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芝生の張り替えにむけて土壌改良をDIYで挑戦!

投稿日:2021年2月11日 更新日:

庭に芝生を張るためには、まずは庭の土壌を改良をしなければなりません。

 

カンタンに言うと「芝生向けの土壌」を作る必要があるのです。

 

 

でも

 

『DIYで土壌改良なんてムリそう』とか『芝生を張るための土壌改良ってなんか難しそう』って思っていませんか?

 

 

ガーデニングの初心者だったり芝生の手入れの知識がなかったり、そもそも不器用だったりいろいろ心配はあると思いますが・・・

 

 

 

 

大丈夫!心配無用です。

そんなに難しく考える必要ありません。

 

 

 

芝生のための土壌改良・土壌作りは決して難しいものではないので、ぜひDIYで挑戦してみましょう!こまかい知識はいらないんです。

 

 

 

DIYで、できちゃいます。

 

 

 

ではまずは、芝生のための土壌改良とはそもそも何をするべきなのか?についてご紹介したいと思います。

 

 

 

 

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そもそも土壌改良とは?

土壌改良とは何をするのか?それは、

 

 

芝生が育つのに適した土を敷き詰める!

 

 

ざっくり言い過ぎると以上です

 

 

え、それだけ・・・?

 

 

 

おいおい、さすがにざっくり言い過ぎやろ!とお叱りを受けそうですね。ただ、あまり難しく言い過ぎると芝生に挑戦しようという気持ちが萎えてしまう人もいてしまい、それでは本末転倒。

 

 

 

ということで、この際カンタンにいっときましょう!

 

 

 

もう一度言いますが、

『芝生の生育に適した土』を敷く。これが土壌改良でいちばん大事なことです。

 

 

 

 

『芝生の生育に適した土』

については、のちほどご紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

障害物を取り除く

一応、付け加えておくと

石や粘土質の土といった邪魔者はしっかり取っ払った上で、芝が育ちやすい土(砂壌土と言います)を30㎝くらい敷き詰める。

 

 

これが芝生のための土壌改良の最終形態だと思っています。

 

 

どうでしょう?

専門的な知識はいらないでしょ?

 

 

 

 

 

暗渠排水はムシ!

いやいや、「芝生の土壌づくり」とネットで検索すると「暗渠排水をしましょう」って小難しくて専門的な言葉が出てきましたよ!って人もいるでしょう。

 

 

暗渠排水・・・

そもそも読み方すら分かりませんね。

 

 

『あんきょはいすい』と読み、これは土壌の水はけをよくするためにする作業のことです。芝生の土壌づくりのためには暗渠排水は必須です!と紹介しているサイトもありますが、

 

 

私は暗渠排水はやっていません。

完全に無視です。

 

 

理由はカンタン。

難しそうだから!

暗渠排水、私にはできません。

 

 

だから完全に無視していますが、ちゃんとした芝生用の土を使っていれば水はけで苦労することはないと思います。

 

 

 

 

 

水勾配もムシ!

いやいやいや、芝生の上に水が溜まらないように「水勾配」をつけましょう、とも書いてあるよ!土壌を斜めに整えるんでしょ!?と思ったアナタ。

 

 

私はこれも完全に無視

土壌をきれいな斜めにするなんて無理。

私には無理です。

やれば失敗して悲惨なことになりそう。

だから、やらない。

 

 

 

無理なことはやらない。

それでいいんです。

 

 

別に芝生のプロを目指すわけではないんですから、無理なことはやらずにシンプルにいきましょう。

 

 

 

 

 

つまり、

石などを取り除いたうえで、『芝生の生育に適した土』をしっかり敷き詰める

 

 

 

 

これだけを目指して

土壌改良スタートです!

このハゲたところ一帯を改良します

 

 

 

 

❶まずは土質をチェック

まずは、あなたの庭の土が『芝生の生育に適した土』かどうかをチェックしましょう。

 

 

芝生が育ちやすい土、それは「砂壌土」といいます。砂壌土とは、粒径2mm以下の細土の中に粘土が含まれている割合が12.5%~25%の割合の土のことです。

 

 

 

言葉で説明するとむずかしそうですが、「砂壌土は水で濡らしてコネコネしてもカタマリにならない」と覚えておいてください。

 

 

砂壌土とはこんな感じ(たぶん)

 

 

砂壌土については下記の記事で詳しく説明しているのでよろしければご覧ください。

 

参考記事:

芝張りに適した土壌とは、こんな土です!

