マイホームの庭は芝生にしたい!
と思っているお父さんは多いと思います。
が、芝生をDIYで張り付けるのって難しいというイメージをお持ちではないでしょうか?特別に専門的な知識やノウハウがないとDIYで張り付けるなんてムリ・・・と思っている方も多いと思います。
確かに芝生はテキトーに庭に並べておけばそれでOKというわけではありませんし、それなりの準備とポイントをおさえた手入れは確かに必要です。ただ、そのポイントさえ覚えればDIYで張り付けるのって決してむずかしいものではありません。
我が家の芝生
そこで本日は、芝生初心者でもDIYで芝生を張り付ける方法を「私が今までDIYで経験した失敗事例」をもとにご紹介したいと思います。どんな失敗をしたのか?どうすれば失敗しないのか?を覚えていただければ幸いです。
最初の難関は土壌作り
芝生も野菜もそうですが、やはり土壌作りは非常に大事です。芝生は一度張り付けてしまうと2,3年後に耕すのは非常に難しいので、張り付ける前にできるだけ準備をする(土壌作りをする)ことが重要です。
土壌作りの方法ですが、まずは芝生を張りつけようと思っているところを耕します。次に小石や雑草や粘土質の土があれば取り除きます。その後にできれば芝生専用の土やできれば元肥(有機肥料がおすすめ)を混ぜて通気性や保水性をよくしてあげて最後に平らにならしてあげれば完成です。土壌の深さですが、できれば30㎝は欲しいところですね。けっこうザックリとした説明ですが、最小限の労力でいきたいのなら以上でOK!これだけでも重労働ですし、逆に言うとこれらをやらないとしっかり育てるのは難しいでしょう。まずはここまで頑張ってください。
耕して小石などを取り除き、芝生専用の土や肥料などを混ぜます
最後に平らにならしたらまずは完成
土壌作りにおいては、「あの資材を混ぜた方が良い」とかを言い出すといくらでもマイアックな話ができるくらいキリがありません。ただ、
◆地中に石がゴロゴロしている
◆粘土質の土壌
◆土壌の深さが浅すぎる
◆土壌の土が芝生作りに適していない
これらがあると数年後の芝生管理が大変になるので、せめてこれら4つの課題はクリアしておいきましょう。ちなみに、多少であれば質の悪い土壌であっても芝生は育ちます。ただ、2,3年後にはダメになる可能性が高いでしょう。きれいな芝生ができあがるのは最初の一年目だけだと思ってください。
芝生に適した土(砂壌土)はこんな感じ
芝生をDIYで張るときはまずは土壌作りが命だと思ってくださいね。
おすすめの芝生の床土
さて、芝生の土壌作りが大事だというお話でしたが、おすすめの芝生の床土はコチラ!
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芝生愛好家には大人気のバロネスブランドの床土で、品質は文句なしです。ただ、 決して安くないので芝生の土壌を全てバロネス床土でまかなおうとすると莫大なお金がかかってしまいます。なので、もともとある庭の土が半分、バロネス床土が半分になる程度で十分です。おサイフと相談し使う量を決めると良いでしょう。
以上が芝生の土壌作りのお話でした。
芝生選びもめっちゃ大事
芝生選びも大事です。東北以南に住んでいる方であれば育てやすさを重視して「高麗芝」か「TM9」を選ぶことをおすすめします。
高麗芝は東北以南の気候で育てるのに適しており、病害にも強いという性質があります。葉は太くて丈夫なので、ヒトやペットに踏まれてもすぐにダメになるということはありません。また、色鮮やかな緑色が特徴で憧れる緑のじゅうたんを目指すには最適な品種です。一方のTM9は高麗芝を品種改良して作られた品種で、高麗芝と同じく丈夫でありながら成長スピードが遅いため芝生の管理が楽にできるというメリットがあります。値段としてはTM9の方が割高ですが、DIYのしやすさでは何も変わりませんので芝生初心者が選んでも何ら問題はありません。
また、個人的にはホームセンターで買うよりもネットで買うことがおすすめしています。なぜなら、ホームセンターでは品質が落ちてしまった芝生も陳列されているのでそれを買ってしまうと下手すれば「ハズレ」を引いてしまいかねません。元気で高品質な芝生を選びたいというのであれば多少割高でもネットで買う方が良いと断言できます。
おすすめの高麗芝
ちなみに、私がいつもネットで買う高麗芝はコチラです。
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すごくきれいで色鮮やかな状態の芝生を配達してくれるのでいつもお世話になっています。
私はいつもネットで購入♪
参考記事:
DIYで失敗しない水やりの方法
DIYで芝生張りをする人で次に失敗しやすいのは水やりの方法です。私もその感覚を掴むまでは何度も失敗しましたね。
上手な水やりの方法ですが、芝生を張り付けた後はとにかくたくさんの水を2~3週間はほぼ毎日あたえ続けましょう。そうしないと芝生が根付かずに枯れてしまいます。
下の画像は、芝生の張り付け後に水やりを失敗して枯れてしまった我が家の芝生です。
水不足で枯れた芝生
こうなってしまっては復活させるまでにはかなりの時間がかかりますし、最悪の場合はそのまま枯れ果ててしまいます。根付くまでは水が芝生の表面からにじみ上がってくるくらいのたくさんの水をあげてください。
参考記事:
庭の日当たりは一応大事
土壌作りをしっかりして高品質な芝生を買って水やりを一生懸命しても、日当たりが悪すぎると残念ながら芝生は育ちません。こればかりは個人の努力ではどうしようもありませんが、芝生を張ろうと思っている所の日当たり(日照時間)もある程度は調べてから芝張りをしてください。
最低5時間は必要・・・?
いろんなサイトで「芝生を育てるのに日照時間は最低でも5時間は必要!」と言われていますが、5時間も日照時間がなかったとしても芝生は育つのでご安心ください。
我が家の庭は4時間程度しか日照時間はありません。壁ギワなんか3時間もありませんがそれでも何とか芝生は育っています。冬は日照時間は1時間未満、春でも1~2時間しか太陽は当たりませんがそれでもそこそこの芝生であれば育てることは可能です。なので、いろんな情報が溢れかえっていますが「ゼッタイ5時間以上の日照時間がないと芝生を育てるのはムリ」なんてことはあり得ません。
ただ、さすがに壁際でなおかつ木の下で日陰になりやすいところはどんなに頑張って育ちませんね・・・。日照時間は夏であっても1~2時間未満で、そこまで日当たりが悪いとやっぱり無理だと思います。
以上のポイントをおさえることができればDIYで芝生を張るのも無理な話ではありません。私もガーデニング素人でしたが何とかやってこれましたし、今では一つの趣味にもなっています。「DIYの芝生」に対して身構える必要はありません。まずは挑戦するところから始めましょう!
その他の失敗事例
芝生の張り付けに成功したその後も、数多くの失敗を経験しました。
①病気にやられる
これは悲惨ですね。こうなってしまっては張り替えてしまう方が話は早い。こうならないためには殺菌剤を上手に使って病気を防ぐことが大事です。
②芝生が伸びすぎた
これ自体は悪いことではないのですが、ここまでボサボサになってしまうと後々大変です。芝刈り機だけでなく電動バリカンも併用しながら少しずつ短く刈り込んでいかないと大失敗してしまいます。
③除草剤でまだらに枯れた
除草剤のまくタイミングと量を間違ったために除草剤を散布した箇所を中心にまだら模様に枯れてしまいました。雑草を枯らすためにまいた除草剤で芝生が枯れてしまうとは本末転倒!薬品を使うときはしっかりと使用上の注意を確認してから使いましょう。