芝生の基本

3月、芝生の更新作業のため芝を低刈りしました。

投稿日:2022年2月27日 更新日:

春を迎える前の2月下旬~3月上旬にやるべき芝生の手入れをご紹介します。

 

それは

 

芝生の更新作業、です。

 

 

 

2022年冬、ここ関西地方も気のせいか例年よりも寒かった気がします。2月中にはやろうと思っていた芝生の更新作業ですが、あまりの寒さのため3月初旬まで待つことにしました。

 

 

 

3月初旬、ようやく暖かくなってきました。芝生シーズンの幕開けです!

 

 

 

 

 

 

芝生の更新作業とは?

「芝生の更新作業」とは、昨年までの芝生を一度リセットして、今年に新しい芝生が育ちやすい環境を整えてあげることをいいます。春を迎えて本格的に芝が成長するその直前に芝生のやる気スイッチを押してあげるコト!みたいなもんですネ。

 

具体的な作業の内容ですが、

 

1.レーキなどを使って茶枯れした芝を取り除く(=サッチングをする)

 

2.茶色い芝を低く刈る

 

3.ターフカッターで根切りをする

 

4.有機肥料を撒く&水やりをする

 

 

 

以上が我が家なりの芝生の更新作業です。

更新作業は、低刈りをして終わり!というわけではありません。我が家ではターフカッターで根切りをして有機肥料を撒くまでが更新作業としています。

 

 

芝生の更新作業は絶対にやらないとダメ!!というわけではありませんが、できるだけ早くきれいな緑の芝生を見たい、と思うのであれば2月下旬~3月上旬にかけて芝生の更新作業をやりましょう。

 

 

 

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まずはサッチング

まずは芝生の表面に溜まっているサッチを取り除きましょう。

 

サッチが溜まっていると病気にかかりやすくなりますし、何よりこれから春の季節における芝生の成長にとって全く不要なものです。不要なものですからきれいさっぱり取り除いてあげましょう♪

 

 

 

サッチングは去年の秋にもしっかりとやりましたが、それでもサッチはたくさん取れました。

 

 

 

 

ゴッソリ取れました。

 

いやぁ~、サッチングってほんと何回やっても気持ちいいもんですね。永遠にやり続けそうになりますが、やり過ぎて芝生を傷めないように注意しましょう。

 

参考記事:

芝生のサッチングの道具、おすすめできるモノとできないモノ。

 

 

 

 

次に芝の低刈り

芝生の更新作業のポイント、それは芝の『低刈り』にあり。

 

更新作業の醍醐味は芝刈りにあると思っているので、ここは詳細にご紹介していきます。

 

 

 

 

低刈りとは?

「低刈り」とは、芝刈り機の「刈り高」をいつもより低めに設定して茶色の芝をしっかり刈り取ることです。

 

一般のご家庭であれば夏場の芝刈りはだいたい20mm~30mmくらいに設定して刈っているのではないでしょうか?更新作業の時の芝刈りでは10mmくらいの超低めに設定して刈ってもいいんです。

 

 

 

え!?

10mmに設定して芝刈りしたら軸刈りになるんじゃないの!?

 

と心配されるでしょうが、更新作業の時だけは軸刈りになってもOKなんです。

 

芝生自体がしっかり生きていれば春になれば新芽は必ず出てきます。今ある去年の芝は刈ってしまっても大丈夫。軸刈りになるくらい思い切って低刈りしていきましょう。

 

 

 

 

 

必ずサッチングの後で低刈りを!

ただし、低刈りする前に必ずサッチングは済ませておいてください。

 

サッチが溜まっている状態で低刈りすると、芝刈り機の刃がサッチに絡まったりしてしまって、その結果「芝刈り機が前に進まない」という現象が起こります。いきなり低刈りをすると芝刈り機がストップしてしまうのです。何かに引っかかったんかな?と思うくらい「ガキンっ!」って音がしてしっかりストップします。

 

 

そうならないよう、あらかじめサッチングをしてから低刈りをする。これ、めっちゃ大事です。

 

 

 

 

 

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低刈り、やってみた!

