DIYで芝張りをするとき、上手にできるかどうか不安に感じたりしませんか?
芝張りって特別むずかしい技術がいるわけではありません。
ただ、芝張りの時に「やるべきこと」をしっかりやらないとキレイに張れず、最悪のケースでは根付かずに枯れてしまうので注意が必要!
適当にやればOK!ではないんです。
そこで、今日は私が自宅の庭にベタ張りで芝の張り替えをしたときの様子をご紹介したいと思います。
本日の記事と同じようにやっていただければ、芝生初心者でも失敗せずに芝張り・芝生の張り替えができるので、ぜひ読み進んでくださいね。
まずは芝を購入しましょう
まずは芝を用意しましょう。
これがないと芝張りは始まりません。
今回は高麗芝2㎡分をネット通販で購入。
ネットで高麗芝を買うのは2回目ですが、前回同様で満足度はバッチリでした。
参考記事:
2㎡の高麗芝が段ボールに入って到着
この高麗芝、4月の最初の週末に届いたんですが、用事があったのでその週末は芝張りができず、その翌週に芝張りをすることに・・・。
なので、買ったばかりの高麗芝を1週間ずっと庭に放置することになりました。
この状態で1週間ずっと放置
それでも枯れたり弱ったりすることもなく、とても元気な状態をキープ!
やっぱり最高の品質の高麗芝でした。
高品質の芝を買いたいのであれば、このお店の芝を自信をもっておすすめします。
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枯れた芝生を剥がす
張り替えに向けて、枯れた芝生を剥がしましょう。
芝生を剥がすとき、私はターフカッターを使います。このターフカッターは本当に役に立つアイテムで、張り替えのときに最高に役に立ちます。
参考記事:
もちろんターフカッターでなくても芝を剥がすことは可能です。いずれにしても、張り替えたいところは剥がしてしまいましょう!
次に、土壌改良をします
芝張りをする前に土壌改良もやっておきましょう。
土壌改良とはカンタンに言うと
「芝の生育に適した土壌を作る」
という意味ですネ。
今回、土壌改良は事前に済ませておいたので、本日の記事では割愛します。詳しくは下の記事を参照にしてください。
参考記事:
土壌改良は時間がかかる
土壌改良を事前に済ませておいた理由は、「土壌改良は時間がかかって疲れるから」です。
仕事がオフの土日に土壌改良をして芝張りをしてその合間に家族サービスもして・・・
というのは正直ムリ!!
だから、事前に土壌改良だけは済ませておいて、芝を購入したらあとは張るだけっていう状態にしておいたのです。
芝の張り方を決めよう
さて。
芝をネットで購入して1週間後の週末。
絶好の芝張り日和がやってきました!
最高の青空!
よし、今日しかない!
ということで、迷わずこの日に芝張りをする事にしました。
芝の張り方いろいろ
芝張りは今日だ!と決めたあとは、芝の張り方を決めなければなりません。
芝の張り方は「ベタ張り」や「目地張り」、「市松張り」や「筋張り」などがあります。
個人的には「目地張り」が好きなんですが、目地張りだと芝と芝の間にすき間があってそのすき間が埋まるのに時間がかかってしまいます。
これまでは目地張りで芝張りをすることが多かったんですが、早く芝生を完成させたいので今回は芝生をベタ張りで張ることにしました。
初心者はベタ張りがおすすめ
いろいろある芝生の張り方の中でも、芝生初心者の方には失敗が少ないベタ張りがおすすめです。
参考記事:
ベタ張りだと芝をたくさん購入しなければならいので予算が高くなる、というデメリットがあります。でも、失敗が少なく早くきれいな芝生が完成するというメリットもあります。
だから、安全第一!という初心者には特にベタ張りがおすすめですね。
さぁ、芝張り開始!
