冬場、我が家の芝生の日当たりはグンと悪くなります。
正直、けっこうツライです。
去年までは年中無休で日当たりバツグンでした。
しかし、お隣さんに家が建ってしまい急に日陰がちになってしまったのです・・
こんな秋晴れの日でも・・・
我が家の芝生は、お昼でも思いっきり日かげ!!
晴れた日、お昼12時の我が家の様子。
iPhoneカメラの限界のため、写真はかなり大袈裟に暗くなっています。
ただ、冬場の日当たりが悪いっていうのはホントの話。
芝生の場所によっては一日の日照時間が10分くらいなところも・・・!
だから、雨や露で濡れるとなかなか乾かずジメジメしてしまいます。
そして、そんな芝生にとうとう「コケ」が生えてきました。
芝生が日陰がちだと苔が生えます
ここは夏に芝がハゲてしまい、ついにそのまま夏を終えたところ。
芝が生えていないうえに、日当たりも悪いのでジメジメしています。
すると、すかさずコケが生えてきた、というわけですね。
このように、芝の密度が低く日当たりが悪い所ではコケが生えやすくなります。
コケ対策の王道は芝生密度を高めるコト
芝生の密度が高いところはコケが生えづらいと言われています。
だから、コケが生えにくくするためには芝の密度を高めましょう!そうです、コケ対策の王道は芝の密度を上げるコト。芝が密集していればコケなんかこわくない・・・。
これが基本的なコケ対策なんですが、コケはそう甘くはないのです。
芝の密集地帯にも、コケは生えています!
コケは繁殖力が強く、芝が生えていてもコケが生い茂ることはあるんです。
芝の中をよ~く見ると、こんな感じでコケは生えています
芝の中のコケ、おそるべし!
緑色のところはぜ~んぶコケ!
ご覧のように芝が生えているところでもコケはちゃっかり生息しています。
では、うっとうしいコケはどうすればいいのでしょうか?
芝生に生えるコケ対策には次の3つのアイテムが大活躍します!
対策その❶ コケ専用防除剤を散布する
コケ対策の「3種の神器」、まず一つ目はコケ専用の除草剤。
やっぱり、直接的にズバッと効果があるのが除草剤ですね。頼りになります。
もちろん、除草剤に頼らずに手作業で取り除くことも可能でしょう。
が、
コケは胞子を飛ばして繁殖するので一か所取り除いても別の所で繁殖するので、まさに「いたちごっこ」になるわけですね。
だから、コケを見つけたら専用の除草剤で徹底的にやっつけるのはありなんです。
そして、おすすめの芝生専用のコケ除草剤は「キレダー」!
(ホームセンターではまず売られていません)
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日本芝にも西洋芝にも使えます
レビューを見ていると、2~3回しっかり散布する方がより効果的とのこと。
3000円オーバーで決してお安くはありませんが、試してみる価値アリです。
コケ除草剤を買う時の注意点
コケ専用の除草剤を買う時の注意点は、コケ専用の除草剤って種類が少ないということです。
『コケに効果あります!ただし、芝生では使用禁止です』っていう注意点が書いてある除草剤がめっちゃ多いんです。
そんな除草剤をまくと、コケと一緒に芝まで枯れてしまうかもしれないので、「キレダー」のように必ず芝生専用のコケ除草剤を買ってくださいね。
対策その❷ レーキでサッチングをする
コケ対策の「3種の神器」、二つ目はレーキです。
サッチングや芝生の上の落ち葉などを拾い集めるときに大活躍する道具です。
芝生にコケを見つけたときにまず専用の除草剤で駆除するのはとっても大事。
ただ、コケが生えないような環境づくり・芝生づくりをすることも大事です。
サッチが溜まっているとコケが繁殖しやすくなります
たとえば、サッチングをやっていないとサッチが溜まりまくります。
(ちなみに、サッチはあなたの想像以上に溜まっています!)
そのサッチが朝露や雨でぬれてジメジメしっ放しだとコケは大喜びします。
だから、そうなる前にサッチは定期的に取り除いておく必要があるのです。
サッチなんて本当に百害あって一利なしです・・・!
コケ対策でサッチングをしました
ということで、11月末にサッチングをしました。
私が愛用しているレーキ。サッチングに大活躍♪
ちょっとガリガリしただけなのに、ほら、こんなに取れました!
さらにやると、こんなことに・・。
ちなみに、このサッチ、めっちゃ湿っていました!
