用している床土。決して安くはないものの、芝張りにとても適した最良の土!
❸芝を張り付けます。
大切なのはあなたのお住いの地域に見合った品種を選ぶこと。東北以南であれば高麗芝やTM9といった品種を選ぶのが最もポピュラーです。北海道であれば寒地型芝生を選びましょう。
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コチラは私が買った高麗芝。3月に買いましたが、きれいな緑の芝で大満足でした。
❹目砂を入れます。
目砂を入れるのは地温を保って芝の芽を保護したり成長を促したりするため。地味な作業ですが、とても大事なお手入れの一つです。
なお、上でご紹介したバロネスの床土であれば目土としても使えます。わざわざ目土を別途買う必要もないのでお買い得です。
❺仕上げにたっぷり水をまきましょう!
芝生が枯れた原因はひょっとしたら芝が根付いていなかったのが原因かもしれません。根付かなかった原因で多いのが「水が足りなかったこと」と「芝を張ったあと、その芝が浮き上がってしまっていたこと」です。根付くまでは3,4週間かかります。それまではできるだけ毎日水やりをするようにしましょう。
また、芝が浮き上がって枯れるのを防ぐにはしっかりと踏みつけることが大事。
つまり芝に圧を加えて地面と密着させるというコトですね。
実際に芝の張り替えをした時の様子はコチラの記事で詳しく紹介しています。
参考記事:
部分的に枯れただけなら芝生は復活できます!
以上ご紹介してきたのは「たくさん枯れてしまった時」の対処方法ですが、部分的に枯れたままになった時は心配しなくても大丈夫です。
基本、放置しておけば周りの元気な芝が枯れたところ・ハゲたところを覆いつくしてくれるので心配無用です。
たとえば、こちらの写真。
春に芝を張り付けた直後から一枚だけ枯れてしまったんですが、ふつうの手入れをしているだけで夏の生育期にはしっかりとカバーされています。
また、こちらの写真。
芝生の上に植木鉢を置いたところ、見事にその形のまま枯れてしまいました。ただ、ここも高麗芝が成長しまくる7月末にはほぼ覆いつくされています。
いずれも部分的な枯れだったこと、まわりの芝が元気だったことによってしっかり復活することができました。
このように芝が枯れても復活できるか、できないかを見極めることがまず大事!
そのうえでしっかりと次の対処方法を考えると良いでしょう。
なお、枯れても復活した芝生に関する詳しい記事はコチラです。
参考記事:
がんばってきれいな芝生ができあがれば子どもと遊んだりバーベキューをしたりなど、楽しみの幅も広がります。
芝生愛好家の皆さんは芝生の手入れをがんばって思いっきり芝生のある週末を楽しみましょう!
参考記事:
庭でバーベキュー、LOGOSのコンロとダッチオーブンでいざ挑戦!