数ある芝生の有機肥料の中でも、口コミや評価が特に高いのが『スーパーグリーンフード』です。
芝生のYouTubeやいろんな方の芝生ブログを見ていても、そして商品の口コミを見てもとにかく高評価!
とても気になっていました。
2022年2月の芝生
我が家の芝生というと、芝生生活も5年目になったころから芝生の成長がイマイチと感じることが増えてきて、そろそろ土壌改良が必要だと感じている今日この頃。ひょっとすると化成肥料ばかり使っていたので、土壌が痩せてきたのかもしれない・・・。有機肥料を使えば土壌が元気になり、芝生もより元気により緑になるのでは・・・?そのためには土壌改良が必要。カンタンに芝生の土壌改良をする為には有機肥料が効果的!そこで、芝生を張って丸5年経った2022年3月に『スーパーグリーンフード』を購入することにしました。
参考記事:
本日は『スーパーグリーンフード』の使い方や散布時期、また気になるニオイについても紹介していきたいと思います。なお、有機肥料には即効性はありませんので、効果面については随時報告していきます。
『スーパーグリーンフード』とは?
ついに買った!
スーパーグリーンフードは、一言でいうと芝生の有機肥料です。「有機肥料」と聞くと
何かマニアック・・・
自然に良いんでしょ・・
くらいの印象はお持ちかもしれません。
でも結局、「有機肥料・・・何だかよく分からないから別に使わなくてもいいや♪」って思う人も多いんじゃないでしょうか?でも、有機肥料ってゼッタイに使う方がいいんです。
化成肥料と有機肥料
そもそも、芝生を元気に育てるためには「有機肥料」と「化成肥料」を使い分けるべきというのはご存知でしょうか?「化成肥料」は即効性に優れており栄養素のバランスに優れています。なのでしっかりとした効果を発揮することが期待されている一方、土壌を元気にする作用はありません。芝を元気に成長させる作用はあるものの土壌には作用しないのです。野菜でも花でも土壌が肝心と言われるのと同じで、芝生も土壌が大事。きれいな芝生を作ろうと思えば土壌が元気でなければなりません。しかし、化成肥料だけでは土壌はやせていく一方。そこで、やせた土壌を元気にするために「有機肥料」が存在しているのです。
スーパーグリーンフードが利く仕組み
スーパーグリーンフードは大量に発行増殖された微生物の「かたまり」です。肥料が微生物のかたまりと言われてもピンと来ないかもしれませんが、そんな「微生物のかたまり」を芝生に散布することでどのような良い作用があるのでしょうか?マニアックな話になりますが、スーパーグリーンフードには放線菌・細菌・糸状菌などが多量に含まれており、使用することで土壌の中の微生物群の新陳代謝が活発になります。そんな元気になった微生物の数が増えて、さらに種類までも増えることで土壌が団粒化し、通気性・透水性・保水性・保肥性がよくなり循環型土壌へと変えていってくれるのです。また、その微生物が土壌の中の分解されていない有機物や化学肥料、農薬を分解して芝が吸収しやすい状態にするため肥料効率が良くなるという作用もあります。さらには微生物の呼吸作用などにより、冬季には地温上昇を、そして夏期には地温上昇を抑制する作用までもあるのです。
他にも、刈りカスを分解する作用や土壌病原菌などの増殖を抑え地力を高める作用、悩ましいラージパッチやブラウンパッチといった病気対策にもなるとのこと。また、微量要素といってマンガン・ホウ酸・鉄・銅・亜鉛・モリブデンなどの芝生の成長には非常に重要な栄養素も含んでいるのです。化成肥料のような即効性はないものの、かなりのスグレモノなんじゃないでしょうか!?