そりゃコケも生えるわ。。
サッチングですが、夏の終わりにも一度やっております。
それなのに、こんなに取れるなんて自分でもビックリしました・・・。
やっぱり定期的にサッチングするのって芝生管理の上でとても大事ですね。
コケ対策のサッチングはこまめにやることがPOINT
日当たりが悪いと本当にジメジメするので、こまめにサッチングすることが大事です。
我が家の場合は、夏にもサッチングして秋にもサッチングをして冬にもサッチングをしましたが、3月にもう一度サッチングをしました。
しつこいくらい、やります。
3月上旬にもサッチングをしました。
サッチングは頻繁にやっているので、毎回たくさんサッチが取れるわけではありません。
でも、やっぱり取れちゃうんです。
しかも、地面がやっぱり湿りがちなので、サッチを取るとスッキリします。
私の場合はわりとこまめに頻繁にサッチングをするので、3月のサッチングはたくさん取れません。だから、やさしくやさしく、ソフトにやるのがコツだと思います。そうしないと、芝生を傷めつけてしまいかねません。
なお、今回使ったレーキはコチラです。
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はっきり言って、使い勝手はバツグンです
参考記事:
対策その❸ ターフカッターで通気性UP!
コケ対策の「3種の神器」、最後の一つはターフカッターです。
主にエアレーションや根切りに大活躍する、あの「ターフカッター」です。
まぁ、結局これも「コケが繁殖しない環境づくりのため」のアイテムですね。
ターフカッターで芝生に穴をあけて通気性を良くして、コケが繁殖しないようにする。
カンタンに言うとそういうことです。
ターフカッターでエアレーションもやりました
ということで、エアレーション、やりました。
こんな感じでザクザク気になるところに突き刺しまくりました。 以上!
ちなみに、
ターフカッターって「別に買わなくてもいいもの」と思っていませんか?
そこまで手間暇かけなくても芝生は育つでしょ~?
そんなふうに思っていないでしょうか?
たしかに、芝生を張って1,2年はエアレーションをやらなくても育ちます。
ただ、3年目以降はだんだんと芝生の成長が悪くなってくると思います。その原因の一つは「エアレーションをしていないから」かもしれないのです。
コケが生えてくる原因もエアレーションをサボっているからかもしれません。
エアレーションや根切りって目に見える効果はすぐには出てきません。
しかし、長く芝生を楽しむためには、とっても大事な手入れの一つです。
年に数回やれば十分なので、ターフカッターもぜひ用意しておきましょう!
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斬鉄剣のように、ザクザク切れちゃいます
参考記事:
三種の神器以外のコケ対策
薬品を散布したり、芝生道具を買う前にできるコケ対策もあります。
それは、水やりし過ぎないこと、です。
たとえば、日がたくさん当たる箇所には水やりをたくさんするのはいいと思いますが、場所によっては日当たりが悪い所ってあると思います。
「そういう日当たりが良くない箇所」に水やりをし過ぎないよう注意することも大事なコケ対策の一つ。
試しに、日当たりがよくな所に水やりをして、翌日にその箇所を触ってみてください。日当たりがいい所は乾いているのに日当たりが悪い所はジットリ湿っている状態だと、そういう所にはあまり水やりをし過ぎない方が良い可能性もあります。
まずはご自身の芝生の日当たりを確認してみるのもアリですね!
芝生のコケを放っておくと、どうなるの?
大きな雑草と違ってコケは目立ちませんしちいさな存在です。
ただ、コケを放っておくとコケを食べにミミズやナメクジやその他の害虫が集まってくることもあります。
そして、そんな害虫がウジャウジャいると芝生もきれいに育ちません。
ですので、コケが繁殖しているのを見たらまずは「キレダー」などで除去!
次に、サッチングやエアレーションなどをしてコケが生えにくい環境を作る!
これがイチバンですね。
コケが生えているということは、芝生にとって良くない環境だということ。
くれぐれも油断しないようにしましょう。
2月上旬、ようやく芝生に陽が当たるようになってきました。
はやく暖かい春を迎えてコケともオサラバしたいところですね。
芝生用 錠剤の除草剤 おすすめは ありますか?
出来るだけ 楽に こけ 藻を退治したいんですが‥
この度はブログを読んでいただき、また、ご質問までいただきましてありがとうございます。
さて、さっそくご質問の回答なんですが、私が探した限りでは錠剤タイプのコケ・藻の除草剤は見つかりませんでした。
また、芝生道具の専門店に問い合わせてみましたが、同じ回答でした。
ご経験の通り、コケ・藻は雑草のように「点々と生息する」というよりは「ビッチリ・ビッシリ生息」します。
ですので、錠剤タイプよりはご面倒かと思いますが液体タイプを使う方が効率がイイと思います。
ご期待に沿えない回答となりすみませんがご了承いただければ幸いです。
あとは、ホームセンターで聞いてみるのもいいかもしれません。ネットで見つからないような
マニアックな農薬のようなものが販売されている可能性もあります。
その場合でも芝生に使用可能かどうかは必ずご確認されることをおすすめします。