芝生の基本

秋の芝生の手入れ、私はこんな感じでやっています。

投稿日:2019年10月30日 更新日:

10月に入りだんだん涼しくなってくると芝生の手入れをすることも少なくなってきます。

 

 

秋は芝生の水やりをする必要はほとんどありません。

芝刈りも10月に1回すれば年内の芝刈りは終了してもいいくらいです。

肥料だって10月~11月に1回まけば来年の春までやらなくてもOKです。

 

 

 

はっきり言ってめっちゃ楽!

手入れで忙しかった夏がウソのよう・・・!

 

 

 

 

とは言え、夏が終わったらな~んにも手入れしないでイイというわけではないのです。

 

 

ということで、関西某所で『高麗芝』を育てている我が家の芝生の秋の手入れをご紹介したいと思います。ぜひ参考にして下さいね!

 

 

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芝生の水やり、秋はほぼやっていません

水やりの頻度は限りなくゼロです。

 

なぜなら、秋って意外と雨が多いから・・・

 

 

台風や秋雨前線のせいで、秋の降水量ってじつは結構多いのです。そんな季節に水やりをする必要はほとんどありません。

よっぽど雨が少なくて乾燥が続くようであれば、1週間に1回くらいしっかりあげれば十分。

そもそも秋は芝も成長しないので、キホン放っておいても大丈夫です。

 

 

 

秋に水をやり過ぎると、キノコが生える原因になる

逆に、良かれと思って秋に水やりを頑張るとキノコが生える原因にもなるので要注意です!

 

 

秋は日照時間が短くなります。

当然、気温もあまり上がりません。

雨もたくさん降ります。

太陽も高いところを通らないので日当たりもだんだん悪くなってきます。

そうなると、濡れた芝生が乾きにくくなってくるのです。

 

 

秋ってそういう季節なので、はりきって秋に水やりをすると芝生が湿りまくってキノコやコケが育つ絶好の環境ができあがるので水やりはほとんど不要です。

 

 

 

我が家に生えてくるキノコの3種盛り!

ちなみに・・・

我が家の芝生にキノコがたくさん生えるのは梅雨時と初秋です。

つまり、雨がたくさん降って芝生が湿りがちな時にキノコは生えてくるのです。


キコガサダケ。7月初旬の雨が多かった時に生えてきました

 

 

 

 


シバフタケ。10月初旬に生えていました。

 

 

 

 


ホコリタケ。これは9月に見つけました。

 

 

参考記事:

芝生に生えるキノコ、丸くて白いのはホコリタケでした(写真あり)

 

 

 

秋はキノコが生えやすいということは対策が必要!そこで・・・

 

 

 

芝生の秋の手入れ、殺菌剤をまいてキノコを予防する

秋は殺菌剤をまいてキノコ対策をしましょう!

 

 

私の経験ですが・・・

上の写真にもある「ホコリタケ」はほんとうにしつこいです!

 

 

いくら手作業でがんばって引っこ抜いても次から次へと生えてきます。

 

 

そこで、私が使った殺菌剤は『グラステン水和剤』!

はっきり言って、めっちゃ効果あります。

 

 

9月にホコリタケがたくさん生えてきたので『グラステン水和剤』を一度まいただけですが、ホコリタケがぱったりと生えてこなくなりました。

 

こんなに効果があるのなら梅雨時からまいておけばよかったと思うくらい。

お値段はちょっとお高いですが(1kgで約9000円も!)、効果はバツグンなので自信をもっておすすめできます。

 

 

参考記事:

芝生のキノコは、殺菌剤の「グラステン水和剤」で撃退しよう!

 

 

 

 

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グラステン水和剤をまいた1か月後の話

9月にグラステン水和剤をまいて、その後1か月間、ホコリタケはまったく生えてきませんでした。つまり、殺菌剤の効果は続いているのです。

 

その後、遠慮がちに端っこの方に生えているホコリタケを見つけましたが、気が付いたら枯れ果てていました。

おそらく、地中にしみ込んでいる殺菌剤の効果が発揮されているのだと思います。

 

 

 

ということで、秋に殺菌剤をまくというのも大事な芝生の手入れの一つなのです。

 

 

秋は芝刈りもやりません

10月に入ると芝の成長はグンと遅くなり、やがてピタッと止まります。

夏みたいにボサボサに伸びることもないので芝刈りをする必要はありません。

 

 

ただし!

10月中旬から下旬あたりに1回だけ芝刈りをやります。

そのときの芝の丈(長さ)はだいたい5㎝くらいになるように刈ります。

 

 

これは芝生の冬支度の一環ですが、詳しくはコチラの記事を参考にして下さい。

参考記事:

芝生の冬支度、これだけは必ずやっておきましょう!

 

 

カンタンに言うと、厳しい冬を乗り越えるためには5㎝くらい芝の丈があった方がいいですよ!短く刈りすぎないでね!

というお話です。

 

 

ということで、秋の芝刈りは10月に1回やっておしまい!

 

 

肥料は11月に1回だけ与えます

高麗芝を育てている我が家では、11月に1回だけ芝生の肥料を与えています。

 

 

 

なぜ『11月に1回だけ』散布すると決めているのか?

それは、私が愛用している芝生の肥料「バロネス芝生の肥料」の説明書にそのようにしなさい!と書いてあるからです 笑

 

 

その証拠写真がコチラ!!


バロネス芝生の肥料であれば11月に1㎡あたり40gまくのが推奨されています

 

 

 

ね?

そう書いてあるでしょ?

これを忠実に守っているので、秋は11月に1回まくようにしています。

 

 

 

芝生の肥料ってたくさん与えればいいというモノではありません。肥料を与えすぎると芝が弱くなってしまいますし、雑草が生えやすい原因にもなってしまいます。

 

トリセツはしっかり守る!これが基本ですね。

 

高級肥料だけに、効果バツグン。とてつもない人気商品です

 

 

殺虫剤で芝生の害虫を駆除する!

秋になるとセミの鳴き声は消えますし、蚊も見かけなくなります。

なんとな~く、虫が全般的におとなしくなるのかな・・・

なんて思ってしまいますが、残念ながら芝生に害虫は潜んでいます。

 

 

ということで、殺虫剤で芝生に潜んでいる害虫は駆除しましょう。

これも大事な秋の芝生の手入れの一つなのです。

 

 

 

では、もし害虫対策を何もしなかったらどうなるのでしょうか?

 

 

 

シバツトガの幼虫に食われた芝生の写真

 

昨日まで元気だった芝生がある日突然枯れることがありますが、たいていそれって芝生に潜んでいる害虫(=シバツトガの幼虫)のせいだったりします。

参考記事:

突然、芝生が円形に茶色く枯れる原因は「シバツトガの幼虫」でした。

 

 

こうなると非常に見た目が悪くなるので、必要に応じて殺虫剤をまくようにしましょう。

 

 

シバツトガの幼虫やその他のメジャーな害虫に効果が強いのが『スミチオン乳剤』!

かなり万能なのでとってもおススメです。

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効果が高いわりにはお値段は安いので重宝します。

 

参考記事:

芝生の殺虫剤、自信をもっておすすめできる「スミチオン乳剤」

 

 

 

以上が我が家で実践している秋の芝生のお手入れです。

 

 

 

 

 

なお、サッチングは冬にやりますし、エアレーションや根切りは春にやっています。

 

 

 

なお、12月の手入れはさらに楽チンです。

参考記事:

12月は、のんびりと芝生の管理をしています。

 

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