芝生の基本

芝生のサッチングをする時期はなぜ冬がおすすめなのか?

投稿日:2018年10月24日 更新日:

芝生を管理している人なら「サッチング」って聞いたことはあると思います。ただ、毎年ちゃんとサッチングしていますか?

 

サッチングなんて別にしなくてもいいよ・・・なんて思っていませんか?!

 


サッチング?めんどくせーよ・・・

 

サッチングって水やり・肥料やり・芝刈りと比べてどんなことをするのかイメージがつきにくいかもしれませんが、サッチングは年に1回でもいいので必ずやりましょう。春以降にサッチが溜まっていると百害あって一利なしです。病気になりやすかったり成長が妨げられるなどして悪いことしかありません。サッチングなんてレーキを使えば簡単ですので必ずやりましょう!

 

ちなみに、某年の2月に2年ぶりにサッチングをした時、こんなにサッチが取れました。


サッチが山のようにとれました!

あなたの芝生にもこれくらいのサッチが溜まっている可能性があるので、サッチングを全然やっていないという人はレーキ片手に挑戦してみましょう。

 

 

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サッチングをする時期

サッチングをする時期は冬の終わりにすることをおススメします。秋や初冬にサッチングをするのがNGとは言いませんが、真冬は多少サッチがある方が芝の根の保護に役立つので真冬の間はサッチは溜まった放っておいてもいいのです。サッチというものが唯一役に立つと言ってもいい瞬間ですね。ただ、春の芝生シーズンが始まる時期以降にはサッチはない方が良いので、冬から春にかけた時期(具体的には2月中旬~下旬頃)がサッチングのベストタイミングなのです。

 

こちらの記事にも書きましたが、基本的に冬の間は芝生のお手入れは不要です。

参考記事:

芝生の冬のお手入れってこんなにも簡単なんです!

 

夏場、あれほど忙しかったのがウソのようです。来る日も来る日も水やりをして休みの日には帽子をかぶって芝刈りをして。それが10月に入ると水やりはほとんどする必要がなくなります。肥料やりも10月下旬から11月上旬にかけて肥料をあげるのが最後。芝刈りだって10月下旬にやるのが最後で、あとは春まで刈る必要はありません。何もしないので逆に寂しくなるくらい。そんなとき、何か芝生の手入れをしたいなと思ったらサッチングをしてみてはいかがでしょうか?

 

 

そもそもサッチングとは?

サッチングとは芝生にたまった枯れた葉や茎を取り除くことをいいます。「サッチ取り」ともいいますね。

 

►芝刈りをしたあとに出た刈りカス

►枯れた芝の葉

►枯れた芝の根

►植木の葉などが地表にたまったもの

こういうカスが溜まったものがサッチになり、これらを取り除くことがサッチングなのです。

 

 

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サッチが溜まるデメリット

真冬の間はサッチが寒さから芝の根を保護してくれるというメリットがありますが、春以降はサッチなんてない方がゼッタイいいのです。なぜなら、サッチがたくさん溜まっていると

 

►通気性が悪くなる

►水はけが悪くなる

►水や肥料が根っこに届かない

►日当たりが悪くなる

というデメリットがあります。

 

芝の根本にサッチが溜まっていると水をまいたり肥料をまいてもサッチが邪魔をして水や肥料が地面まで届きません。

 

 

また、サッチがたくさん溜まっている状態で雨がたくさん降ったり湿度があがったりすると、サッチ層が蒸れ蒸れになって雑菌が繁殖し、病気や害虫のもとになるというリスクもあります。

 

こういったサッチによるデメリットを解消するためにも芝生シーズンが始まる直前の2月にはサッチングをするべきなのです!

 

芝生をパッと見ただけではサッチが溜まっているとは気付きにくいでしょう。しかし、芝生を張って2年以上経ってくると着実にサッチは根元に溜まっていきます。レーキなどでかき出すと想像以上にサッチが取れるのでびっくりするくらいです。逆に言うと、そんなに溜まっていたんだ・・・と驚かされるくらい溜まっていると思った方が良いでしょう。

 

 

サッチングに使う道具

サッチングをする時は、「レーキ」もしくは「熊手」を使うと便利です。特におススメなのはサッチをかき出す「先っちょ部分」の幅を広くしたり狭くしたり調整できるタイプのものがダンゼン便利です!

 

芝生って密度がバラバラだったり、植木鉢が置いてあったり、サッチが特にたくさんたまっていたりと、かならずしも均一ではありません。そんな時に便利なのはやはり上記のように爪幅を調整できるタイプです。2000円~3000円も出せばしっかりしたモノが買えちゃいます。この辺りはケチらずに良い物を買うことをおススメします。なお、100均などに売っているような竹製かプラスチック製かよくわからない熊手モドキは大してサッチが取れないのでやめておきましょう。熊手モドキはだいたい先っちょの部分が太いモノが多いんですが、それだとしっかりとサッチを取ることができません。なので、熊手よりもレーキを選ぶ方がベターです。

 

また、取っ手の部分は長いものでないと使いものになりません!スコップみたいな短い熊手でひたすらサッチングするところを想像してみてください・・・それだけで腰が痛くなりそうですよね。そんなシロモノではサッチングは到底ムリ。家にあるからといって短い熊手を使ってサッチングしようとするのは厳禁です!かならず立ち作業でできるようなタイプのものを買いましょう。

 

 

サッチングに最適な道具とは・・

取っ手は長くて爪の部分は細い金属製でなおかつ幅を調整することができるタイプ。

そういう道具を買うべきなんですが、

 

それがコレです。

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私が愛用しているレーキ。これで間違いありません。

 

 

めっちゃ使いやすいレーキです

参考記事:

芝生のサッチングの道具、おすすめできるモノとできないモノ。

 

 

ちなみに、芝生が広くてレーキなんかじゃとても間に合わないYOって人は、サッチングを取る専用の道具もあるのでそちらを使うと効率が良いでしょう。

参考記事:

広~い芝生のサッチ取りにはこの道具がおすすめ!

 

 

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