芝生を育てていると思うようにきれいに育たないこともあります。
たとえば、芝生が凸凹していたり、はげた部分がたくさんあったり・・・。そんなときは床土を使って修正してみましょう!そんなに難しい作業ではないので心配する必要はありません。
芝生が凸凹になる3つのパターンとその直し方
そもそも芝生が凸凹になるパターンは3つあります。
パターン❶:そもそも土壌が凸凹している時
芝生を張った時点で土壌が凸凹していたらそこに生える芝生も凸凹になってしまいます。
直し方は、凹んでいる芝生に少しずつ床土(目土)をかけていきましょう。このとき、一気にたくさんの土を入れると土によって芝が完全に隠れてしまい逆に枯れてしまうこともあるので注意が必要です。3回くらいに分けて徐々に凹んでいるのを直すのがコツです。
また、土壌そのものを平らにするという方法も検討しましょう。土壌の凸凹がヒドイ時は凹んでいるところだけ芝生を剥がして床土を入れて土壌を平らにしてから芝をもう一度張りなおすというのも一つです。
芝生が凸凹していると芝刈り機もうまく使えなかったりつまづいて転ぶ原因にもなったりしてデメリットだらけです。土壌そのものを平らにするのは大変ですが、良いことはひとつもありませんのでできるだけ早めに直すようにしましょう。
パターン❷:芝の生育が悪くて凸凹になる
ちゃんと土壌を平らにした後に芝生を張って凸凹になるのはこのパターンですね。我が家の凸凹もこのパターンです。とくに新築と同時に芝生を張った人はこのパターンが多いのではないでしょうか?
直し方は上でご紹介したのと同じように凹んでいる芝生に少しずつ床土を入れましょう。
なお、私の経験上、手で土を入れていくと一気にドバっと入れてしまいがちになるので「ふるい」を使うことをおすすめします。種類にもよりますが、床土(目土)はしっとり湿っているものが多いので手で均一にまくのが非常に難しいのです。そんなとき「ふるい」を使うとキレイに均一にまけるのでガーデニングをされる人は一家に一台あればとても重宝すると思います。
安いわりに使い勝手がよく万能のふるいです。
パターン❸:完全に芝が枯れて(はげて)凸凹になる
思うように育たなくて部分的に枯れたり、植木鉢を置いてしまったら見事にハゲたりして凸凹になったというパターンですね。こういう箇所が多ければ多いほど芝生に対するモチベーションが下がってあきらめたくなると思いますが、その周りの芝が元気であれば時間をかければ修復可能です!あきらめずに手入れをしていきましょう。
直し方は一気にたくさんの床土(目土)を入れましょう。このパターンはゆっくり時間をかける必要はありませんので、思い切ってドバっと入れましょう!
実際に床土(目土)を使って「はげ・凸凹」を直しているところ
実際に私が床土を使って芝生のはげた部分や凸凹を直しているところを紹介します。
完全に枯れてランナーも飛び出していています・・
凸凹がヒドイときはたっぷり床土を入れましょう!
この箇所は芝生としては完全に枯れていますがほふく茎(ランナー)は良い土壌を探してさまよっているって感じですね。できればすべてのランナーを床土で隠したいところですが、逞しいのが一本だけ飛び出してしまっています。これだけ元気があるなら今年の夏ころにはキレイな芝生になっていると期待できますね!
芝生の境目で中途半端なところにも・・・
一気にドバっと床土を入れました!
植木鉢を置いて枯れたところは・・・
まずは植木鉢スタンドで持ち上げて・・・
2つとも、ドバっと床土を入れました!
こういうときは私は3㎝くらいの厚さになるまでたっぷりと床土を入れます。
写真だとまったく分かりませんが、丸の中が凹んでいます。
芝の先っちょが見えるくらいに「ふるい」を使って均一にまきます
こういうふうに均一にまこうと思うとやっぱりふるいは必要です。手作業ではなかなかこんなに均一にはできないのです。どうしても手作業でやるのであれば手でまいたあとにホウキやトンボなどでならしてやると良いですが、それをするくらいならふるいの一つでも購入しておくと何かと便利だと思います。
使用した床土は「踏み固まらない芝生の床土」
なお、今回の修復作業で私が使用したのは「踏み固まらない芝生の床土」という商品です。
自然応用科学という会社から発売されているんですが、保水性・通気性・保肥力がいずれも優れている芝生専用の土です。
この土を手にとってみるとしっとりとしていて砂というよりは土って感じが強いです。また、土以外にもゴロゴロとした木や小石(?)のようなものも含まれており、床土ってよりも肥料という感じすらします。
芝生のダメージが大きくてしっかりと復活して欲しいところには肥料が含まれているしっかりとした床土を使用するのが良いですね!(気持ちの問題かもしれませんが・・)