芝生の手入れ・管理っていろんな道具を使いますが、『ターフカッター』も必須のアイテムの一つ!
芝生用のターフカッターを上手に使えば、「キレイな芝生」に必ず近づきます。
芝刈り機や電動バリカンならまだしも、わざわざターフカッターまで買う必要あるの~?
と思っている人もいるでしょう。
ただ、芝生を2,3年管理しているとあちこち整備する必要が出てきます。そんなときにターフカッターが1台あれば重宝すること間違いなし。
今日は、そんな芝生手入れに便利な道具の一つ、ターフカッターについて熱く語ってみたいと思います!
ターフカッターは、2つのタイプがあります
まず、芝生管理に使うターフカッターは大きく2つのタイプに分けられます。
ざっくり言うと、
小さなターフカッター
大きなターフカッター
です。
私が愛用しているのは大きなターフカッター。どうせ買うなら大きなターフカッターをダンゼンおすすめします!
小さなターフカッターはハンディタイプで、主に芝生のエッジを整えるのには適しています。ただ、大きなターフカッターだと芝生のエッジを整えるのにはもちろんのこと、芝生の張り替えや根切りのときにも大活躍します。
私が愛用しているターフカッター
芝生を手入れして2,3年たつと、芝生のエッジがだらしなく伸びすぎたり、部分的に枯れたりといろんな不具合が出てきます。エッジの整備だけならまだしも、張り替えに小さなターフカッターだとパワー不足でしょう・・・。
だから、ターフカッターを買おうかな~と考えている方は、ぜひ大きなターフカッターを選ぶとよいでしょう。
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大きなターフカッター
大きなターフカッター、こんな時に大活躍
では実際にどんな時に大きいタイプのターフカッターが役に立つのか?そして、その威力についてご紹介していきましょう!
❶芝生の伸びすぎをブロック!
たとえば、芝が成長し過ぎて物置やエアコンの室外機の下に入り込んでいる、なんてことはありませんか?
室外機に迫りくる芝生
室外機まわりがヒドイことに・・・
芝が成長するのはいいんですが、ちょっとだらしないですよね。見た目も悪いし。また、室外機の下が大変なことになってそうでとても心配になります。
そんな時に、ターフカッターがあれば横に広がりすぎる芝生そのものをキレイにカットすることができます。
ターフカッターなら簡単に切れます
この通り、スッキリします!
ターフカッターがなければこの作業は厳しいでしょう。なぜなら、成長した芝生って根っこが密集していてわりと硬いのでそう簡単には切れないのです。
❷エッジを整える
横に広がりすぎる芝生のエッジを整える。
これは芝生管理をしている人であれば誰しもぶつかる課題じゃないでしょうか?
レンガを乗り越えようとする芝生
レンガのすき間をすり抜ける芝生
芝生のエッジがグダグダになるというのは芝生管理のあるあるだと思います。
ただ、実際、芝生のエッジの対処の方法が難しいんですよね。
で、結局、ほったらかしにしてきれいな芝生が作れない・・・
そんなときはターフカッターと根止め板を使うことで芝生のエッジをきれいにすることができます!
芝生のエッジに切り込みを入れて・・・
ペリペリっとめくっていくと・・・
エッジ全体がゴソッと取れた!
できた溝に根止め板を入れて、
床土を入れたら完成!
と、まぁ、こんな感じでエッジを整えるのにもターフカッターは大活躍します。
おそらく小さなターフカッターではこの作業はムリだと思います。芝生はとても硬いので体重をグッとかけられるような大きなターフカッターじゃないとここまでの威力は発揮できないのではないでしょうか。
❸芝生の根切りにも大活躍
芝張りをして3~4年経つと、だんだん芝生に元気がなくなってきます。
これは成長した芝の根っこがギュウギュウに詰まったり地中の空気の通りが悪くなって成長が鈍ってきているのが原因。
そんなとき、必ずやらなければならない作業が『根切り』。で、ターフカッターがあれば根切りができるのです。
大事な芝生に容赦なく刺し込む!
どんどん刺し込む!
芝生全体の根切りが終了
芝生もところどころ異様に硬い箇所があって、そんなところは大きなターフカッターでも差し込むのに苦労します。当然、この作業を小さなターフカッターでやろうと思うのはあまりにも無謀。
大は小を兼ねるということわざ通り、やっぱり買うなら大きなターフカッターで決まりでしょう。
❹コケ対策にもターフカッターが活躍
芝生の日当たり・風通しが悪かったり、雨が続いたりするとコケが生えることがあります。
当然、コケが生えると芝生の見た目が悪くなるので対策をしなければコケだらけの芝生になってしますが・・・
実はターフカッターはコケ対策にも有用なんです。
コケが生えた芝生はこんな感じ
コケが生えた土壌・・・
地面が濡れたまま、風通しが悪い、日当たりが悪い。そういった原因が重なった結果、コケが生えてきます。
ただ、急に日当たり・風通しをよくすることはムリですよね?ぶっちゃけ、できることは限られてきます。
「今すぐできる芝生のコケ対策」の一つがターフカッターで土壌の風通しを良くすること、なんです。
やり方はカンタン。
根切りと同じ感じで芝生が生えている土壌にザクザクと切れ込みを入れていくだけです。そうすることで通気性がアップして土壌のジメジメが解消され、コケ対策につながる、というワケですね。
コケ対策にもターフカッターは有用!
コケ対策としては、芝生のコケ専用の薬品も販売されています。ただ、私はあまりいろんな化学物質を芝生にまきたくないんですよね。できるだけ自然のままがイイ!そう考えた時、芝生のコケ対策にターフカッターが有用やん、と気が付いたんです。
❺芝生の張替えにもターフカッター
芝生がうまく成長せず枯れてしまい、張替えが必要になった・・・芝生の手入れをしているとそんな時もあるでしょう。
ターフカッターがあれば、芝生の張り替えもスムーズにできちゃいます!
芝生の張り替えをするときに、いちばん大変なのは枯れた芝生を剥がす作業です。だって、枯れたとはいえ、一度根付いた芝生は地面と一体化しているのでそうそう簡単には剥がせないからです。
そんな枯れた芝生を土壌からきれいに剥がす時にもターフカッターがあればとてもラクに作業ができます。
剥がす芝生にターフカッターを差し込む
きれいに四角形に剥がして・・・
買ってきた芝をそこに張るだけ!
どうですか?
きれいに作業ができているでしょ?
芝生の張り替えで大事なポイントは、
きれいに剥がしてきれいに芝を張る
だと思います。
その作業がスムーズにできると芝生の張り替え作業もラクにきれいにできますが、ターフカッターがなければこんなにきれいに剥がすことができないでしょう。
グチャグチャに剥がして芝を張っても、見た目が悪いですしきれいな芝生ができあがるまで時間がかかるでしょう。きれいに剥がしてきれいに張る。そのためにもターフカッター!
芝生の張り替えにもとてつもない威力を発揮すること間違いなしです。
と、こんな感じでターフカッターは芝生管理のいろんなシーンでとてつもない威力を発揮します。
使用頻度だけでいうと芝刈り機には負けますが、きれいな芝生を作ろうと思うならターフカッターは不可欠だと思います。
きれいな芝生を作りたい。
そう思った人はよく切れる高品質なターフカッターを買うことをおススメします。
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