マイホームの庭は芝生にしたい!
と思っているお父さんは多いと思います。
私もその一人なんですが、とある年の3月に念願の一軒家を建ててまず考えたことは「庭を芝生にする」ということでした。
そして、今では夏になるとこれくらいの芝生を作り上げることができるようになりました。
うまくいったときはこんな感じになります
しかし、DIYで芝生を張ると失敗はつきもの。
なかなか思うように育ってくれないことばかりなのです。
ときには枯れたり薄くなったり、ハゲたり凸凹になったり・・
本日は、
どんな失敗をしたのか?
どうやって克服したのか?
などについてご紹介していきたいと思います。
芝生DIYの失敗例で多いのが「枯れる」こと
とある年の7月の様子
めちゃくちゃ枯れています!
これ、夏真っ盛りの7月の芝生なんですが、7月にしては枯れ過ぎです。壁際はボコボコですし中央部分は枯れたり薄かったり、もう悲惨な感じですね。
芝生が枯れた原因
原因は、水やりが足りなかったこと、肥料をぜんぜん与えていなかったこと、芝刈りをゴリゴリやり過ぎたことだと思います。
その結果、こんな悲惨なことになってしまったというわけです。
水やりですが、これは芝生の手入れの基本中の基本。必ずやらなければなりません。しかも、思っている以上にたっぷりあげなければ思うように育たないので注意しましょう。
肥料はやり過ぎは禁物。ですが、元気に育つためにはやっぱり必要なものです。水だけでなく、肥料もしっかりあげましょう。
芝刈りもきれいな芝生を作るためには大事な手入れの一つ。ただ、刈り過ぎて軸刈りになったり手入れをしていない芝刈り機で強引に刈ると芝が傷んでしまいます。そうならないよう、注意しましょう。
液体肥料で元気さUP!
こういうときは、しっかり水やりをするだけではなく、速効性が期待できる液体肥料を使って復活するのを待つのもありです。
ちなみに私がいつも使っているのは「ハイポネックス芝生の液肥」です。
安いわりにしっかりと効果もあるので毎年のように愛用しています。
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参考記事:
芝生が傷んだ時に使う肥料、おすすめはハイポネックス芝生の液肥
また、「目土入れ」も大事な作業です。
芝生の初心者にとって目土入れってどんな意味があるのかイメージがつかないかもしれませんので、こちらの記事を参考にして下さい。
参考記事:
枯れすぎて、こんな悲惨なことにもなりました
3月、ボロボロの芝生
ボロボロすぎて悲惨です
ランナーが飛び出してさまよっているようにも見えます。上の方の2枚の芝は完全に枯れています。唯一の救いは端っこだったので目立たないことでした。原因は水不足と床土不足でした。
そこで私がとった対策は「床土を入れる」でした。そのあと、しっかりと水やりをする!これを徹底したら、なんとたった2か月でここまで復活しました!
3月に床土を入れてわずか2か月でここまで劇的復活!
そして、更にその2か月後。
目土を入れて4か月後、ここまで劇的に復活できました!
さすがにこのBEFORE・AFTERを見たときは自分でもビックリしました。芝の成長力・生命力はすさまじいので皆さんも多少の失敗くらいではあきらめる必要はないのです!
参考記事:
なお、このときに使った床土は自然応用科学から発売されているコチラの商品です。肥料もしっかり含まれているので、タダの土にあらず!
芝生の土って実はとても大事なモノなので、適当に選ぶのではなく肥料が入っているもの、保水性の良いものなどお気に入りの土を選ぶようにしましょう。
芝生に植木鉢を直置きしたら・・・
芝生だけではなんか殺風景で物足りないので、植木鉢を置いてみました。
すると・・・
円形脱毛症??
まぁ失敗というか当たり前ですよね、こうなってしまうのは。
こうなると分かっていながら植木鉢を置いて、そして後悔するという全く意味不明なことをしてしまいました。
対策は水やりと目土入れ
こうなってしまうと床土をドバっと補充して肥料と水やりをして自然に回復するのを気長に待つしかありません。
おそらく7月末にはある程度は復活していると思います。
芝生に植木鉢を置くならスタンドで持ち上げておきましょう!
芝生の伸び放題も失敗のもと!
芝生DIYの失敗は枯れるだけではありません。
芝生が伸び放題になった。じつは、これも失敗のもとなので要注意です。
8月、伸び放題になった芝生
ご覧の通り、ボッサボサ!
