芝を張って数年が経過。
もう少しキレイな芝生を作りたい。
そのためにも土壌改良をしたい。
いま張り付けている芝生を残したままで土壌改良をしたい!
でも芝生の土壌改良って難しそう・・
そう思っている人も多いと思いますが、
カンタンに芝生の土壌改良をする方法。
それは
『有機肥料を使うこと』
です。
芝生の土壌改良をするタイミングは大きく分けで2つあります。
一つは、これから芝生を張る時や張り替える時です。土壌がカチカチとか水はけが悪いとか、そんな土壌を芝生の生育に適した土壌に改良するタイミングがこれに当たります。ターフカッターなどで芝生を一度めくってしまい、土壌を柔らかくしたり資材などを混ぜ込んだりしたあとにまた芝生を張り付ける方法もあれば、専用の機器を使ってコアリングをする方法などたくさんあります。
参考記事:
で、もう一つの土壌改良をする方法は、芝生を張り付けた後に芝生を元気にするための土壌改良です。本日の記事ではコチラのことについてお話しようと思います。
いったん芝生を張り付けると、数年後に土壌改良をしよう!と思っても畑を耕すように簡単にできるものではありません。なぜなら、土壌の上にはバッチリ芝生が生えているからです。だからと言ってなにも土壌改良をせずに放っておくのはNGで、土壌改良をせずに芝生を育てているとだんだん芝生の生育が悪くなってきてしまいます。
きれいな芝生を作ろうと思うのであれば土壌改良をしなければならない。ただ、土壌改良が大事ってのは分かってはいるものの、なんだか難しそう・・・
そう思っている人は有機肥料をうまく活用して土壌改良をしてみるのはいかがでしょうか?
参考記事:
あなたの土壌改良では不十分かも!?
すでに芝生が育っている状態の土壌を改良する方法っていろいろあります。
たとえば、エアレーションや根切りをしてあげるのも一種の土壌改良ですね。
芝生を植えて3,4年も経つと地中は芝の根っこだらけでギュウギュウになります。そこで、エアレーションで穴をあけたり、ターフカッターを使って根切りをしたりすることで空気や水の通り道を作ってあげる。それも立派な土壌改良の一つです。
ただ、それらの方法で根詰まりを改善して土壌改良しているのに芝生がイマイチきれいに育たない・・・そんなこと、ありませんか?
それ、土壌がやせ細っているのが原因なのかもしれません。
いやいやいや。
ちゃんと肥料もあげてるし土壌に栄養が足りないなんてことはないと思うよ!?
と思ったアナタ!
アナタが使っている肥料は化成肥料ではありませんか!?
化成肥料だけをひたすら使い続けると、土壌はやせ細っていくので注意が必要です!
有機肥料で土壌改良しよう!
芝生の肥料には大きく分けて2種類あり、化成肥料と有機肥料に分類されます。
化成肥料というのは化学的に作られたモノで、栄養素がバランスよく配合されていて即効性もあるスグレモノです。ただ、化成肥料は芝に直接的に栄養を与えるのですが土壌に栄養を与えるという効果はありません。だから、化成肥料しか使っていないと土壌がやせ細っていく(栄養不足になっていく)のです。
化成肥料は土壌に栄養を与えない。
これ、とても重要なことです。
化成肥料はとても便利なのは間違いありません。芝がしっかり育つように化学的に作られたものですし、芝が育つために必要な窒素・リン酸・カリウムがバランスよく配合されています。その一方で、化成肥料は無機物メインで作られているため土壌を肥えさせる能力は基本的にはありません。
だから化成肥料しか使っていないと土壌はどんどんやせ細っていき、芝が思うように育ってくれないのです。
そんなアナタにおすすめなのが有機肥料。
有機肥料で土壌の微生物を増やして肥えた良い土を作る!
「芝」ではなく「土壌」に栄養を与えることで元気な芝生づくりをしてみるのはいかがでしょうか?
