本格的な春を迎える前にやっておきたい芝生の手入れ、サッチングと低刈り。
サッチングをやることで前年から溜めてしまっている刈りカスなどを取り除く効果があります。また、低刈りをすることで前年から春まで枯れ残った芝を刈り取ることができます。
つまり、サッチングと低刈りを両方やることで、スッキリとした芝生で4月以降の本格的な芽吹きを迎えることができるのです。
サッチはたくさん溜まっています
どっちを先にやるべき?
ここでよく問題になるのが、サッチングと低刈り、どっちを先にやるべきかという話です。
私は先にサッチングをして、その次に低刈りをやることにしています。
サッチングをすると刈りカスをかき出すだけでなく、寝ている芝を立たせる効果もあります。で、サッチングで枯れ芝を立たせてその次に芝刈り機で低刈りをしてやるとめちゃくちゃ刈り取ることができます!こんなに刈っても大丈夫!?っていうくらい刈れますが、低刈りはそもそも春先に残ってしまっている枯れ芝を刈り取る作業なので思い切って刈り取ってしまっていいんです。
サッチングで枯れ芝をしっかり立たせて、その後に芝刈り機で思い切り低刈りしてしまいましょう!
芝刈り機の設定について
この時の芝刈り機の刈り高の設定は10mmをおすすめします。
遠慮して控えめに15mmとか20mmにするのはもったいない!思い切って10mmという低めで刈っていきましょう!
が、あくまでもそれは目安。
お手持ちの芝刈り機が5mmまで下げることができるのであれば5mmでも大丈夫です。低刈りは〇〇mmじゃないとダメ!なんてことはありませんので、より低い設定で刈っていくコトをおすすめします。
低刈りの注意点
先にサッチングで芝を立たせると、どうしても根っこがひっかかってほふく茎ごと芝生の上に出てしまうことがあります。
こういう飛び出した芝(ランナー)は芝刈り機ではうまく刈れないことが多いので、先にハサミやバリカン等で切ってしまいましょう。
飛び出した芝を芝刈り機で刈ろうとすると「ガチンッ!」と音がして芝刈り機がストップしてしまうことが多々あります。柔らかい芝の葉であればサクサク刈れる芝刈り機でも太いほふく茎となると刈れずにストップしてしまうのです。ムリに刈ると芝刈り機の故障にも繋がりますので先に切ってしまうことをおすすめします。