今回の芝張りでいちばん気を付けたポイントは『凸凹にならないこと』でした。
というのも、今回は芝生の一部だけ張り替えをしたからです。
これについては、ちょっと詳しく説明しましょう。
まずコチラの画像をご覧ください。
この画像の上半分の芝生は去年に芝張りをしたところです。で、下半分に芝生をベタ張りしようと思っています。
つまり、
2つのエリアに分かれているのです。
で、今回はこの下のエリアに芝を張っていくのですが、芝張りをしたあとに「元々の芝生エリア」と「芝張りをするエリア」で凸凹ができてしまってはカッコ悪いですよね?だから、2つのエリアで段差を作らず、水平になるように芝張りをしなければなりません。
芝生の一部を張り替える時の注意点
ということで、「この2つのエリアが凸凹にならないように細心の注意を払った」というのが今回の最大のポイントでした。
芝生の一部だけ張り替える時であれば、とくに凸凹にならないよう気を付けるべきですね。
もちろん、ペタペタ張り付けていく芝同士が凸凹しないように注意する必要もあります。これについても後ほどご紹介していきます。
最初の1枚目は特に慎重に
いよいよ芝張りを始めます。
「元々の芝生エリア」との高さを合わせる必要があるので、最初の1枚目の芝は特に慎重に張ります。
だいたいこんな感じかな・・・
ペタペタ・・っと・・・
まずは5枚だけ「仮置き」しました
ここからは私流ですが、
つぎに水やりをしてしっかり踏みつけてやります。
仮置きの芝に水をたっぷりあげます
しっかり踏みつけます!
水やりして踏みつけると、芝がググッと土壌に埋まっていきます。それも合わせた上で凸凹しないよう気を付けるのです。
凸凹してるかな~
う~ん、ちょっと凹んでるな~・・・
凸凹を微調整する
凸凹しているところは、徹底的に直しましょう。
芝張りは、最初が肝心です。
凹んでいる箇所があれば、ペラッとめくって床土を補充しましょう
そんなこんなで微調整を繰り返し、
よし、これでOK!
となれば、この芝を基準にしましょう。
「仮置き」から「基準」に昇格です。
あとは、「基準」にしたこれらの芝に合わせて残りの芝も張っていきます。
残りの芝も張っていく
あとは残りの芝を張っていくだけです。
もちろん、「基準とした芝」の高さに合わせて凸凹しないように張っていきましょう。
土壌改良をして地面を平らにしたつもりですが、いざ芝を張っていくと思った以上に凸凹していることに気が付いたりします。また、水やりをして踏みつけると高さが変わるので、微調整を繰り返します。
こうなってくると、あとは根気が命!
手を泥だらけにしながら慎重に芝を1枚1枚張っていきます。
慎重に・・・
微調整を繰り返しながら・・・
手と膝を泥だらけにしながら・・・
1枚1枚張っていくと・・・・
こうなります
普段はズボラな私ですが、この時ばかりはすごく慎重に張っていきました。
で、水やりをします。
た~っぷり、あげました
芝張りをして、最初にやってしまう失敗が水不足です。芝が根付くまではとにかくたっくさん水やりをする必要があります。それを間違うと枯れてしまうので、ココはマジで要注意です。
参考記事:
芝生の目土入れをしよう!
水やりをしたら最後に目土入れをします。
目土入れ。
あまり聞きなれないかもしれませんが、簡単に言うと、張った芝と芝の間のわずかなすき間に芝生専用の土を入れていくということです。
私がどんな目土を使っているのかというと、バロネス芝生の目土・床土。芝生の土と言えば、もうこれしか使っていません。
栄養たっぷりの土で、使用感もフカフカしていて最高です。
もし、芝生専用の土でどれを買えばいいのか分からず迷っているのであれば、「バロネス芝生の目土・床土」を買っておけばまず間違いはありいません。
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芝生の目土入れ、こうやります
で、この目土を使ったらこんな感じになりました。
ベタ張りといえど多少は芝と芝の間にすき間ができますし、しっかり目土入れをするときれいな芝生に一歩近づきます。ちなみに、この作業は手作業でやりました。もう手は真っ黒です。
次は、芝の上から「ふるい」を使って目土をうっすら撒きます。
芝の上から目土入れをする時のポイントは、芝の葉の先がちゃんと見える程度にうっすらと目土を撒くことです。
芝の葉の先、しっかり見えています
目土をたっぷり撒きすぎて、芝の葉が隠れてしまうと光合成ができなくなるのでNGです。うっすらと、撒きましょう。で、最後に水やりをします。
横から見て凸凹具合を確認。
まぁ、こんなもんでいいかな。
ここまでやって、芝張りは完了!