 

 

 

もし、あなたの庭が砂壌土ではなく粘土質の庭だったりすると土の入れ替えが必要になってくるので結構たいへんですが、我が家はもともと砂壌土だったのでその点はラッキーでした。

 

 

 

 

❷土を柔らかくする

つぎに土壌を耕して柔らかくします。

 

 

なぜなら、芝の根っこは30㎝くらい地中に伸びると言われているので、地中30㎝くらいまで土壌を柔らかくしておく必要があります。土壌がカタイと芝が根っこを伸ばしづらく、たとえば『少し掘ると粘土質の土壌がある』『地中10㎝のところで岩にぶち当たる』というのはNGです。芝の成長に悪影響が出てしまいます。

 

 

 


クワを使って耕しまくる!!

 

 

 

実はここは以前はきれいな芝生だったんですが、私が単身赴任をしている間に枯れてしまいました。その後、なんとか復活させようとしましたが全く手も足も出ず・・・。結果、見事に枯れ果ててしまいました。

 

 

そんな経緯があったので「せっかくやし徹底的に土壌改良をして張り替えよう!」と思い軽く掘り起こしたところ・・・

 

 

 

10㎝掘った先の土壌はカッチカチでした。

 

 

 

おかしいなぁ・・・

最初に芝張りをする前に土を柔らかくしたと思ってたんやけど・・・

 

 

 

そりゃ芝もうまく成長しません。反省です。

 

 

 

 

 

私自身、実はだいぶズボラな性格をしており、たいした土壌改良をせずに芝張りをていたんです。もともとの土の上に床土をザザァ~っと撒いて芝を張り付けただけ、というかなり適当な芝張りをしていたのです。そりゃ芝も枯れますよね。

 

 

 

ということで、クワを使って徹底的に地中30㎝まで掘り起こしました!

 

 

この作業が運動不足の身体にはだいぶキツかったですね。

 

 

 

 

❸石など障害物を取り除く

土壌改良をするときは、小石などもしっかり取り除いておきましょう。

 

 

石や粘土質の土の塊があると、芝の根っこが育つときに邪魔になります。これをしっかり取り除くのも土壌改良の大事な作業の一つです。

 

 

 

土壌を掘り起こすと・・・

 

 

 

 

 

 

コロコロと石が出てきました

 

 

 

 

これくらいの大きさの小石なら気にしなくてもいいかもですが、気になったら止まりません。

 

 

 

 

「ふるい」を使って、石という石をトコトン拾いました。

 

 

 

 

粘土質の土などはもともと含まれていないので、今回は小石を拾っただけでOKでした。

 

 

 

 

植木の根っこが出現!

さて。

土壌を掘り起こしていると、植木の根っこが芝生ゾーンにまで伸びているではありませんか!

 

植木の根っこ、伸びすぎ・・・!

 

 

 

この根っこを切ってもいいものか?切ったら植木が枯れるのか・・・?

 

 

 

正直分かりませんが、今回の土壌改良は芝生を張り替えるためのもの。どうせならキレイな芝生作りのためにトコトンまで土壌を改良したい!

 

 

 

ということで、芝生ゾーンにまで伸びている植木の根っこはだいぶ切りました。

 

芝生と植木の根っこも取り除く!

 

 

根っこを切ったせいで植木が枯れたら、そのときはあきらめることにします。

 

 

 

 

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❹土を調合する?床土を買う?

いよいよ『芝生の生育に適した土壌』を完成させる作業に入ります。これが終われば芝生の土壌改良・土壌作りはほぼ終わり。

 

 

ただ、土壌作りをするにあたって次の2択が待ち構えています。それは

 

 

①もとの土にいろんな資材を調合する

②芝生専用の土=床土を買って投入する

 

 

 

です!

運命の分かれ道!

 

 

 

 

①いろんな資材を調合する?

これは、もともとの土に川砂や堆肥、こだわるなら黒曜石やピートモスという資材を混ぜて水はけの向上と栄養を与えることを目的としています。

 

 

水はけがあまり良くない庭であれば、このように調合するのはとても有効です。堆肥を加えることで根付きも良くなるので芝生としてはとてもうれしいでしょう。

 

 

こだわりの土壌を作るのであればとても楽しい作業になると思いますが、いろんな資材を探して買うというのはめんどくさがり屋さんにとっては苦痛になるでしょう。ちなみに、川砂を入れるのであればもともとの土に対して3割~5割の量の川砂を混ぜると良いそうですが、

 

 

 

調合するって難しそうじゃないですか?

 

 

 

 

 

②床土を購入して投入?

