目土

春の芝生の目土入れって、凸凹になるのを防ぐ効果もあります!

投稿日:2019年3月3日 更新日:

春にやるべき芝生のお手入れの一つに「目土入れ」があります。

目土入れってようするに目土(目砂)を芝生の上からまぶすことなんですが、これってどういう意味があるのかいまいちよくわからないですよね?

 

いろいろ調べると「目土入れは重要なお手入れなので必ずやりましょう!」と書いてあるのですが、正直なところ目土入れにどういう意味があるのか想像しにくいです。

たしかに目土入れをするべきシーンは一口で言いきれないくらいたくさんありますが、本日は「春、あなたの芝生がこういう状態になっていたら目土入れをしましょう!」というのを具体的に紹介していきたいと思います。

これをすることによって凸凹な芝生が平らになったり元気でキレイな芝生に近づくことができるでしょう!

参考記事:

芝生の目土入れの最適な「時期」と「量」をご紹介!

芝生の目土入れの効能・効果。

芝生の床土・目土の使い方と使う量をまとめてみました!

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地表の砂が見えるくらい芝生が薄い所には目土入れを!

ご覧のように地表の小石や砂が見えてしまっているところには目土入れをして凹んだ芝生になるのを防ぎましょう。

なぜなら、このような箇所は春以降に芝生の密度が濃くなりにくいからです。

 

どういうことかというと、我が家で育てている高麗芝という品種は茎を横に横に伸ばして広がるように成長していくのですが、そのときにしっかりと土があってそこに水分や栄養分があると芝も茎を伸ばしやすく、たくさんの芝が集まってきて芽を出して、その結果として密度の濃い芝生を形成するというわけです。

 

まぁ、こういう箇所をそのままにしておいても時間がたてばある程度は芝が覆いつくしてくれるので「この部分だけハゲたまま」になることはありません。ただ、そこだけ土がないだけ凹んでしまうことになるので、夏ころになると凸凹した芝生になってしまうのです。そうならないためにも春から梅雨の時期までにこのような箇所には目土入れをしておくとよいでしょう!

ほふく茎が飛び出しているところにも目土入れを!


このようにほふく茎(ランナー)が飛び出しているのを見つけたら目土入れをしましょう。これを放っておくと芝生にムラができ凸凹の原因になります。

ほふく茎は地表を這っているのこのように飛び出していることは少ないのですが、いま、我が家の芝生ではたくさんのほふく茎が飛び出してしまっています。なぜかというと、「サッチング」のせいです。

参考記事:

芝生のサッチの取り方を徹底解説!

芝生のサッチングの道具、おすすめできるモノとできないモノ。

 

先日、レーキを使って「サッチング」をしたのですが、レーキの先端の爪の部分にほふく茎がひっかかることがあります。そのとき、ついつい力を入れすぎしまうと「ブチブチッ」と音が鳴って地表を這っているほふく茎を引っ張り上げてしまい、上の写真のように「ビヨ~ン」と飛び出してしまうのです。

この二本のほふく茎は完全には引きちぎれていないのでゆくゆくはここから芝の芽が出てくるのですが、飛び出したまま新芽を出されると見た目が悪くなります。そうならないよう、本格的な春が来る前に目土入れをしてあげるのです。

 

そういう細かいところをケアすることによって凸凹やムラがなくキレイな芝生により近づくことができるのでがんばっていきましょう!

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芝の丈が短い所にも目土入れをしましょう!


刈り込み過ぎて芝の丈が短いところにも目土入れをして凸凹芝生にならないよう手入れをすることをおススメします!

これも理由は簡単。目土入れをして芝の発育を促進させてムラのない芝生を作るためです。

 

春にこんなに芝が短いということは、前の年の秋に芝刈りで短くし過ぎたというのが原因の一つです。そもそも夏の終わりにやる芝刈りは「刈り過ぎない」というのが鉄則なのですが、ここの芝生はついつい刈り過ぎてしまったのです。ここまで芝の丈が短いとその後の成長も周りに比べてゆっくりになってしまい、梅雨に入る頃には芝の丈が長いところと短いところが入り混じってしまいムラのある芝生になってしまいます。

 

目土には芝の成長を促進する効果があるので、こんなにも芝が短いところにはしっかりと目土入れをして成長を促させます。これもムラのない芝生を作るために大事な作業の一つですね!

こんなところには目土入れは控えてもOK


これは3月2日に撮影したんですが、これくらい芝の丈と密度があるところには目土入れをしてやる必要はないのでここは放っておいても大丈夫です。

芝がしっかりと育っているところでいちばん大事なことは芝刈りをこまめにやってさらに密度の濃い芝生にすることです。水やり・肥料やりも大事ですが、芝刈りをサボって伸び放題になってしまうとあとあと本当に大変なことになるので、芝刈り機や電動バリカンを使ってこまめに刈ってやりましょう。

参考記事

「芝生は難しい」を「芝生を楽しむ」へ。カギは芝刈りにあり!

芝生の伸びすぎの手入れは電動バリカンで刈るのがおススメ!

芝刈り道具におすすめのバリカン【リョービAB1620】を使った感想

 

目土入れはとても大事なお手入れの一つであることには間違いないのですが、唯一の欠点は「目土入れをすることによって地面の高さが少しずつ高くなる」ことです。

考えてみればわかると思いますが、かりに1年に2㎝ずつ目土入れをすると10年後には20㎝の高さになります。つまり、10年後に地面の高さが20㎝高くなってしまうのです。となると、芝生に隣接している植木や花壇や駐車場に芝が侵入していって大変なことに・・・

 

そうならないようやり過ぎに注意しながら上手な目土入れをしていきましょう!

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