3月の芝生の手入れとして目砂入れをしました。
目砂(目土)入れって地味な作業であるもののやいろんな効果があるので定期的にやるべきお手入れではありますが、今回、目砂入れをした目的は「芝生の凸凹を直すため」と「サッチの分解を促進するため」です。
どのような種類の目砂や道具を使ってどのように作業をしたのかについてコツや注意点を交えながらご紹介していきたいと思います。
参考記事:
用意したのは「目砂」と「ふるい」
用意するのは「目砂」と「ふるい」だけ!
今回、私が購入したのは自然応用科学社から発売されている目砂とノナカ金物店から発売されているふるいです。
去年に目砂入れをした時はふるいを使わず手やスコップで目砂をすくってまいていたんですが、それはゼッタイにおすすめできません!なぜなら、ふるいがないと思ったように上手にまけないからです。実際にやってみるとよくわかりますが、手やスコップで砂をまこうとすると均等にまくのは至難の業で、必ずと言っていいほど一か所に固まってしまいます。
そうなるとせっかくの目砂入れも効果がなくなってしまうばかりか芝の葉が目砂で埋もれてしまうと光合成が出来ず枯れてしまう事だってあるのです。そんなことにならないようふるいも用意しておきましょう。
つかった目砂の量について
この目砂の袋には「本品1袋で3坪分」と書いてあります。我が家の芝生は約5.5坪なので2袋買いましたが、結果的には少し足りませんでした。
凸凹になっている箇所が多い芝生ではたくさん使うことになると思いますし、まき方にも個人差があると思うのであくまでも我が家の芝生の場合だと思ってください。
とはいっても我が家の芝生が凸凹だらけというわけでもありませんし、ふるいを使ってある程度は均等にまいたつもりです。それでちょっと足りなかったということから考えると、やっぱり目砂は多めに買っておくのが無難だというコトですね。軸刈りをしてしまったときや病害虫にやられたときなどトラブルが発生したらなにかと目砂(目土)入れはするので、物置に1袋くらい余分があるのでちょうどいいかと思います。
この「ふるい」はリーズナブルなのに使いやすい
ふるいは一つあれば芝生以外のガーデニングにも大活躍します
私が愛用している「ふるい」は特別な機能がある高級品!というわけでは決してありません。上記の通り1000円くらいで買える普通のシロモノです。
しいて特徴をいうとすれば、網が「荒目」「中目」「細目」の3種類あっていろんな用途に応用できてとても便利!ということでしょうか。あとは本体の枠がステンレス製なので軽くて作業していても全然疲れないので、女性やお子さんにもうれしいですね。
ちなみに上でご紹介した目砂を使うときは網の目がいちばん細かい「細目」のフィルターをセッティングして使いました。写真のようにたくさん目砂を入れてあとは上から砂を落としていくだけ、です。
コチラのふるいは1000円くらいで買えるんですが、それでいてかなりの高性能なのがうれしいところですね。
芝生の凸凹をなおしているところ
分かりづらいですが、小さいマンホールがあるため凹んでいるところ
ここ、画像ではわからないと思いますが明らかに周りよりも凹んでいます。見た目でも分かりますし踏んでも凹んでいるのがわかるくらいです。
そういう凹みをなくしていくと芝生がより整然としてキレイに見えるのでそれを補正するために下の画像のように目砂を入れました。
目砂を入れて凹みを補正
ちょっとたくさん目に入れてみました。何とか芝の芽が見えているくらいまでしっかり目砂を入れたので、これ以上たくさん入れると逆効果になる、つまり枯れるリスクが高まると思います。
なお、凹んでいるところに目砂を入れて補正するコツは、一回で補正するのではなく2,3回に分けて目砂を入れて凹みを直すということです。一気にたくさんの目砂を入れると芝の芽が埋もれてしまい枯れるリスクがあるからです。(わたしは面倒くさかったので一気にたくさん目にいれてしまいましたが・・)
芝生が枯れているところにも目砂を入れました
このように芝が枯れて薄くなって地表の砂が見えています・・
この箇所は明らかに芝の量が少ないですね。おまけに局所的に枯れぎみですしさみしい感じになってしまっているところです。そんなところにも目砂を入れましょう!
イイ感じに目砂入れができました!
目砂の量はこれくらいが適量ではないでしょうか?7月頃にはここもキレイな芝生になっていることを期待しています。
このように枯れているところに入れる目砂は「単なる砂」ではなくしっかり成長して欲しい!という思いも込めて「肥料が入っている砂」の方を選びたいですよね。そう考えると頼りになるのは肥料が入っていて水はけも良いこちらの目砂がおススメです。
目砂が途中でなくなったことが反省点です 汗
「目砂(目土)はたくさん使うので多めに買っておく方が無難ですよ」なんて自分で言っておきながら、作業を終えるあともう少しのところで目砂がなくなってしまい結果的に足りなかったというのが今回の反省点です。
我が家の芝生でいちばんヒドイ箇所は下の画像のところですが、ここは芝も枯れている上に土壌となる土そのものがないのでたっぷり目砂を入れておこうと思っていました。
端っこということもあり油断していたらこんなにボロボロに・・
こういう箇所こそキレイにしないと芝生の見栄えが悪くなるのでたっぷり目砂を入れるべきところでしたが、途中で目砂がなくなったのでこんな感じで終わってしまいました。
中途半端な状態で終わってしまいました・・
本当はほふく茎(ランナー)が埋まるくらいたくさん目砂入れをしたかったのですが、こんなことになってしまいました。理由はもちろん買った目砂の量が少なかったためです。
目砂(目土)はいろんな場面で必ずたくさん使います。こんなことにならないよう、できれば多めに買っておきましょう!
目砂入れをしたあとは水やりをします
最後にたっぷりと水やりをします
目砂入れをしたあとはしっかり水をまきます。特にこの目砂には肥料が含まれているのでたっぷりと水をあげるようにしましょう。ちなみにこの水やりが今年に入ってから初めての水やりです。
なお、3月であれば頻繁に水やりをする必要はありません。今回のように目土入れをしたりエアレーションをしたあととか、雨が少なく乾燥が続くようであれば水やりをする程度でOKです。
参考記事:
芝生の目砂入れ、終了!
全体的に見るとこんな感じになりました。芝生が凹んでいたり枯れているところにはたくさん目に目砂を入れたので、そういうところは他よりも黒くなっていますね。
目砂(目土)入れは芝生にとってとても大事なことと言われるとついついたくさんあげたくなりますが、それはNGです。なぜなら、毎年たくさんの目砂(目土)をまくとどんどん芝生全体の高さがあがってしまうからです。
気が付くと、10年後には10㎝も高くなっていた・・・なんてことになったらその後の対処が大変なのであくまでも1mm~5mm程度の厚みになるように目砂(目土)をまくようにしましょう。
それが最大のポイントです。