芝生に溜まった刈りカスなどをレーキや熊手で取り除く作業を「サッチング」といいます。
「サッチング」って聞いたことはあるけど、いつやるべきなのかってよくわからないですよね?
でも、大丈夫!
そんなに難しくないです。
サッチングはこの時期にやらないとダメ!というのは特にはきまっていません。逆に、この季節にサッチングをやると芝が枯れる!なんてこともありません。
しいて言うなら、芝張りをして2,3年たってからやりましょう。芝を張ってすぐにやる必要はまったくありません。
なぜなら、芝を張った初年度はサッチがあまり溜まっていないからやる必要がないのです。
「でもそれじゃいつやればいいのかよくわからない!」とツッコまれそうですが、
個人的には秋~冬にやることをおすすめします。
芝生のサッチングを秋~冬にやるべき理由とは?
それは、夏の芝刈りでたくさん刈りカスが溜まるので、秋や冬のうちに刈りカス(サッチ)を取り除いておくと翌年の春から夏にかけて芝がしっかり成長するからです。
春は芝生が成長する時期ですので、肥料まきや水やりをしたりしなければなりません。
そんなときにサッチがたくさん溜まっているとどうなるでしょう?
►サッチが溜まっていると肥料が根元まで届かない!
肥料が届かないと芝生が十分に育たない可能性がありますね。
►サッチが溜まったまま水やりをしたり雨が降るとサッチが常に濡れた状態に!
そうなると雑菌が繁殖したり害虫がすみつくリスクが大です。
こんなことを防ぐためにも春が来る前にサッチは取り除いておくべきなのです。
そして、スッキリしてから春を迎えましょう!
サッチングを冬にするべきもう一つの理由
冬がサッチングに適しているもう一つの理由。
それは、冬は芝生の手入れがほとんどなくて暇だからです。
芝刈りも水やりも肥料やりも、な~んにもやることありません。
めちゃくちゃ暇です。
だからせめてサッチングだけでもやっておきましょう!
・・・それだけです 笑
参考記事:
2月にサッチングをしたときの様子
冬の芝生管理はほんとうにヒマ!
ということで、サッチングでもしよかと思って2月にサッチングをしました。
レーキでがりがり
そんなにたくさん取れないだろうと思っていたんですが・・・
信じられないくらいどっさりサッチがとれました!
正直こんなにとれると思っていませんでした。
これについては本日の記事では割愛しますので、コチラを参考にして下さい。
参考記事:
なお、この日のサッチングで使ったおすすめの道具はこちらです。
軽くて機能的。サッチングにめちゃくちゃピッタリな道具です
これを使って毎年どっさりサッチを取っています。
ただし、中にはサッチングに向いていないレーキもあるので要注意です!
参考記事:
芝生のコケ対策にもサッチングは有効です
芝生の日当たりが悪いとコケが生えやすくなりますが、そんなときにもサッチングを有効です。
ウチの芝生は冬場はかなり日当たりが悪いので、コケが生えやすいんです。
緑のところ、ぜ~んぶコケ!
コケはジメジメしているところを好んで生えてくるので、サッチはできるだけ取り除いてスッキリさせておく方がいいですよね!
参考記事:
サッチをこまめに取り除いておくとコケも生えにくくなるので、私は秋~冬の間に3回くらいはサッチングをやります。
3月上旬にもサッチングをしました。
サッチは百害あって一利なし!
こまめに取ってスッキリしましょう。
「ZEROサッチ」より「WITHサッチ」
このように、サッチングって頑張れば頑張るほど取れちゃいます。
それはもう、面白いくらいに取れますし頑張った成果としてたくさん取れればさらに面白くなります。
ただ「サッチをゼロにしよう!」とは思わず「できるだけでいいから減らそう♪」くらいに思って取り組むことをおススメします。
理由はカンタン。
やればやるほど無限に取れるのでキリがないから!です。
秋~冬にどんなにサッチングを頑張ったとしても、春になればまた取れちゃいます。ウソだと思う方は、暖かくなってきた3月頃にサッチをむしり取るように手で芝生を触ってみてください。たくさんサッチが取れるハズです。なので、サッチをゼロにするのはあきらめて芝生に害がないくらいまでサッチを減らそう、と思って取り組みましょう。
それがサッチングのコツでもあります。