ここからは我が家の2022年3月の低刈りをご紹介していきます。

 

我が家の芝刈り機の刈り高は10mm~15mm~20mm~25mmと4段階に設定できますが、まずは15mmに設定して刈って、その後に10mmに設定してもう一度刈ることにしました。

 

 

冬の間に茶色く枯れてしまった芝をしっかりと刈り取りましょう。

 

 

❶まずは刈り高15mmで低刈りします

 

 

 

これくらい刈れました

 

去年の10月にしっかり刈っているのでそんなにたくさんは刈り取ることはできません。

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

❷次に刈り高10mmでさらに低刈り!

 

 

 

我が家では普段の芝刈りでは刈り高10mmにすることはありません。軸刈りになる可能性が高いですから。

 

 

繰り返しになりますが、芝生の更新作業での芝刈りでは軸刈りになってもOK。いちばん低い刈り高にしてジョリジョリと思い切って刈りました。

 

 

 

 

壁際の芝生も刈り揃える

せっかくなので、壁際の伸びた芝生も短く刈ります。

 

伸びた壁際の芝

 

 

ご覧のように、3月初旬ですがここの芝はだいぶ緑色になっています。緑の芝を刈るのは何だかもったいない気もしますが、春になればいくらでも緑の新芽が出てくるハズなので、思い切って刈ります。

 

 

 

 

壁際は芝刈り機では刈れないので、手動のバリカンを使います。

 

 

 

 

ちょっと雑ですが、良しとしましょう。

 

 

 

 

低刈りをする時期は?

芝生の更新作業(≒低刈り)をするベストなタイミングですが、私の中では新芽が出始める前だと思っています。

 

ご紹介したように春の更新作業では低刈りをしますが、新芽が出ている状態で低刈りをするとせっかくの新芽まで刈り取ってしまうことになってしまいます。

 

 

仮に、出てきたばかりの新芽を刈り取ったとしても、4月~5月になればドンドン新芽は出てくるでしょう。ただ、待ちに待った新芽を刈り取る意味なんてこれっぽっちもありませんよね?

 

だから、芝の新芽が出始める前に更新作業、つまり低刈りをするのがベストだと思います。

 

 

 

で、芝の新芽が出始める時期はおそらく地域差もあると思いますが、だいたい2月下旬から3月上旬だと思います。だから、遅くても3月上旬にはに更新作業をするのがベストというワケなんです。

 

 

 

 

次はターフカッターで根切り!

さて、更新作業ももう一息です。

我が家は芝生の成長をUPさせるためにターフカッターを使って根切りをします。

 

愛用のターフカッター

 

 

これから芝が成長するというその直前に根を切ることで、芝が根を成長させようと頑張り、それがきれいな芝生へとつながっていくのです。

 

 

根切りをする前

 

 

 

 

 

 根切りをした後

 

 

根切りをするときはいろんな道具がありますが、私はバロネスのターフカッターを使っています。切れ味は抜群!詳しくはコチラの記事をご覧ください。

 

 

 

 

参考記事:

芝生の根切りをするためにバロネスのターフカッターを買いました!

 

3月、春に向けてターフカッターで芝の根切りをしました。

 

 

 

 

最後に有機肥料を投入!

仕上げに有機肥料を散布します。

 

ここで必ず有機肥料を使わないとダメ!というわけではありませんし目土を入れてもいいと思いますが、我が家では春のこの時期に有機肥料を散布することにしています。

 

 

超人気商品の「スーパーグリーンフード」

 

 

春になって土壌の中の微生物が活発になる頃を見計らって、有機肥料を投入します。それによって土壌の中の微生物が活発になって土壌を元気にさせて元気な芝生が成長できるようにしてやるのです。

 

この「スーパーグリーンフード」の弱点、それはニオイがするということです。有機肥料にありがちな独特の臭さが弱点ですね。ただ匂いにさえ目をつぶれば100点満点の肥料だと思います。ぜひご興味のある方はチェックしてみてください。

 

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参考記事:

芝生の有機肥料、おすすめは『スーパーグリーンフード』

 

スーパーグリーンフードは芝生のサッチを分解します

 

 

 

最後にたっぷり水やりをして芝生の更新作業は終了!まだ寒いこの季節に庭で作業するのはやや大変なんですが、それもこれも今年にきれいな芝生を楽しむため!皆さんもぜひ2月下旬から3月上旬に芝生の更新作業をやってみてはいかがでしょうか?

 

 

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