これから芝生に挑戦するぜ!って人がまずやるべきこと。それは、あなたの庭の土が『芝張りに適した土壌かどうかを見ること』です!
これが一番大事と言っても過言ではありません。
その庭の土で芝張りができるのか?ムリそうなのか?
これが大事なんです。
芝生手入れのカギは土壌にあり!
芝張りができる土であるならば、芝生手入れの80%はクリアしたも同然です。
ウチの庭は芝張りができる土壌だ!とわかってしまえば、あとは芝や必要な道具を買い揃えて手順通りに張り付けていくだけ。
芝張りをしてしまえば、そのあとは何とかなるもんです。実際は枯れそうになったり芝生が凸凹したりいろいろトラブルはあると思いますが、アレコレ手入れをしていれば何とかなります。
ただ、それもこれも土壌が芝張りに適していればの話です。ダメな土壌の上に芝を張ってもまず成長しません。必ず枯れるでしょう。土台がいちばん大事。
だからこそ、最初にやるべきなのは
芝張りに適した土壌か、そうでないか?を見極めることが一番大事なんです。
いちばん芝張りに適している土壌は「砂壌土」
芝張りにいちばん適している土、それは「砂壌土」です。
・・・で、砂壌土ってどんな土?
と思われた人は多いでしょう。解説すると、
『砂壌土(さじょうど)』とは、水で濡らした状態で手でコネコネしても棒状にならないくらい程よくサラサラした土のことです。
分かるような、分からないような・・・
むずかしく解説すると、
粒径2mm以下の細土の中に粘土が含まれている割合が12.5%~25%の割合の土のことを砂壌土と呼ぶそうです。・・・と、まぁこの解説を聞いて
「ふむ、なるほど!」
となる人はまずいないでしょう。
これは私なりの解釈ですが、『砂壌土という名前の土』が存在するということではなく、『その土がこういう状態であれば、それは砂壌土に分類されますよ!』ということだと思っています。「土の名称」というより「土の分類」ということですね。
例えていうと、『犬』は名称ですが、『ほ乳類』は名称ではなく分類である、という事と同じだと思います。
(そんな解釈で合っているのかな?)
まぁ、それはいいとして
結局、砂壌土の見た目ってどんな感じなの?実物の写真はないの!?
と思った方、もう少しこのブログを読み進めてみてください。
砂壌土(さじょうど)の写真
能書きはもういい・・・そろそろ実物の砂壌土とやらを見せてくれ!
という声が聞こえてきそうなので、今日は我が家の庭の土の写真をご用意しました。
我が家の庭が(多分ですが)砂壌土で、と~っても芝張りに適していたのでその土の写真をお見せしましょう!
まずはドアップで。
砂壌土の写真❶
ちょいちょい雑草が生えていますが、そこは無視しといてください。
掘り返してみると、こんな感じ。
砂壌土の写真❷
雨が降っても水たまりはできません。
砂壌土の写真❸
砂壌土の写真は以上です。
学問的に言うと粘土の割合が12.5%~25%含まれているとのことですが、もちろんそんなこと計測していません。粒径が2mm以下なのかどうかもわかりません。
ただ、濡らしても棒状には決してなりませんし、水はけも適度にいいのでたぶん砂壌土でしょう。
何よりも、この土壌で芝張りが順調にいっているという事実が、この土壌が砂壌土であることの何よりの証・・・だと思う。いや、そうに違いない!
それでも違ったらゴメンナサイネ。
砂壌土の上に床土を敷いていきましょう
よし、我が家の庭の土は砂壌土っぽい!芝張りに適しているぞ!!
と思った人は、芝生専用の床土を買いましょう。
よし、我が家の庭は砂壌土だ!砂壌土の上に芝をペタペタ張っていこう!・・・というのではありません。砂壌土の上に床土を敷いて、その上に芝を張り付けていきましょう。
手順をカンタンに言うと、庭を軽く掘り起こして雑草や小石を取り除いて床土をザザザァっと入れて平らにする作業が必要になります。そこまでやってから芝を張り付けていくのです。
もっと詳しく知りたい人、床土ってどれくらい用意するの?と思った人はコチラの記事をどうぞ!
参考記事:
なお、私が最近愛用している床土はコチラ。
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レビューを見てもすごい高評価。
床土っていろんな商品があるけど、どれを買っていいのか分からない!という人は
芝生専門店「バロネス」の床土を買っておけば安心です。
芝張りに適さない土壌とは?
逆に、芝張りに適さない土壌とはどういう土壌なのでしょうか?
極端に言うと、たとえば『砂浜』です。
砂浜っていうのは極端な例ですが、こんな土壌では芝だって野菜だって花だって育つわけないですよね。なぜなら、こういう土壌は水を蓄えておくチカラ(保水性)がそもそもないので、水をあげても植物の根っこが水を吸い上げることができません。だから植物は何も育たないのです。
砂漠や公園の砂場を想像してみてください。そこで芝が育たないのと同じことですね。
また、水はけが悪すぎる土壌も芝張りに適しません。
たとえば、上の写真のように雨が降ったあとチョコレート状の『ぬかるみ』になったり『水たまり』になるような土壌では芝張りには適しません。こういう土壌って土自体が粘土質だったりするので、そういうときは大幅な土壌改良が必要です。
他にも、カッチカチの土壌や石がゴロゴロしているような土壌でも芝は育ちづらいので、スコップやくわ等で掘り起こしたり石を取り除いたりしましょう。
そういう土壌改良などをしっかりおこなったあとで、芝張りをして手入れを普通にしていけば芝ってけっこう勝手に育つので何とかなります。
芝生って難しいイメージがあるかもしれませんが、土壌がしっかりしていれば大丈夫。
あとは野となれ山となれ!
おそれるものは何もない。
案ずるより産むがやすし!
という勢いで何とかなるもんです。
しかし、それもこれも土壌がすべてといっても過言ではありません。
だからこそ、土壌づくりだけはしっかりしておきましょう♪
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参考記事: