4月は本格的に芝生シーズンが始まります!
参考記事:
4月の芝生の状態を『絶好調・ふつう・悪い』の3段階で評価してみた。
春になれば芝生の手入れをしようと思っている方も多いでしょうが、「春に芝刈りをする or しない」で迷ったりはしませんでしょうか。去年の春はどうしてたっけな・・・と思ってもなかなか覚えていないもんです。そこで、関西で高麗芝とTM9を育てている私が春のお手入れで気を付けていることをご紹介したいと思います。
4月の芝刈りは不要
結論から言いますと、4月は別に芝刈りはやらなくてもOKです。
芝も植物なので、春はたくさん光合成をして栄養素を作って成長しようとしているところです。せっかく出てきた緑の芝の芽をいそいで刈るとむしろ光合成を妨げる(=成長を妨げる)可能性すらあります。春になったからと言って気合いを入れて芝刈りをやろう!という気持ちは分からなくもないんですが、少なくても5月のG.W.頃までは芝刈りをする必要はありません。(ちなみに、我が家では毎年5月初旬の大型連休の時にシーズン初芝刈りをすることにしています)
もし昨年の冬から春までボーボーに伸び放題のままになっているのであれば伸びすぎている茶色の芝を刈ってしまってもよいですが、その際は芝の新芽を刈らないように気をつけましょう。また、芝の新芽が3月になって生えてくる前に枯れた茶色の芝を刈ってしまうのもアリです。更新作業の一環で2月~3月に芝刈り機の刈り高を思いっきり低く設定して「低刈り」をするとスッキリできるのでおすすめです!
参考記事:
ということで、4月の芝刈りは控えても全く問題ないというのが結論です
軸刈りのリスクもある
また、几帳面な方に限って「芝刈りもやらないよりやった方がいいだろう」ということで強引に芝刈りをする人もいますが、それは避けた方が無難でしょう。なぜなら、芝が長く伸びていない状態で芝刈りをすると軸刈りを起こす可能性(リスク)が高くなるからです。
夏は芝の成長スピードが早いので、軸刈りをしてしまったとして2,3週間もすればある程度は復活しますが、春先に軸刈りをすると復活するまでに時間がかかってしまいます。つまり、せっかく春になって緑の芝生になってきた矢先にまた茶色の芝に戻ってしまいかねないのです。しかも軸刈りはかなりのダメージを与えることになるので、これから成長していこうとしている芝にとっても出鼻をくじかれる形となりその後の成長に影響を及ぼしかねません。そういった意味でも、4月はボーボーに伸び放題になっていなければ芝刈りは控えておきましょう。そして、ゴールデンウイークあたりに今年1回目の芝刈りをする、なんていうのはいかがでしょうか?
その他の春の芝生の手入れ
春ってそんなに水やりを頑張る必要はありません。が、乾燥が続いたり気温が高いようであればサッと湿らせるくらいの水まきはOKです。ただし、夏場のように頑張ってたっぷり水をまく必要はありません。
また、肥料については説明書に書いてある通りに散布する、もしくはそれ以下にして散布するようにしましょう。
参考記事:
冬場にサッチングをしていない方は溜まっているサッチを取り除いた方がいいです。梅雨シーズンになってもサッチがたくさん溜まっていると病気発生の原因になりかねないので早めにスッキリさせておきましょう。
参考記事:
春にやること・やらないことを決めて夏に向けてしっかり準備していきましょう!