芝生のミミズを駆除したい!と思ったことはありませんか?
私はあります。
正確に言うと、
「芝生にミミズが大量の糞をしていくので、糞を何とかしたい。糞をなくすためには芝生に潜むミミズを退治するべし!」と思っています。
芝生にミミズの糞塚が・・!
一年前の夏~秋ころから、芝生にミミズの糞が目立つようになってきました。
ミミズの糞塚 その❶
ミミズの糞塚 その❷
以前の記事でご紹介したように、最初は
「ミミズが出るのは土壌が健康な証拠」
とか
「ミミズの糞が肥料になればいいやん」
くらいに思っていました。
参考記事:
また、
「ミミズごとき殺虫剤を使うまでもないぜ」
くらい余裕をかましていました。なんでもかんでも殺虫剤をまけばいいというわけではないのサ、と。
ミミズの糞塚なんてどうせ一過性のモノで、季節が変わればすぐにできなくなるだろうくらいに思っていましたが・・・
毎日ミミズの糞塚ができる
しかし、秋が終わって糞塚ができ、冬の間も糞塚はなくならず。春になればなるほど芝生にミミズの糞塚がどんどどんできてきます。
糞を見つけ次第、一つ一つすぐに除去すればいいのですが、なかなかそうもいきません。
ミミズの糞を芝生の上に放置しておくと、ベチャっと芝生に張り付いてしまい悲惨なことになります。
これ、ミミズの糞の残骸です
しばらくはスコップなどで芝生のミミズの糞を始末していましたが、毎日のように出現する大量のミミズの糞塚にだんだん我慢の限界が近づきつつあります。
黒い点はぜんぶミミズの糞塚!
芝生にミミズの糞塚ができると、まず見た目がとても悪くなります。また、スコップなどで取り除こうとしても完全には取り除けません。さらには、糞塚を除去しないまま芝刈りをすると、芝刈り機の刃にも悪影響が出る可能性もあります。
あまりにも毎日出てくるので、
「そろそろミミズ退治をした方がいいのかな~」
と思い始めました。
そんなある日。
決定的だったのは、張ったばかりの芝生の上に大量の糞塚があるのを見つけた時です。
張ったばかりの芝に・・・!
俺の大事な芝に糞ばっかりしやがって~
この瞬間、私の中に
「芝生のミミズ、許すまじ・・!」
という気持ちがメラメラと燃え上がりました。
何としてでもミミズを駆除してやる!
手っ取り早くミミズを退治してやる!
そう思い、芝生のミミズを駆除できる殺虫剤を買うことにしたのです。
芝生のミミズを駆除できる殺虫剤
ということで、芝生のミミズを駆除する殺虫剤『シバラックMC』を買いました。
期待の新星「シバラックMC」
お値段は約6000円。
決して安いものではありません。
ただ、多少高くても芝生のミミズを駆除できるのであればいくらでも出すぜ!という気持ちで購入しました。
それくらい、ミミズの糞塚が気になって仕方ないのです。
シバラックMCとは?
シバラックMCですが、私が愛用しているバロネスブランドの芝用殺虫剤。
ゴルフ場も使用している高級殺虫剤とのことで、効果はテキメンです。効果は強いのですが、適正倍率にうすめて使うと芝生に薬害もなく安全性が高く、さらには環境にも優しい普通の農薬です。子どもさんがいるご家庭でも比較的安心して使える殺虫剤というのがうれしいですね。
つまり、ゴリゴリのプロだけが使うようなシロモノではなく、私のようなふつーのおとーさんが使っても何らおかしくもない「普通の殺虫剤」なのです。
また、芝生のミミズ以外にもコガネムシやスジキリヨトウ、シバツトガにも効果があるのもうれしいところ。
シバラックMCを使う前に芝刈り
さぁ、シバラックMCを使ってミミズを退治する前に。
まず芝刈りをします。
5月でも芝は結構伸びます
シバラックMCを散布する前に芝刈りをする理由は、芝刈りをして芝を短くスッキリさせてからの方がしっかり地中にしみ込むのでは?と思っているからです。
芝刈り、終了
さて、いよいよシバラックMCの出番ですね!
シバラックMCの使い方
シバラックMCは水で希釈してジョウロを使って散布します。
「水で希釈する」
と聞いただけで何だか面倒くさそうですし、難しそう、ややこしそう、買うのやめとこ・・・
と思うのは私だけではないでしょう。
ただ、「適正倍率で水に希釈する」ことなんて別に難しくも何ともないのでご安心ください。
シバラックMCの使用方法は下記のとおりです。
上記がシバラックMCで規定されている使い方です。
あとは数字をこの公式に当てはめるだけ。
たとえば、我が家で使っているジョウロは6リットル入り。で、ミミズを退治する場合は500倍と規定されています。
この数字を上の公式に当てはめると・・・
ということで、6リットル入りのジョウロを使ってミミズを退治するのであればシバラックMCを12ml使用する!ということが分かりました。
どうでしょう?
