芝生を管理する時に欠かせないのが「目土入れ」です。
しかし、目土入れってそもそも何でしょう?普段は全く聞きなれない言葉ですが、一体どういう意味があるのでしょうか?そして、どれくらいの効果があるのでしょう?
そんな疑問を持つ方も多いと思いますが、目土入れの効能効果とは
1.新芽の保護と芝の成長をうながす
2.芝生の表面の凸凹を整える
3.サッチ対策にもなる
といったものがあります。
目土入れの効能効果その1:「新芽の保護と成長促進」
目土は新芽の保護と芝の成長を促進する作用もあるんですが、文章だけで言われてもなかなか納得できないと思います。そこで、百聞は一見に如かずということで、我が家の芝生でハゲているところに目土入れをしたところ目土入れの効果が実感できたのでご報告します!
今回わたしが目土入れをしたのは下の箇所です。
7月中旬。かなりイマイチな芝生ですね・・
もともと芝生が薄かったんですが、それに加えてハゲてきてしまったのでこんなことになってしまったのです。今回、ここに目土入れをしたところ下のようになりました。
9月上旬。目土入れしかしていないのにたった2か月弱でこの効果!
この間に私がやったことといえば目土入れだけです。
BEFOREとAFTERでかなりの違いがありますが、この違いを見た時に目土入れの効果を実感することができました。地味な作業ですがやはり大事なんですね。
なお、軸刈りをしたときや病気や害虫によるトラブルに見舞われた時も私は目土入れをします。「困った時の目土入れ」という感じですね。
目土入れの効能効果その2:「凸凹を整える」
芝生を張って2,3年もすれば多少の凸凹ができてきますが、そこを整えるのにも目土入れは効果を発揮します。実際に私が「目土」と「ふるい」で凸凹をなおしている記事を見て頂くのが一番はやいかと思うのでぜひ参考にしてみて下さい。
参考記事:
芝生の凸凹対策とサッチ対策で目砂(目土)入れをした様子をご紹介
なお、凸凹を放っておくと芝刈り機がうまく転がらないために芝刈りが上手にできない(=ムラができてしまう)というデメリットがあります。もちろん見栄えも悪くなるので、凸凹していると気が付いたらできるだけ早めに補正することをおすすめします。なお、その際には肥料が含まれている目土(目砂)をまくとより高い効果が期待できます。
目土入れの効能効果その3:「サッチ対策」
目土を入れることによってサッチングで取り切れなかったサッチの分解を促進する効果も期待できます。
サッチングとは刈りカスや枯れた葉・根をレーキなどを使って取り除く手入れのことですが、レーキを使ってもどうしてもサッチは残ってしまいます。私も時間をかけてサッチングをして大量のサッチを取ったんですが、それでも翌週に芝生を触るとまだまだサッチが残っています。
そんな取り切れないサッチを分解するのにも目土入れは効果を発揮するので、ぜひ年に1回くらいでいいので目土入れをするようにしましょう!
なお、サッチングをしている様子についてはこちらの記事を読んでくださいね。
参考記事:
いかがでしょう?目土入れって一見すると地味な作業ですししょせんは砂(土)をまぶしているだけのように見えます。ただ、もちろんそれだけではなくこんなにもちゃんとしか効果があるので1年に1回でもいいので目土入れをする習慣をつけましょう。
目土入れをする時は大量にやり過ぎないよう注意
このように目土入れはとても大事な作業ですが、注意点が1つあります。
それは大量にやりすぎないこと!です。
なぜなら、大量にやると芝の葉が隠れてしまいます。そうなると芝の葉が光合成できなくなってしまうので成長が阻害されてしまうのです。そうなると最悪の場合は枯れることだってあるのであげ過ぎは禁物なのです。
また、たくさんあげてしまうとその分だけ芝生の高さが底上げされてしまうというデメリットもあります。目土入れを毎年1㎝ずつやると、10年後には単純計算でいけば10㎝芝生が高くなってしまいます。そうなるとあとあと大変なことになるのでやり過ぎないようくれぐれも注意して下さいね。