どうでしょう?特別な技術などは一切不要だったと思います。凸凹しないように気を付けることと、最後に目土入れを水やりをしっかりすること。気を付けるべきポイントはこれくらいですね。
芝生の張り替えをする目安は?
庭の植木の周りも枯れているので芝の張り替えをしようと思います。
張り替えようと思うのが、コチラ。
枯れている?まだ生きている??
4月上旬でこの状態。
枯れているのか、まだ生きているのか微妙な状態ですね。
ここの芝生、枯れ果てているわけではないと思います。
ただ、この状態からドンドン密度が高くなってきれいな芝生になるとは思えません。だから、張り替えます。
目安は、きれいな芝生になりそうか否か
私が芝生を張り替える目安は、『そこの芝生が枯れ果てているかどうか?ではなく、夏にかけてきれいな芝生になれそうか、ムリそうか?』ですね。
芝の生命力はすごいので、簡単には枯れ果てません。枯れ果てたかな~と思っていてもチョロチョロと緑の芽が出てくることはあります。
ただ、そういう所がきれいな芝生にまで劇的に回復するかどうかと言えば、また別の話。
上の箇所のようなところは夏になっても中途半端な芝生で終わってしまうでしょう。それでは芝生の管理を頑張っていてもなんだか物足りません。
きれいな芝生を目指しているのであれば、枯れ果てていなくてもきれいな芝生になりそうか否か?を目安にして芝生の張り替えをするというのも一つの手ではないでしょうか。
植木の周り、張り替え開始!
では、植木の周りの枯れ気味の芝生も張り替えていきます。
枯れ気味の芝生は愛用のターフカッターではがしました。
ターフカッターが大活躍!
個人的に、芝生管理にターフカッターは必需品だと思っています。
芝生を剥がしたり、根切りをしたり、芝生のエッジを整えたり・・・と、ターフカッターの用途はいろいろ!
きれいな芝生を作りたいのであれば、ターフカッターがなければ無理!とさえ思っています。
参考記事:
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芝生の張り替えにもターフカッターは大活躍します!
枯れ気味の芝生や、根っこなどをターフカッターで取り除く!
植木の根っこがあらわれた!
植木の周りの芝生を剥がしていると・・
植木の根っこがたくさんあらわれました。
う~ん、どうしよう・・・
多少は根っこを切ってしまっても問題はないでしょう。これで枯れるような植木ではない、ハズ。
ただ、あらわれた根っこを全部切ってしまうのも心苦しい。万が一、植木の元気がなくなったら家族に罵倒されてしまうし・・・
と、しばらく葛藤しましたが、
根っこの上から芝を張り付けました!
根っこの上に、芝生を張る!
根っこの上に張ったせいで、少し芝生が凸凹します。斜めにもなりますが、植木の周りということで仕方ありません。
残りの芝生も張っていく
さぁ、もう少し芝生が残っているので張り付けていきます。
芝の形を変えたいときは、ハサミで切ってしまいましょう。芝生は切っても枯れることはありませんので、ご心配なく。
芝は切っても大丈夫!
ペタペタと張り付けていき、同じように目土を入れて水やりをして、しっかり踏みつけて完成です!
植木の周りはこんな感じ
木の周りに芝がありませんが、これは芝が足りなかったため、です(^^;
植木鉢の周りにも、しっかりと。
全ての芝張りが終了!
いや~、心地よい疲れですね。
芝張りのDIYは難しくない
繰り返しますが、芝張りって別に特別な技術が必要じゃないので、ガーデニング初心者でも失敗せずにDIYでできます。
芝張りで失敗しないポイントは
・土壌改良をすること
・凸凹にならないこと
・最後にしっかりと水やりをすること
ここだと思います。
ここさえ気をつければしっかり根付いてきれいな芝生が手に入るので、芝生のある庭に憧れている人はぜひ挑戦してみてくださいね。
最後に、私がおすすめする商品を紹介しておきますので、ちゃんとした品質のモノが欲しいというのでしたら参考にしてください。
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高品質な芝生
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超人気の芝生専用の土
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私的には、もうコレがないとムリ!