スーパーグリーンフードの「中身」
ちなみに、スーパーグリーンフードの原料ですが、漢方薬・豆腐・乳製品・ビール・みりん・烏龍茶・コーヒーの各残さいに魚粉と卵の殻を加えて発酵させたもの、ということでした!う~ん、これを聞くだけでも「ニオイ」がとても気になりますね!いろんなものを混ぜたうえで発酵させているって・・・確かに肥料としての効果はありそうですが、原料を読むだけでプーンと匂ってきそうです。そんな気になるニオイについては下の方で紹介します。
以上、とってもおすすめな芝生の有機肥料『スーパーグリーンフード』とは何ぞや!?ということを紹介してみました。では、この肥料がどのような時に活躍するのか?そして実際の使い方を見ていきましょう。
スーパーグリーンフードの効能効果
スーパーグリーンフードの効能効果についてご紹介していきます。スーパーグリーンフードがどのような時に活躍するかというと、
❶芝生の活性化と病害予防
❷病害発生時の対策
❸擦り切れや障害からの回復
❹芝張り前の元肥
❺サッチ分解剤として
の5つがあります。
そうです。スーパーグリーンフードは土壌改良効果だけでなく、病気などのトラブルを未然に防ぐ効果や、トラブルが起こってしまった時の対症療法としても効果を発揮するのです!
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スーパーグリーンフード20kg入り!
土壌改良にも使えて元肥としても追肥としても使え、病気によるダメージの回復にも使える、さらにサッチ分解剤としても活躍する!まさに万能の有機肥料ですね。
参考記事:
スーパーグリーンフードの使い方
スーパーグリーンフードは1㎡あたり50g~100gを春と秋にそれぞれ1回ずつ散布します。これが基本的な使い方です。
効果を高めたい時はその倍量をまくか、1か月~2か月に1回の頻度で1㎡あたり50g~100gを散布しましょう。ちなみに、私は1か月に1回散布しています。化成肥料を撒きすぎると肥料焼けを起こしたり栄養過多のため病気になったりしますが、有機肥料であれば既定の範囲内であればしっかり目に使っても問題ないだろうと考えます。なので、1か月に1回の頻度で散布しています。
「1㎡あたり」が難しいという人へ
芝生の肥料や目土の使い方を見ていると、「1㎡あたり○○gを散布」とありますが、「1㎡あたり」と言われても量の加減が難しいですよね?そんな時、私は2つの方法でそれをクリアしています。
1つは、適当にすることです。そこまで厳密にしなくてもいいだろうと勝手に思い込んで細かいところは目をつぶる。それで、だいたいこれくらいかな?と決めて適当に散布する。そんな感じで撒くことも結構多いです。そして、もう1つはターフカッターで芝生に切り込みを入れた後に散布するという方法です。どういうことか説明すると、下の写真のようにターフカッターで芝生に切り込みを入れていきますが、そのときに50センチ四方の四角形を作るように芝に切れ目をつけていきます。(正確にはターフカッターで根切りをした結果、四角形の跡がついただけです)
50㎝四方の四角形のできあがり
上の写真のように、50㎝四方の四角形をターフカッターで作っていき、その中に肥料を撒いていく。こうすると、アバウトでやるよりは推奨されている量に近づけると思います。こんな工夫をしながら、1㎡あたり約50gくらいを散布していきましょう。
気になるニオイについて
有機肥料の最大の弱点。それは
独特のニオイ
ですね。
上で紹介したように、スーパーグリーンフードはいろんなものを混ぜたうえで発酵させて作っているので当然ながらニオイがします。
まあ、多少臭いのは仕方ありません。だって有機肥料なんですから。土壌が元気になるのならヨシとしましょう。
問題はどれくらい匂うのか、ということ。
実際の臭さはどれくらい!?
使っている人に聞いたり口コミを見たりすると、「やっぱり臭かった」という人や「それほどでもないよ」という人など様々です。まぁ匂いの感じ方は人それぞれなので当然の反応なんですが、いざ買って使ってみてご近所迷惑レベルの臭さだとどうしようという心配があります。いやしかし、いざ使ってみたらそんなに臭くないかもしれませんし、すんごい効果があってすんごいきれいな芝生が作れるかもしれない・・・。こうなったら実際に買ってどれくらい臭いのか自分の目で、いや、鼻で確かめてみるしかありません!
ということで、いざ、散布!!
確かにくさい、が、しかし
で、実物はやっぱり臭かったです。袋の封を開けて匂うと不思議とそれほど臭くないんですが、スーパーグリーンフードがついた手を匂うと結構くさかったです。ここからは汚い話になりますが・・・どれくらい臭いのかと言うと、例えていうならば2歳児のウ○コくらいの臭さだ、と思いました。0歳児、1歳児のウ○コってあまり臭くないんですが、2歳児くらいになってくるといろんなものを食べるようになるのでだんだん臭くなってきます。かと言って、大人のウ○コほどは臭くなく、ほんのり臭い。スーパーグリーンフードの臭さはそんなレベルだと思ってください。汚い話ですみません。
では、実際に散布した後にどれくらい匂うのでしょうか?
散布後はあまりにおわない
散布した後のニオイですが、実はたいして臭くありませんでした。これ、とても嬉しかったです。私が心配していたのはご近所迷惑レベルの臭さだとどうしよう・・・ということ。そんなに臭いと金輪際使えなくなるとも思っていました。ただ、散布後はほとんど臭くなかったです。散布した翌日に庭に出てじっくり匂うとかすかに匂いました。ただ、それがご近所さんが嫌がるくらいのニオイかというと、(恐らくですが)そこまで臭くなかったですね。
本当にホッとしました。
ニオイを減らす工夫
少しでもニオイを減らしたい方は、買った後に封を開けて、開けたままにして風通しの良いところに2週間ほど置いといてください。それだけでもだいぶニオイは減るそうです。封を開けて2週間放置している間に発酵が進んで少し効果は落ちますが、それでも独特のニオイはだいぶ軽減されます。買ってすぐに使いたいという気持ちをグッと抑えて、せめて1週間、ガマンしましょう。あと、散布後にたっぷり水をまくことも大切なニオイ対策の一つです。
できるだけ散布したスーパーグリーンフードが土壌にしみ込むように、地表に残らないようにたっぷりと水をまきましょう。次の日の朝にもう一度水やりをするのも効果的ですね。私の場合、買ってから封を開けたまんまにして4日間放置しました。で、その後に散布してしっかり水やりをする。こんな使い方でしたが散布後のニオイは大してありませんでした。
最後に注意点を3つ
それでは最後に注意点を3つ!
❶できるだけ風が吹いていない日を選んで散布しましょう。言わずもがな、散布したスーパーグリーンフードが風に舞って服に付いたり顔に付いたりしたら悲惨なことになります。それだけならまだしも、通行人に降りかかったりお隣さんの家に飛んでしまったり、ましてや洗濯物に付こうものならこれは大変なトラブルになりかねません。できるだけ風が穏やかな日を選んで散布してください。あと、スーパーグリーンフードの粒子はとても細かいので、風が吹いているとすぐに飛ばされてしまいます。均一に散布するどころか撒きたいところに撒けないことになってしまうので、風が穏やかな日に散布することが必須ですね。
❷散布する時はビニール手袋を使用するのがおすすめです。上で説明した通り、スーパーグリーンフードはけっこう細かい粒をしています。軍手で散布すると軍手そのものに付着しまくって散布しづらいので、ツルツルのビニール手袋の方が上手に散布できます。あと、軍手で散布すると手にも匂いが付いてしまうので、なおさらビニール手袋の方がおすすめです。
❸即効性は期待できません。スーパーグリーンフードには、植物の成長に不可欠な「窒素・リン・カリウム」が多く含まれていません。そのため、スーパーグリーンフードをたくさん撒いたとしても即効性は期待できないのです。少しでも早く芝を成長させたい!というのであれば化成肥料も上手に併用していきましょう。化成肥料には「窒素・リン・カリウム」がバランスよく配合されていますので成長促進という意味では優れているのです。スーパーグリーンフードが善で化成肥料が悪というわけでは決してありません。その点だけは間違わないようにしましょう。
以上が芝生の有機肥料『スーパーグリーンフード』の詳細でした。使い方やニオイが不安だけど興味があるからちょっと試してみたい!というひとはお試しサイズの5kg入りがあるので、コチラがおすすめです。
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なお、お試しサイズを買って気に入った私は、大容量サイズを買うことになりました。
20kg入り!