芝生愛好家にとても人気の有機肥料「スーパーグリーンフード」って芝生のサッチを分解する効果もあるってご存知でしょうか?
スーパーグリーンフード(有機肥料)を使うと「土壌の改善効果」や「芝の成長促進効果」がありますが、さらにサッチを分解してそれを栄養分にかえるという効果もあるんです。
参考記事:
芝生を管理していると刈りカスなどが出て、サッチは必ず生じてしまいます。そんなサッチは放っておくと病気の原因になったり成長を妨げたりするので、レーキなどを使って1年に1~2回程度はサッチングをする(=かき出してサッチを取り除く)必要がありますが、サッチングってそこそこ重労働なんですよね・・・。
そんなサッチ対策として「サッチ分解剤」なるものがいろいろ発売されています。サッチ分解剤を散布すると土壌に本来生息している微生物の活動が活発になり、その微生物が放出する酵素によってサッチが分解される、という仕組みです。しかし、サッチ分解剤もいろいろあってどれを選べばいいのか迷ってしまいます。また、個人的には最小限の買い物で上手に芝生を育てたい!という気持ちもあります。そんなアレもコレも買いたくない!という私は、スーパーグリーンフードを「芝生の肥料」「土壌改良剤」「サッチ分解剤」として愛用しています。一人三役をこなすことでアレもコレも買わずに済みますし、アレもコレも散布する必要もなくなります。芝生に散布するモノってできるだけ少なくしたい。そんな私の希望もかなえてくれるのがスーパーグリーンフードというわけです。
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芝生のサッチ分解剤としてのスーパーグリーンフード
では、スーパーグリーンフードによるサッチ分解効果はどれくらいなんでしょうか?
スーパーグリーンフードでサッチが劇的に減少
2023年2月、一年ぶりにサッチングをしました。
レーキでサッチングをします
我が家ではちょうど一年前からスーパーグリーンフードを使い始めました。それ以降、芝刈り機や電動バリカンや芝刈りハサミを使って芝を刈りまくり刈りカスは出まくりでしたが、サッチングは一年間で一回もやっていません。そんな状態でもサッチがあまり取れなければスーパーグリーンフードによるサッチ分解効果があったことになります。
で、どれくらいサッチがとれたかと言いますと・・・
しっかりサッチングやったのに、いつもよりサッチが取れない。
つまり、これって
サッチがめっちゃ分解されていた!!
サッチが期待したほど取れなかったので、何だか物足りない気持ちにすらなりました。それくらいサッチが取れない、つまり、スーパーグリーンフードでサッチが分解されていたということです。
スーパーグリーンフード使用前のサッチの量
ちなみに、スーパーグリーンフードを使う以前はどれくらいサッチが取れていたのかもご紹介しておきましょう。
コチラは、スーパーグリーンフード10月末に約5㎡の芝生をサッチングしたときのサッチの量です。
さらに、その3か月後に1㎡の芝生でサッチングをした時。
まだこんなに取れちゃいました
どうでしょう?
実はサッチってめっちゃ溜まっているんです。しかも、やればやるほど無限に取れるのでは!?と思うくらい取れ続けてしまいます。ちなみに、これくらいサッチが取れた後でも取ろうと思えばまだまだ取れます。それくらいサッチは溜まっているんです。
スーパーグリーンフードを使っていない状態でサッチングをすると、面白いくらいにサッチがザクザク取れます。つまり、たくさんサッチが溜まりまくっていたということ。一方、スーパーグリーンフードを使った状態でサッチングをした時って、芝生をガリガリとこすっているような感じです。たとえるなら、ゴルフ場のグリーンをレーキでガリガリやっているような感じ。グリーンをガリガリやっても当然サッチはとれませんが、それと同じような感じがするくらいサッチが取れるという「手ごたえ」が少ないんです。
つまり、それくらいサッチを分解していた!というのがスーパーグリーンフードの力というわけですね。
愛用のスーパーグリーンフード
では最後にスーパーグリーンフードについて簡単にご紹介します。
スーパーグリーンフードは有機肥料で、科学的に作られる化成肥料とは異なります。有機肥料は土壌にもともと生息している微生物を活性化させることで土壌を豊かにして芝や植物などの成長を促進させます。有機肥料は植物に間接的にアプローチする、というイメージですね。対する化成肥料は植物に直接アプローチして成長促進には大きな効果を発揮しますが、土壌を豊かにする力はありませんので化成肥料だけを使い続けるとドンドン土壌はやせていきます。どちらが良い・悪いではなく、両方の肥料を上手に使い分けることが大事です。
なお、スーパーグリーンフードの使い方や特徴の詳細についてはコチラの記事を参考にしてください。
参考記事:
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芝生業界では多くの化成肥料が発売されており、私も多用していた時期がありました。ただ、化成肥料ってそこまでたくさん使わなくても芝生って育つんじゃない?と思ったことがあり、2022年度は有機肥料をベースにして化成肥料を最小限しか使わずに芝生の管理をしました。結果、芝生は元気に育ちましたし、それどころか冬でもそこそこの緑色をキープすることもできました。それを考えると、化成肥料って必ずしもたくさん使う必要はなさそうですし、有機肥料を使って土壌を豊かにすることが凄く大事なんじゃないか。最近はそのように考えて有機肥料(スーパーグリーンフード)を愛用するように変わったのです。
スーパーグリーンフード、おすすめです。