目土

芝生に目土を入れる時期は春と秋。凸凹修復やサッチ分解のためにも大事な作業です。

投稿日:2018年7月16日 更新日:

芝生の手入れの中でも「芝刈り」「雑草駆除」「水やり」って聞くと初心者でもどんなものなのか簡単に想像できると思います。ただ、

「芝生の目土入れ」ってなぜ必要なのか分かりづらくないでしょうか?

そもそも、芝生の目土とはなんぞや?と思っている人も多いでしょう。

 

本日は芝生の目土入れをするべき時期や量、さらにはやり方やおすすめの目土などもご紹介していきたいと思います。ちなみに、私は主に芝生の凸凹を直したり芝生の生育をうながしたり、あとはサッチの分解をうながすために春と秋に目土入れをすることが多いです。

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なぜ、芝生に目土を入れる必要があるのか?

芝生に目土を入れる効果は次のようなものがあります。

 

►芝生の凸凹をなおす

►芝生の生育を促進させる

►サッチを抑制したり分解を促進させる

►芝の新芽や茎を保護する

►芝生を厚くして密度を向上させる

 

このように書くと目土入れって目に見える効果ってあまりないのですが、それでも「何となく大事なんだな~」ということはおわかりいただけるのではないでしょうか?

芝生に目土入れをするべき時期は春と秋です

芝生に目土を入れるのは春と秋がおすすめです。

なぜ春にやるのか?それは主に芝生の凸凹を直すためと芝の新芽を保護してこれからちゃんと成長しやすくするためです。

中でも、きれいな芝生を作るためには凸凹をなおすことはとても大事です。

 

たとえば、下の写真のように4月下旬になっても芝が茶色く枯れたままになっていて凹んでいる箇所があります。そういう箇所を見つけたらすかさず目土入れをして春のうちに凸凹をなおしておきましょう!


芝生の凸凹をなおすためにも目土入れは大事!

 

ちなみに、なぜここだけ成長がイマイチなのかというと、この箇所はよく歩いている(踏みつけている)からだと思います。ここは庭の中でも通り道になっていてどうしても踏んでしまうんですよね。そういうところは成長が遅れがちですし、逆に歩くことのない壁際の芝の成長は早いですね。

 

 

また、目土入れを秋にやるとサッチの分解をしてくれるという役割も果たしてくれます。

夏場にたくさん芝刈りをして刈りカスがたくさん出てしまいますが、これを放っておくとサッチとしてどんどん溜まっていきます。そうなると芝生の成長にはとてもマイナスなので秋に目土入れをするというのも大切な作業です。

 

ちなみに、サッチ対策を全然やらずにサッチングするとこんなにとれちゃいます。


こんなに刈りカスなどが溜まっていたと思うとゾッとしますね・・。

 

参考記事:

芝生のサッチの取り方を徹底解説!

芝生のサッチングの道具、おすすめできるモノとできないモノ。

目土の入れすぎに注意しましょう!

目土入れをする時は入れすぎに注意しましょう。

たとえば、芝の葉先が隠れるくらいまで入れると多過ぎです。そうなると、芝の光合成が妨げられて成長ができなくなるので、芝生の目土入れの量は「葉先がしっかり見えるくらい」を目安にしましょう。


枯れて凹んでいる箇所に目土入れをした時の様子。しっかり葉先が見えます。

 

一般的には、目土は厚さが「1mm~5mm」になるように入れましょうとよく言われています。そして、一回にドバっと入れるよりも複数回に分けて少しずつ入れるほうが望ましいとも言われています。

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目土入れをするときは「ふるい」を使うのがおすすめ

おすすめの目土の入れ方は「ふるい」を使うことです。

目土をグッと手でつかんでパラパラとまいてもまず上手くまけません。ついついドバっとまいたりしてキレイに仕上がることはまずないと思います。

 

なお、均等にうっすらと目土をまくためにはぜひ「ふるい」を使ってみて下さい。面白いように均一にまけますし、かけすぎることがまずありません。

この「ふるい」の網は3種類ありガーデニングのいろんなシーンで役に立ちます。芝生以外に畑もやっていればそちらにも応用できるので一家に一台あれば重宝するアイテムです。

 

 

また、ふるいで芝生に目土をかけるのって誰でもカンタンにできるので、お子さんと一緒に芝生の手入れを楽しめるというメリットもありますね。

子どもと一緒にやれば楽しさ5倍増!!

おすすめの芝生の目土はコチラ!

私がおすすめする目土は肥料入りのこちらのアイテムです。

通気性・排水性・保水性を兼ね備えている三冠王!さらに、高品質な肥料をしっかり含んでいるので毎年使っています。芝生の凸凹やはげをなおすときにも使いますし、とにかく何かトラブルがおこった時にまくようにしています。

 

一袋1000円ほどですし、これできれいな芝生を目指せると考えればお安いと思いますがいかがでしょう??

ちなみに、球技場や公園の芝生の目土入れについて。

競技場や球技場など踏まれてナンボの芝生であれば年に3回~6回は必要と言われています。また、庭園や公園などの場合であれば年に1回~2回が必要だそうです。

 

一般家庭で子どもが頻繁に走り回ると言っても年に2回も3回もやる必要はありません。目土入れをするということは芝生の高さを上げるということになるのです。つまり、1回の目土入れで仮に5mm上がるとすれば10回やれば5㎝上がることになります。家の庭が段々上に上がってくるというのはちょっと末恐ろしいものがありますよね・・・

そうならないためにも、目土入れをやりすぎるというのは絶対にNGなのです。

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