芝生を管理している人なら「サッチング」って聞いたことはあると思います。
ただ、
毎年ちゃんとサッチングしていますか?
サッチングなんて別にしなくてもいいよ・・・
なんて思っていませんか?!
サッチング?めんどくせーよ・・・
サッチングって水やり・肥料やり・芝刈りと比べてどんなことをするのかイメージがつきにくいかもしれません。
ただ、サッチングは必ずやりましょう!
サッチが溜まっていると百害あって一利なしです。
悪いことしかありません。
サッチングなんてレーキを使えば簡単ですので必ずやりましょう!
また、サッチングをする時期は秋から冬をおススメします!
なぜなら冬場は芝生の手入れをすることがほとんどなくてヒマだから。
どうせならヒマな休日にレーキを使ってサッチを取ってしまいましょう!
ちなみに、2年ぶりにサッチングをした時、こんなにサッチが取れました。
サッチが山のようにとれました!
あなたの芝生にもこれくらい溜まっているかもしれません。
冬はサッチングをする絶好の季節!
夏が終わると芝生の手入れはやることがあまりないので、私は秋から冬にサッチングをしています。
こちらの記事にも書きましたが、基本的に冬の間は芝生のお手入れは不要です。
参考記事:
夏場、あれほど忙しかったのがウソのようです。
来る日も来る日も水やりをして休みの日には帽子をかぶって芝刈りをして。
それが10月に入ると水やりはほとんどする必要がなくなります。
肥料やりも10月下旬から11月上旬にかけて肥料をあげるのが最後。
芝刈りだって10月下旬にやるのが最後で、あとは春まで刈る必要はありません。
何もしないので逆に寂しくなるくらいと思いませんか?
もう少し芝生のお手入れしたい。何でもいいから・・・
そんな方にぜひやっておいて欲しい芝生の冬の手入れといえば「サッチング」です。
芝生のお手入れ「サッチング」とは?
「サッチング」とは芝生にたまった枯れた葉や茎を取り除くことをいいます。
「サッチ取り」とも言いますね。
►芝刈りをしたあとに出た刈りカス
►枯れた芝の葉
►枯れた芝の根
►植木の葉などが地表にたまったもの
こういうカスがサッチになり、これらを取り除くことがサッチングです。
芝生をパッと見ただけではサッチが溜まっているとは気付きにくいです。
しかし、芝生を張って2年以上経ってくると着実にサッチは根元に溜まっていきます。
それを取るのがサッチングですね!
では、サッチングにおすすめの道具はどんなものがあるのでしょうか?
サッチングに使う道具はレーキや熊手をつかいましょう
サッチングをする時は、「レーキ」もしくは「熊手」を使うと便利です。
特におススメなのはサッチをかき出す「先っちょ部分」の幅を広くしたり狭くしたり調整できるタイプのものがダンゼン便利です!
芝生って密度がバラバラだったり、植木鉢が置いてあったり、サッチが特にたくさんたまっていたりと、かならずしも均一ではありません。
そんな時に便利なのはやはり上記のように爪幅を調整できるタイプです。
2000円~3000円も出せばしっかりしたモノが買えちゃいます。
この辺りはケチらずに良い物を買うことをおススメします。
100均などに売っているような竹製かプラスチック製かよくわからない熊手モドキはやめておきましょう。
熊手モドキはだいたい先っちょの爪の部分が太いものが多いですが、それではしっかりとサッチを取ることができません。
また、取っ手の部分は長いものでないと使いものになりません!
スコップみたいな短い熊手でひたすらサッチングするところを想像してみてください・・・
それだけで腰が痛くなりそうですよね。
そんなシロモノではサッチングは到底ムリ。
家にあるからといって短い熊手を使ってサッチングしようとするのは厳禁です!
かならず立ち作業でできるようなタイプのものを買いましょう。
つまり、サッチングに最適な道具とは・・・
取っ手は長くて爪の部分は細い金属製でなおかつ幅を調整することができるタイプ。
そういう道具を買うべきなんですが、
それがコレです。
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私が愛用しているレーキ。これで間違いありません。
参考記事:
ちなみに、芝生が広くてレーキなんかじゃとても間に合わないYOって人は、サッチングを取る専用の道具もあるのでそちらを使うと効率が良いでしょう。
参考記事:
では、サッチを取らず放置しておくとどんなデメリットがあるんでしょうか?
サッチは、百害あって一利なし!
サッチが溜まると、こうなります
►通気性が悪くなる
►水はけが悪くなる
►水や肥料が根っこに届かない
►日当たりが悪くなる
►つまり、芝の成長が妨げられる!
どうでしょう?
まさに百害あって一利なし。
つまりサッチングをしないと芝の成長にとって悪い影響しかないのです。
サッチは芝の成長に必要な日当たり・風をブロックします
芝の生育には風通しや日当たりはとても大事です。
日当たりで言うと少なくても一日4時間~5時間は必要といわれています。
それなのにサッチがたまっているせいで風通しや日当たりが悪くなるとどうでしょう?
どう考えてもこれってNGですよね。
サッチがあると病気や虫が繁殖するかも・・・
また、サッチがたまっている状態で水やりをするとどうなるでしょう?
サッチが溜まっていなければ水はしっかり地表に届き根っこから吸収されます。
しかし、サッチがたまっていればまいた水はサッチに吸収されます。
すると、ずーっとサッチが湿っている状態が続き雑菌が繁殖する原因になります。
そうなると、病気になったり虫が発生するリスクが急上昇します。
このようにサッチングはとてもとても大事な作業ですので必ず定期的にやってください。
参考記事:
そして、効率よくサッチをしっかり取り除くためにはレーキを使いましょう。
やってみたらカンタンにたくさん取れます。
楽しくてついついやり過ぎてしまうくらいなので、要注意!
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ちなみに・・・
サッチが溜まっていると芝生に「コケ」が生えてくるかもしれないので要注意です。
参考記事: