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植物の成長に水やりは欠かせません。それは芝生でも同じで、芝生の手入れに水やりは必須ですし、水が不足すると芝生も枯れてしまいます。
しかし、芝生の水をやり過ぎると逆効果なので注意が必要です!
実は難しい水やり
芝生の手入れに水やりは必ず必要です。ただ、だからと言って、年がら年中ずっと芝生に水をあげ続ければいいというわけではありません。芝生のオフシーズンの秋~冬はまったく水やりをする必要はありません。そもそも芝生は冬の間は休眠しているので水をあげたところで成長はしません。冬に水をあげると土壌の湿度が上がるだけですし、しかもそれが冬の寒さで乾かないとコケ等が発生してしまう原因になります。ですので、冬に水をあげたところで何の意味もないのです。
では、芝生シーズンは毎日水やりをするべきなのでしょうか?
答えはNOです。
「大は小を兼ねる!」とか、「水やりをしないよりは水をあげるほうがマシ!」と思って水をあげ過ぎると逆効果になることもあります。
芝生に水をあげ過ぎると・・
芝生に水をやり過ぎると根がしっかりと伸びず、弱い芝生に育ってしまいます。どういうことかと言うと、すぐに水を与えてもらえる環境で育った芝生は、根をしっかり伸ばす必要がなく地中の浅いところまでしか根を張りません。となると、水分や土壌の肥料を吸収できる力が弱く、結果、貧弱な芝生になってしまうのです。逆に水を適度にしか与えてもらえない厳しい環境で育つと、芝生はその環境に適応するために根をしっかりと張って育ちます。例えるなら、生ぬるい環境で育つ人よりも厳しい環境で育つ人の方が逞しい、というのと同じですね。
また、水をあげ過ぎると湿度が高い環境が続いてしまい、病原菌の温床となるリスクも上昇します。私の経験上、芝生にとっていちばん怖いのは病気です。水不足でも害虫でも肥料不足でもなく病気がいちばんの大敵です。病気になって治療が手遅れになると最悪の場合壊滅的な被害に遭います。その病気のリスクを少しでも減らすためにも水やりは上手にやらなければならないのです。
いかがでしょう?
水やりが大事だとは言え、何でもかんでもとにかく与えればいいというわけではないのが芝生の水やりなんです。水やり3年と言いますが、3年では極められないくらい難しいと言っても過言ではないでしょう。
芝生の水やりのコツ
では芝生の水やりのコツをご紹介します。
日当たりを確認
まずアナタの芝生が日当たりが良いのか悪いのかをまず判断しましょう。日当たりが悪いのに水をあげ過ぎるとジメジメが続いて病気の原因になります。芝生シーズンで一日5時間以上しっかり確保できるのであれば日当たりは良好です。逆に5時間未満だと日当たりは良くないので、そういう環境であれば病原菌対策もかねて水やりの頻度を少なくしましょう。
お住いの地域の降水量を確認
次に、雨が多い地域なのか少ない地域なのか判断しましょう。例えば、瀬戸内のように温暖で雨が少ない地域であれば水やりの頻度はあげても良いと思います。逆に雨が多い地域で芝生を育てているのであれば自然の恵みが豊富ということで水やりの頻度は減らしてあげてもOK。芝生が成長する4月~10月まで毎日たくさんの水をあげ続ければいいというわけではありません。芝生シーズンであっても季節や芝生の環境(日照時間・風通しなど)によって水やりの頻度は変えていくべきなのです。
季節で散水量を変える
梅雨時のように、雨がよく降る時期は水やりをする必要はありません。また、芝生の生育がゆっくりな春先もそこまで多くの水やりは不要です。逆に真夏は芝生がグングン育つということと、そもそもめちゃくちゃ暑くいので水やりはある程度は必要。当たり前ですが、季節によってメリハリをつけて水やりをするようにしましょう。
我が家の水やりの頻度
我が家の芝生のように
・一年を通してほどほどに雨が降る
・日当たりは悪い(1時間~5時間)
・風通しは普通
こんな環境であれば4月から梅雨明けまでは水やりはほとんどやりません。雨が少なすぎるときや乾燥が激しい時は軽く水やりすることもありますが、基本的には梅雨明けまでは「お天気任せ」です。夏は、日当たりが良い場所は1日~2日に1回程度、日当たりが悪い場所は2日~4日に1回程度です。以前は日当たりがめちゃくちゃ良好だったのでほぼ毎日水やりをしていましたが、お隣さんに家が建ってしまい日当たりが急に悪くなったので作戦は変更。あまり水やりをしない芝生管理に方向転換しました。
楽して水やりをしたい!
このように、芝生を育てている環境をいろいろ考えて水やりをしています。ただ、水やり自体は決して楽ではないため、少しでも楽に便利に水やりをしたいという方にはスプリンクラーを使うのがおすすめです。
水やりおすすめアイテム
芝生の水やりを楽にしたいヒトはスプリンクラーを使いましょう。特に、ある程度以上の広さがある芝生への水やりをジョウロでやるのはめっちゃ大変!水やりが大変だと感じるようになればスプリンクラーを使うことをお勧めします。なお、スプリンクラーといっても大げさに考える必要はありません。いろんなタイプのスプリンクラーがあるため、必ずアナタの芝生に見合ったスプリンクラーがあるはずです。
私が使っているスプリンクラーはこんな感じです。
分岐が8つあるタイプで、細長い我が家の芝生にはピッタリ。
タイマー機能もついているので、水やりをしたい時間帯にやりたい量だけ水やりできちゃいます。
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タイマー付きスプリンクラー
参考記事:
このスプリンクラーがあるだけで、夏場の朝の貴重な時間を水やり以外に費やすことができるようになりました♪とってもおすすめな芝生アイテムです。