「芝生が枯れて失敗した~」という人もいれば、「芝生が伸びすぎてボサボサになってしまった~」という人もいると思います。
これは夏真っ盛りの8月に3週間芝刈りをサボったあとの芝の様子です。伸びすぎて上に立つこともできずペチャっと寝ているのがおわかりでしょうか?
こんなときにムリヤリ芝刈り機で芝刈りをすると、軸刈りになったりして悲惨なことになります。そして、本当に悲惨なことになったのが下の写真です。
ボサボサの芝をムリヤリ刈ったらこうなりました
ボサボサ⇒芝刈り⇒グチャグチャになります!
芝生の伸び放題。これ、本当に注意しましょう!
対策:電動バリカンを使う
芝生が伸び放題になったときは、芝刈り機ではなく電動バリカンで刈りましょう。
これしか方法はないと思っています。
バリカンで刈るのってちょっと面倒くさいイメージがあると思いますが、その切れ味を実感すると病みつきになります。また、刈った後の仕上がりを見ても満足度はかなり高いと思います。
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たしかに広い面積を電動バリカンだけで刈るのはけっこう大変です。
何だか腰が痛くなりそうですよね。
ただ、芝刈り機が入らない狭い所を刈るとか、壁ギワを刈るとか、芝生のエッジを刈るとか、電動バリカンにしかできないこともたくさんあるのもまた事実。
満足できるキレイな芝生を作りたい!と思うのなら電動バリカンの購入を強くおすすめします!
参考記事:
芝刈り道具におすすめのバリカン【リョービAB1620】を使った感想
もちろん、私は芝刈り機と電動バリカンの両方を持っています。
除草剤のせいで枯れたことも。
芝生に生えてくる雑草を退治しようと思って除草剤をまいて、それが原因で芝生が枯れたこともあります。
黄色と緑のまだら模様になった芝生
雑草を枯らすつもりなのに芝生が枯れた、なんて意味が分かりません。どうしてこうなるの?って感じでした。
原因は使い方を間違った
これは、除草剤が悪いわけではありません。除草剤の使い方をまちがってしまっただけなのです。
具体的には、肥料を全然あげず弱った状態の芝生に除草剤をまいてしまったこと、だと思います。
え、それだけ!?って思うかもしれませんが、除草剤って使用上の注意点が実はめちゃくちゃたくさんあります。
使い方をすこし間違うとこんな感じに枯れることだってあります。雑草だけでなく芝まで枯れてしまっては意味がないのでしっかりと使用上の注意をよく読んでただしく使いましょう!
参考記事:
芝生が除草剤で枯れた原因と復活させる為のおすすめ肥料をご紹介。
芝張りの直後に枯れる
芝張りをした直後に枯れたこともあります。初心者だとわりとショックがでかいと思います。
芝を張って一週間でここまで枯れた
芝を張って根付くまでにいちばん大事なのは水やりです。これは間違いありません。
芝を張ったばかりのころに水をたっぷり上げなかったばかりにしっかり根付く前に枯れてしまった、というパターン。芝張り直後って、たっぷりの水を毎日あげないと枯れやすいので注意が必要です。
参考記事:
ここで枯れた時、あせって肥料をまく人もいますが芝が求めているのは水です。しっかりと芝生の様子・状態を把握して手入れをするようにしましょう!
芝生の目地が埋まらない
目地張りで芝張りをしたとき、芝と芝のすき間をあけ過ぎて目地が埋まらない、ということもありました。
夏が過ぎても目地が埋まらない
芝は順調に育っているのに、目地が埋まらず地肌が見えています。こうなると、やっぱり見た目が良くないですね。
原因は張り方のミス
こうなった原因は、芝張りをする時に芝と芝の間隔をあけ過ぎたこと、ですね。
今回、私が挑戦したのは目地張りと言いますが、目地張りで芝張りをする時は芝と芝の間隔をあけ過ぎないようにしましょう。具体的には5㎝くらいあけて張るようにするべきです。
それなのに、私は目地張りをする時に10㎝以上の間隔をあけて張ってしまったため、目地が埋まらなかったのです。
参考記事:
10月になっても埋まらなかったので、もう次の年の芝生の成長に期待するしかありません。また春になったら芝生の手入れをがんばろうと思います!
と、まぁこんな感じで芝生DIYの失敗例をたくさん見てきましたが、それでもなんとか元気に育っていますし決して芝を育てるのは難しいことではありません。
それぞれの対策もしっかりあるので、あきらめずに挑戦していきましょう!