市販されている芝生専用の土(床土)を買ってきて、もともとの土に適度に混ぜるというのもありです。

 

ズボラな私は「床土を買って入れる」派です。当然ながら。

 

 

だって、割合を間違わずに川砂を入れて堆肥も買ってきてそれを混ぜて・・・ってことをするくらいなら少しくらいお金がかかっても高品質な床土を最初から買う方がダンゼン楽でいいですね。

 

 

 

というわけで、迷わず床土を購入。

 

 

なお、床土の選び方のポイントですが、肥料が含まれていて水はけが良くて砂壌土であること。そして何より芝生専用の土を選ぶこと!これが大事です。

 

当たり前ですが、お金をケチって「それっぽい土」を買うのではなく、ちゃんと芝生専用の土を買いましょう。

 

 

 

超高評価の芝生の床土

 

 

私は、『バロネス芝生の目土・床土』を愛用しています。

 

 

正直、これ以外の土はもう買っていません。なぜならこの床土で失敗したと思ったことがないから、です!

 

 

 

 

❺芝生の床土を投入!

ということで、芝生専用の土、つまり『床土』を投入しました。

 

やっぱり土壌をしっかり作るためにはどんな土を使うか?がとても大事なんですよね。

 

 

土ってしっかり耕しても時間がたつとだんだん固くなってしまいます。固くなった土壌では芝生の生育は不向きなので、固まらない土壌を作るのが理想だと思っています。

 

 

そこで、芝生専用の床土の出番!というわけです。

 

 

なぜなら、芝生専用の床土は踏んでも踏み固まらないから芝生の生育にピッタリ!

 

 

だから、そこそこの量の床土を混ぜることが土壌改良にはとても有効なんです。

 

 

 

 

使った床土の量は?

今回の土壌改良では、『バロネス芝生の目土・床土』を2~3袋使いました。

 

 

土壌改良した面積は約2㎡くらいですが、もともとあった土をちょっと減らして惜しみなく床土を投入!

 

 

ハッキリ言って、3袋の床土なんてあっという間になくなります。そこは覚悟しておきましょう。

 

 

 

ちなみに、土壌改良をする時に必要な床土の量ですが、詳しくはコチラの記事にまとめています。よろしければご覧ください。

 

参考記事:

芝生の床土・目土の使い方と使う量をまとめてみました!

 

 

 

 

有機肥料を混ぜるのもOK

なお、この後に床土に元肥として有機肥料を混ぜてもOKです。

 

有機肥料を混ぜると土の中の微生物が活性化して、微生物の数と種類が増えて土壌が元気になります。土壌が元気になると元気な芝が育ちます。

 

つまり、有機肥料を混ぜるだけで土壌改良にもなる、というわけです。

 

 

有機肥料と聞けば何だかむずかしそうに思われるかもしれませんが、そんなに難しい話でもありません。詳しくはコチラの記事を参考にしてみてください。

 

参考記事:

有機肥料を使えばカンタンに芝生の土壌改良ができます

 

 

 

 

❻土壌を平らにする

最後に土壌を平らにしたら芝生の土壌改良DIY編は終了となります。

 

 

平らにして、作業終了!

 

 

最後にベニヤ板とか段ボールなどで踏んで平らにするという方法もありますが、私は長い棒で表面を平らにしておきました。

 

 

 

あと、土壌改良が終わった時点で少しくらい土壌の高さが上昇してしまっていても問題ないと思います。

 

 

なぜなら、芝を張り付けて水をたっぷりあげて上からグッと踏むと、土が水を吸収することで地表がググっと下がります。そして、芝が沈み込むんです。

 

 

だから、芝張り前の土壌が少しくらい盛り上がっていても心配はないでしょう。

 

 

 

参考記事:

芝生の張り替え、DIYで失敗しない方法をご紹介。

 

 

 

土壌改良、最大のポイントは?

土壌をしっかり耕して床土を入れる!

 

これが最大のポイントだと思います。

 

 

 

結局、芝がしっかり育つも枯れるも、芝張りをする前にある程度勝負は決まっているんです。つまり、しっかりと土壌を作れているか否か、ということですね。

 

 

粘土質の土壌や砂場みたいなサラサラの土壌では芝生は育ちません。芝生が育つのに適した土壌を作っていることがと~っても大事!

 

 

芝張りをする前に土壌改良をするなら、そこに全力を使いましょう。

 

 

 

 

どの土を使うか迷ったら、ぜひこの芝生専用の土を選んでみてください。必ず、満足してもらえるでしょう。

 

 

 

 

あと、土壌改良をDIYでやるのってかなり大変なので、一日でやるよりも何日かに分けてやることも大事なポイントです(笑)

 

 

私は4日間に分けてやりました♪

 

 

この土壌改良をした場所にベタ張りで芝生を張り付けたときの様子はコチラの記事を参考にしてくださいね。

 

参考記事:

芝生の張り替え、DIYで失敗しない方法をご紹介。

 

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