芝刈り後の芝の長さは2㎝~5㎝にしましょう!というのが今日のお話です。
たとえば、夏に芝刈りをする時。
芝の生育期である夏は、芝の丈が2㎝~3㎝になるように短く刈りましょう!
短く刈り込むことで、より密度の高いきれいな芝生ができますし、雑草が生えにくくなるというメリットもあります。そのためにも短く刈り込める芝刈り機を選ぶということも大事ですネ。
参考記事:
逆に、秋に芝刈りをするとき。
芝の丈が4㎝~5㎝になるように優しく刈りましょう。
秋はほとんど成長しないので短く刈り込むとそのまんま冬を越すことになります。たとえて言うなら一休さんみたいな坊主頭のまま、冬を越すようなもんです。
ということで、結論ですが
夏の芝刈り後の長さの目安は2~3㎝、秋の芝刈りでは4~5㎝を目指しましょう!
短く刈り過ぎると軸刈りになる!
では、逆に2㎝以下に刈り込むのは良くないのでしょうか?
短く刈り過ぎると「軸刈り」を起こす危険性が高まるのでおススメできません。
気合いを入れて短く刈り込んでやろう!という気持ちは分かりますが、上級者でなければ軸刈りも起こさずきれいに1.0㎝以下に刈り揃えるのはかなり厳しいでしょう。
実際に軸刈りした写真がコチラです
そうとは知らず、気合いを入れまくって
「限界ギリギリまで攻めるゼ!」とばかりに芝刈り機の刈り高を1.0㎝に設定してジョリジョリ刈りまくった結果、こんなことになりました。
茶色いところは軸刈りをしたところです。まさに、軸刈りの嵐です!
ココから得られた教訓は
「芝刈りで1.0㎝まで刈り込むのはキケン」
ということでした。
なお、これくらいの軸刈りであれば3週間もすればだいたい元の元気な芝生に戻ることはできます。ただし、それはあくまでも芝の成長期のお話。ほとんど芝が成長しない秋口にこんな目に遭ってしまうとそのまんま冬を越すことになるのでおススメはできません。
ゴルフ場の芝の長さアレコレ
目指すはゴルフ場のグリーンだぜ!という気持ちも分かりますが、残念ながらそれを実現するには相当な腕前が必要なのです。
たとえば、グリーンの芝の長さはだいたい3~4mm、フェアウェイで15~20mmなんですが、10mm以下というのはプロが管理するレベルの長さです。10mm以下にするのはかなり難易度が高く、高性能な(=高級な)芝刈り機を使って毎日芝刈りをするくらいの手間暇をかけないと難しいのだそうです・・・
どうでしょうか?いかに短い芝を維持するのが難しいのか想像ができると思います。
ということで、まずは身の丈にあった芝刈りをするべきであり、そう考えてもやっぱり2㎝以下はグッと難易度があがるのでおススメできませんね。
個人的には刈り高2㎝をおすすめします
私の経験上ですが、夏であれば刈り高2㎝にして刈るのがおススメです。
2㎝で刈ったときに軸刈りをしたことがほとんどないからです。
3㎝や4㎝じゃ物足りないので、芝刈りをするなら刈り高2㎝!
これがイイのです!
そこで、こんな作戦どうでしょう?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まずは、梅雨明けに2㎝に刈りましょう。
梅雨明けから芝は本格的に伸びまくる。
だから、週に1回ペースで芝刈りをする。
芝刈り時の芝の丈は3~4㎝の状態。
その状態の芝を毎週2㎝に刈る。
それくらいだと軸刈りにならない!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これを梅雨が明ける7月上旬から芝の成長が止まりだす9月下旬まで続ける。そうすると、軸刈りにもならず短くきれいに刈り込まれた芝生を夏中楽しめる。
そんな作戦、いかがでしょうか!?
芝刈り機の性能が芝生のデキを左右する!
そんな作戦を立てたはいいものの、使っている芝刈り機の性能がイマイチだと思ったように刈ることはできません。
そう、良い芝刈り機を使っているか否かで、芝生のデキは大きく左右されるでしょう。
ある程度の性能のモノを買わないときれいな芝生は作れない!
これは間違いありません。
芝刈り機はタイプ別で選びましょう
たしかに1万円未満の芝刈り機でもキレイに刈ることはできます。
ただし、残念ながらその切れ味は長続きはしないでしょう。
私も1万円未満のリーズナブルな芝刈り機を買いましたが、3年使った結果、買い替えを検討しています。
だから、アナタはアナタに合った芝刈り機を買うことが重要なのです。
参考記事:
芝の伸ばしすぎも軸刈りの原因になります
『いやいや夏場に毎週芝刈りをするなんて暑くてしんどくて絶対ムリムリかんべんしてくださいよ~」なんて言って芝をボサボサになるまで伸ばしすぎると・・・
それはそれで次に芝刈りをする時に軸刈りを起こす危険性がマックスになります。
たとえば!
以前、下の写真のように10㎝くらいまで伸ばしてしまったことがあります。
10㎝まで伸ばしすぎた芝
わたしはこの時、ついつい力任せに強引に刈ってしまい大失敗してしまいました。
芝刈り後に茶色く枯れてしまった芝生
伸びすぎた芝を強引に刈ると、芝の葉を引きちぎるような形で刈ることになります。
その結果、芝の葉1本1本が切り口から茶色く枯れてしまい、上の写真のように芝刈り後に茶色くなってしまったのです。
ココから得られた教訓は
伸ばしすぎた後に芝刈り機で刈ると大失敗する!というものでした。
ヒトっていろいろ失敗を重ねて成長していくんですね・・・
伸ばしすぎた芝生はバリカンで刈りましょう
とは言っても、家事や仕事で忙しくてついつい伸ばしすぎることもあるでしょう。
ほんのちょっと油断しただけなんやけど、10㎝くらいに伸びてしまった芝生・・・
そんな伸ばしすぎた芝生は芝刈り機ではなく電動バリカンで刈りましょう!
正直、これ以上のアイデアは思いつきません。
電動バリカンなら手元で微妙な刈り高の調整もできますし、その構造上、強引に刈り取ることもありません。
だから、軸刈りのリスクもグッと低くなりますし引きちぎるように刈って芝の葉にダメージを与えることもないのです。
そう考えると、
伸ばしすぎたら電動バリカンで刈る!
これはゼッタイ間違っていないでしょう。
参考記事:
秋の芝刈り、芝の長さが4~5㎝になるように刈りましょう
夏が終わり秋が来て最後の芝刈りをするときは4~5㎝になるように芝刈りをしましょう。
「最後の芝刈り」をする時期はだいたい10月下旬頃ですね。
このとき、真夏と同じように2~3㎝に刈り込んでしまうとその長さのまま冬を越さなければならないことになります。短いまま冬を迎えると、クッション性にとぼしく踏み圧に負けますし光合成もできにくくなるので芝にとってはあまり良いことではないのです。
最後の芝刈りは4~5㎝にする、これも立派な芝生の冬支度の一つです。
参考記事:
なお、冬支度をしっかりとすると、芝生が緑色になる時期が早くなるというメリットがあります。
下の写真は3月2日に撮影したんですが、もうすでにここまで緑色になっています。
しっかり冬支度をすると3月2日でここまで緑色になっています!
春に良いスタートダッシュを切るためにも芝の長さにこだわってみて下さい。
そうなると芝生管理がますます面白くなるでしょう!
|
私が愛用しているバリカン♪