芝というのは「イネ科」の植物です。
そして、代表的な「イネ科」の植物と言えば「イネ(稲)」ですね。
他にも小麦、粟、モロコシ、エノコログサ(通称ねこじゃらし)などがあります。
皆さん良く知っている「稲」や「ねこじゃらし」を想像して頂きたいのですが・・
それらは先っぽの方に「穂」がなりますよね?
※稲の穂
※ねこじゃらしの穂
イネ科である芝も「穂」をつけます。
そして、芝に「穂」があると見栄えが悪くなるので必ず刈りましょう!
芝の穂は、一見すると雑草のように見えます
芝の穂、見たことありますか??
ぜひ下の写真をみてください。
※我が家にできた芝の穂
この黄色~茶色に見える上を向いて立っているものが穂をつけた芝です。
芝生を育てている人なら見たことあると思います。これが芝の穂です。
ちなみに、私は最初、これは雑草だと思っていました・・・
この雑草は何だ!?と思ってネットで調べまくったことだってあります。
芝の穂を一本引き抜いてよくよく見ると・・・
ところが、どうしても該当する雑草が見当たりません。
あれ、ひょっとして、これ雑草じゃないかもしれない・・・
と、ようやく気が付きました。
そこで、この「雑草もどき」を一本引き抜いてみました。
それがこちらです。
そうなんです。
どう見ても芝でした!
明らかに下半分は緑の芝!
芝の先っちょに穂がある!
雑草じゃない!!
・・と、ようやく気付きました。
なぜ芝生の穂刈りをするべきなのか?
雑草ではないので、芝の穂それ自体には当然ながら害はありません。
しかし、見ていて決して気持ちのいいものではありません。まず、
「穂」があると、芝生の見た目が悪くなる!
そうなんです、穂があると本当に芝生がきたなくなってしまうんです。
これらの穂が実り始めたころは濃い紫のような色をしています。
また、白い花も咲かせます(決してキレイなお花、ではありません!)
それが芝生一帯に広がっていると・・・
あきらかに見た目が悪くなります!!
こんな感じで見た目がめっちゃくちゃ悪い!
芝の一部とは言え、見ていて腹立たしくなるくらい。
芝生の見た目はかなり悪くなります。
また、
栄養を穂にとられるというのもよろしくありません。
当然その分、芝の生育に悪影響を及ぼします。
見た目も悪いし栄養も取られるし・・・
穂を放っておいていいことはまったくありません。
では、どうするべきなのか!?
それは、
穂刈り、です!
穂の対策はバリカンで刈るのがおすすめ!
穂がたくさんできてきたら芝刈りならぬ穂刈りをするべきですが、芝刈り機では刈れないこともあるのでバリカンで刈るのがイチバン手っ取り早いです!
最初は芝刈り機で穂刈りをしていましたが、どうしても刈り残しがあります。
穂は芝刈り機では刈りづらいな・・
そこで、芝刈り機ではなく電動バリカンで穂刈りをしたところ、
電動バリカンならうっとうしい穂もスッキリ刈り取れます!
電動バリカンなら刈り残しがあるところを狙い撃ちしやすいので、刈り残しがなくスッキリできるところがいいですね!
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私は充電式の「リョービBB1800」を愛用しています。
参考記事:
穂刈りはマメにやりましょう
このときに大事なのはこまめに芝刈り(穂刈り)をすることです。
そうしないと穂はどんどん出てくるので穂だらけになってしまいます。
これをするだけでも芝生の景観はそこそこ良くなりますし一番手っ取り早いのがバリカンです。
穂刈りをする時は、刈り高を20mmに設定して芝刈りをするとよいでしょう。
つまり、芝の丈を20mmにキープすることを目指すのです。
そうすれば穂をキレイに刈り取ることができると言われています。
「穂」ということはそこから種が落ちて新しい芝が生えるのでは!?
と期待される方もおられるかもしれませんが、残念ながらそれはありません。
ですので、穂というものは決して有害ではなく(もちろん雑草でもない)芝の生育の一つなんですが、あっても特にメリットはないのです。
穂はなぜ出来るのか?
では、なぜ穂ができるのでしょう?
その穂から子孫を残すことはないのですが、芝も植物なので生存本能としてできているのだと思われます。
肥料不足だとできやすいとか、病気などで弱っていると生存本能が働きたくさん穂ができるということも聞いたことがありますが、実際のところはよくわかりません。
私の家では初めて芝を張った年もたくさん穂がつきましたし、2年目もたくさん見られました。
壁沿いにも芝生の真ん中あたりにもまんべんなくできました。
穂はいつできるのか?
日本芝(高麗芝、姫高麗芝など)は春と秋に穂ができます。
我が家の場合(関西在住、高麗芝)でも5月頃から目立ち始めました。
そして、本日(7月13日)になっても若干ですがまだ穂は残っています。
ただ、穂刈りをしたり肥料をしっかり与えているとだんだん穂自体は枯れ果ててなくなっていきます。
※7月14日に撮影した枯れてきた芝の穂。上の写真と比べても明らかに枯れてます。
このような状態の後、次第に穂は姿を消すでしょう。
恐らく我が家でもあと1週間もすれば穂はほとんどなくなり、芝がグングン成長する時期に入ってくると思います!
そうなってくると、いよいよフカフカのキレイな緑色の芝生が完成するのではないでしょうか?
11月でもしつこく出てくる「穂」は厄介者
また、秋の穂もとても厄介です。
そろそろ消えて欲しいのですが我が家では11月になっても穂はあります。
なぜ、秋の穂が厄介なのか?
それは
秋は芝刈りをしないので、穂刈りをする時は穂だけを刈る必要があるからです。
穂の対策としては穂刈りをすることが一番おすすめです。
芝刈り機で芝と一緒に刈りたいところではありますが、秋は芝刈りをする必要がありません。
これからやってくる厳しい冬に備えて芝の丈は4~5㎝は残しておきたいところなのです。
つまり、
秋は芝を刈らずに穂だけを刈る必要があるのです!
そんなときにうっそうと穂が出てくると芝刈り機では対応できません。
そうなると、電動バリカンを使うととっても便利ですね。
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秋は芝生が茶色くなりますし穂も目立たなくなりますが、それでもやっぱりキレイな芝生を目指すには穂はとてもジャマな存在なのです。
11月になってもたくさん穂がある我が家。この白いのは芝の花です。
芝の花は穂とおなじく見栄えを悪くさせるので、電動バリカンや芝刈り機などで刈っていきましょう!
それだけで不思議なくらいグッと見た感じがよくなります。