有機肥料の特徴
有機肥料と聞くと何だかマニアックな人が使うシロモノと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。ホームセンターや通販で有機肥料として普通に売られており、それを散布するだけでOKです。あれとこれを調合して・・・みたいなことはやらなくても大丈夫です。
それでは、まずは有機肥料のメリットとデメリットを紹介していきます。
有機肥料のメリット
有機肥料を使う最大のメリット、それは「土壌改良効果があること」です。
有機肥料を使うと、土の中の微生物が活性化します。いろんな種類の微生物がどんどん活性化することで土が団粒化(土壌の粒子同士がくっついてできた団粒がさらにくっついたもの)して、その結果、土壌の通気性・保水性・撥水性・保肥性が向上します。これが有機肥料を使うことによる「土壌改良」ですね。
良い農家さんの畑の土は団粒構造になっていることが多く、美味しい野菜がたくさん獲れます。それは土づくりを大切にしているからなんですが、背景には有機肥料を上手に活用しているというコツがあったのです。
逆に、化成肥料ばかりを使っていると土壌の微生物の数と種類はどんどん減っていき、栄養が足りなくなり植物の生育は悪くなって病気や害虫に負けやすくなるので注意しましょう。
有機肥料を使うことで微生物が増える。これが有機肥料の効果の最大のポイントです。
効果はゆっくり・じっくり
また、有機肥料は長くゆっくり効果が続くという特徴もあります。
最初は期待したほどの効果がない、大して芝が成長しないと思うかもしれませんが気長に待ちましょう。ちゃんと後から効果が現れてくるので心配無用。芝生の管理は急がば回れ、なのです。
有機肥料は土壌改良ができるという点においては非常に優れています。芝生も野菜も土壌が大事。その土壌を肥えたものにするために有機肥料はとても有効なのです。しかも、有機肥料ではなく「化成肥料」ばかりを使っていると土壌がやせ細っていく・・・。それを阻止できるのが有機肥料!!
つまり、
有機肥料を使わない手はない。
そう思います。
有機肥料のデメリット
ただ、有機肥料にはデメリットもあります。
まず「速効性がない」ということです。
有機肥料は散布した後に地中に潜んでいる微生物が有機肥料を分解して初めて栄養素として吸収ができます。いわば「微生物待ち」なので即効性がないのです。逆に化成肥料は速効性があるので、確実に早く効果が欲しい!という人は化成肥料を使うことをおススメします。何も全てにおいて化成肥料より有機肥料が勝っている、というわけではありませんから。
また「価格がやや高め」でもあります。
化成肥料は化学的に作られているので大量生産できますが、有機肥料はそういうわけにはいきません。油かすや鶏糞や魚粉などで作られるため大量生産ができず、ややお値段高めということもデメリットと言えばデメリットなのかもしれません。ただ、有機肥料って大量に使用するわけではありません。逆にあげ過ぎると肥料過多になって悪影響を与えてしまうので、少しずつ使うようにします。高い肥料を少しずつ散布する、というイメージでOK。費用のことはそこまで心配する必要はありません。
で、なんだかんだ言っても、有機肥料って「臭い」というのが最大のデメリットなのではないでしょうか?
モノによってはそこまで匂いがきつくないものもあれば、3,4日は匂いが残るというものもあります。隣近所には誰も住んでいませんっていう環境であれば問題ありません。自分だけが臭いのをガマンすればいいのですから。ただ、外国ならいざ知らず、狭い国ニッポンであればたいていのご家庭は住宅街の中にあり匂いには気を使うのではないでしょうか?そう考えると、匂いが少ない有機肥料を選ぶことが大事になってきます。
いかがでしょうか?
当たり前ですが、有機肥料にはメリットもあればデメリットもあります。有機肥料は土壌改良ができるからと言って全てにおいてカンペキというわけではありません。化成肥料の方が速効性があるとか栄養素のバランスが良いといった面もあるのです。有機肥料が万能ではないのです。
結局のところ、有機肥料と化成肥料を上手に使い分ける・組み合わせるというのが理想なのです。
たとえば、有機肥料は土壌をゆっくりしっかり育てるという目的で「元肥」として使い、化成肥量は「追肥」として使う、というように。また、すぐに効果を与えたい時は化成肥料の中でも液体タイプの肥料を使うとか。
そのように、上手に肥料を使い分けることできれいば芝生作りをしてみると面白味が増すと思います。
おすすめの有機肥料
では最後におすすめの有機肥料を一つご紹介しておきます。
それは
『スーパーグリーンフード』
です。
実際に使ってみた時の様子はコチラの記事を参考にしてほしいのですが・・・
参考記事:
カンタンに言うと、
◆効果は幅広い、期待大!
◆ニオイはあまり気にならない
◆お試しサイズも発売されている
◆口コミ・評価はめっちゃ良い
という具合ですね。
興味があればゼヒ!!
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