希釈して散布するのもこうやって考えると実はとてもカンタンなんです。
また、シバラックMCでミミズやその他の害虫を退治する時は年間に3回までしか使えないということも決まっています。芝生の害虫ってだいたい5月頃から活発に動き出すので、まずは5月に散布します。で、効果が弱ければもう一度散布する。そして、次に効果が切れてきたら最後の1回を散布する。そんな流れで良いと思います。
効果もしっかりあって、ごく普通の殺虫剤。そして、使い方も実はカンタン。そう考えるとコレは買わない手はない!と思ってポチっと購入しました。
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なお、シバラックMCに限ったことではありませんが、除草剤・殺虫剤・農薬などを購入する時はちゃんと『芝生に使用が可能』ということを確認した上で購入しましょう。効果はあるけど「芝生では使えません」って書いていることも多々あるので、しっかりと説明書きを確認することをおすすめします。もちろん、シバラックMCは芝生に使える殺虫剤ですのでご安心ください。
シバラックMCを使った感想
実際にシバラックMCを使ってどれくらい効果があったのかを検証してみました。もちろん、私個人の感想なのであくまでもご参考程度に・・・
と、言いたいところですが、
ハッキリ言ってめちゃくちゃ効果ありました。コレ、おすすめです。
シバラックMCを使ったのは5月下旬。
散布するまではミミズの糞塚がほぼ毎日2~3個以上は出現していましたが、シバラックMCを散布した翌日は糞塚はゼロ!ほぼ毎日ルーチンのように出現していた糞塚が急にゼロになったから驚きです。
で、特筆すべきは散布して2日目の朝。
散布して2日目の朝、少しワクワクしながら芝生を見ると・・・
芝生の上にミミズがゴロゴロ転がっています。
下の写真のように、わずか1㎡四方の中にミミズが7匹転がっています!
効果テキメン!!
正直、ビックリしました。こんなにも効果あるもんなんですね・・・。もちろん、実際にはこの7匹以外にもたくさんのミミズが転がっているので、一網打尽にできた感がハンパないです。っていうか、芝生の中にこんなに大量のミミズが潜んでいたんじゃ糞塚まみれになるのも分かりますね・・・
この効果がどれほど続くのかは今後のお楽しみではありますが、シバラックMCを使った直後の感想としては大満足です。
個人的には最高評価をあげたいです。
シバラックMC、マジでおすすめ
この半年間、芝生のミミズにかなり悩まされてきましたが、こんなことならもっと早めにシバラックMCを使っておけばよかった、と思うくらいです。この効果がどれくらい持続するかはこれからのお楽しみですが、1年間に3回まで使えるとのことなので、春1回・夏1回・秋1回くらいの頻度で使えばいいのかな?と考えています。
何でもかんでも殺虫剤をまけばいいってもんじゃない、と強がっていた頃の自分にシバラックMCをおすすめしたい・・・
そう思えるくらい、いい殺虫剤です。
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シバラックMCの欠点
このように最高評価のシバラックMCの欠点ですが、付属のキャップに溶液を入れるときにドバドバ出てしまうのが唯一の欠点です。
容器の口がこういう感じになっていて、キャップに入れようとすると『ゴボッドゥボンッ』みたいな音を立てて一気にドバドバ出てきます。
小さなキャップはすぐに溢れそうになります。ここが唯一の欠点。
使うときは注意しましょう。
シバラックMC以外のミミズの駆除剤は?
シバラックMCの容器ですが、実はこれ1リットル入り。正直、ちょっと多いですね。
余ってしまってもモッタイナイし、保管する場所も悩ましい。かと言ってハーフサイズのシバラックMCが売っているわけでもない。
ということで、一応シバラックMC以外で芝生のミミズを駆除できるグッズを探しました。で、見つけたのがコレ。
「天然サポニン粕」
というヤツです。
これは水で希釈するタイプではなく、手袋を着用の上でグッと手でつかんでバッと散布できるタイプ。1㎡あたり50gを3月から11月にかけて散布します。大容量タイプ(15kg入り)を買うと、1年間で10坪分使えます。
10坪の芝生だと1年間で使い切る。
覚えやすいですね。
口コミを見ていても効果はとても高いようなので期待できそうです。
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ただ、この「天然サポニン粕」はミミズを土の中で退治するのではなく、ミミズを芝生の土壌表面に上がって来させるものだそうです。なので、芝生の上に這い上がってきてにょろにょろしているミミズをチョイッとつかみ取る必要はあります。
ミミズを触るのなんて絶対イヤ!という人はシバラックMCを選びましょう。シバラックMCなら地表にミミズが出てくることも多々ありますが、主には土の中でミミズを退治することができます。