今年の冬はなんだかあったかいような気がしますが、そんな気温には関係なく芝生は秋から冬にかけてどんどん枯れていきます。
夏はあんなに青々としていたのに、目の前の芝生が実際に枯れてくると不安になってきますよね。
冬は枯れると聞いていたけど、これはひょっとして水不足のせいで枯れているのでは??
秋冬になって枯れている芝生にも水やりをした方がいいのでは??
そんな不安を感じることは誰でもあるでしょう。特に芝生を初めて間もない人だとなおさらですね。
冬は芝生の水やりはいりません!
でも、心配いりません。冬場は本当に芝生に水やりをする必要はないんです。
どんなに枯れてしまってもまったく心配いりません。真面目な人ほど芝だって植物なんだから少しくらいは水をやった方がいいだろうと思うでしょうが、そこまで真面目に考える必要はありません。
なぜなら、芝生は気温が10℃~15℃あたりをさかいに休眠期に入ります。その期間中は成長するわけでもなく衰えるわけでもありません。もちろん死んでいるわけでもありません。ただただ、じっと春が来るのを待っているだけなのです。
そんな季節なので、冬は芝生にあれやこれやする必要はなく、じっと見守っておきましょう。
もちろん、冬枯れした芝生に水をあげても緑になりません
植木や観葉植物が枯れていると水をあげたら復活することはあります。
それと同じ気持ちになり、枯れた芝生に水をやりたくなる気持ちも分からなくはないです。
ただ、本当に水不足で枯れた芝生に水をあげるならまだしも、秋冬になって枯れた芝生に水をやったからといって緑色に復活するわけではありませんし、春にならないと芝生は緑にはなりません。
私の経験上、芝生の手入れに失敗して枯れることが多いのは4月~6月にかけてですね。その時に枯れているなら水をやって肥料を上げたら芝生の成長が促されて枯れたところが復活することは多々ありますが、冬枯れに対しては基本的には打つ手なしと思っておきましょう。
冬は芝生の手入れが本当にラクチンな季節です
ちなみに、冬場は水やりの必要はないと言いましたがその他のお手入れも基本的にはほとんど不要なのです。
休眠期ですから肥料を上げる必要もありませんし、芝が伸びることもないので芝刈りをする必要もありません。うっとうしい雑草がうじゃうじゃ生えてくることもほとんどないでしょうし、虫だって冬場は静かにしています。この辺りのお手入れもほとんど不要なので冬は本当にラクチンな季節ですね!
冬はゆっくり身体を休めましょう
では一体、冬場は何をすればよいでしょう?
「芝踏み」
夏の生育が不十分であれば霜柱によって芝生の一部が浮き上がったりすることがあります。これを発見したら足で優しく踏んで元通りに戻しておきましょう。これを「芝踏み」といいます。これは冬場特有のお手入れですね(手入れというほどのことでもありませんが・・・)
「落ち葉を拾う」
お手入れというほどでもないですが、落ち葉が芝生の上に落ちていることがあればこれもそっと取り除いてあげましょう。つもりつもっていくとサッチになってしまうのでできるだけ余計なものはない方がいいのです。あと、落ち葉があると無いでは見た目がまったく違ってきます。不思議と落ち葉がないだけですごくキレイな芝生に見えるので試してみてくださいね。
「サッチング」
これは年に1~2回やっておくと良いですね。サッチングとは芝刈りの際にでた刈りカスや枯れた芝の葉や根、落ち葉などが溜まってできた層のことです。これをサッチと言いますが、これを取り除かずに放っておくと芝生に悪影響を及します。冬はやるべきお手入れがほとんどないのでサッチングをすることをおススメしています。
参考記事: