芝生の基本

これは外せない!春先の芝生の手入れ4つをご紹介。

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今年こそきれいな芝生を作りたい!

 

そう思っている人は、まずは春先にしっかりと芝生の手入れをしましょう

 

 

本格的な芝生シーズンが始まる前から手入れをすることで良いスタートを切ることができます。逆に、春先からいきなり手入れをサボってしまうとその分だけ芝生の生育のスタートが遅くなり、きれいな芝生ができあがるのも遅くなってしまいます。だからこそ、春先(2月末~3月初旬)の手入れが重要なんです。

 

 

 

春先の芝生の手入れ4つ!

我が家の芝生では次の4つの手入れをMUSTにしています。

 

1.サッチング

2.更新作業

3.根切り

4.有機肥料を散布

 

この4つです。

 

なお、芝生の凸凹を直すための目土入れ(不陸修正)はもう少しあと、具体的には新芽が出始める3月下旬頃にやろうと思います。早く目土入れをしても雨風でせっかくの目土が流れたり飛ばされたりするので、本格的な芽吹きシーズンが来る直前に目土入れをすることにしています。

 

 

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まずはサッチング

春先の芝生の手入れ。

まずはサッチングから始めます。サッチを最初に取り除くことにより、その後の更新作業やエアレーションがやりやすく、また効果も高くなることが期待できるからです。注意点としてはやり過ぎないこと、ですね。サッチングをやり過ぎてしまうと芝生やほふく茎を傷めてしまうのでほどほどで切り上げることが大事なポイントです。

 

 

 

サッチングにはレーキを使っています。

このレーキは私の愛用品の一つ。とてもたくさんのサッチを取ることができちゃいます。

 

 

 

今回とれたサッチ。

そこそこ取れましたが、実は例年に比べると明らかに少ないんです。

 

 

なぜ今年はあまりサッチが取れなかったのでしょうか?

 

 

 

サッチが少なかった理由

サッチが少なかった理由として、真っ先に思いつくのは前の年に有機肥料の「スーパーグリーンフード」を使っていたことだと思います。有機肥料は土壌を耕す作用だけでなく、サッチを分解する効果もあるというスグレモノ。

 

 

昨年、初めて『スーパーグリーンフード』を使ったことによりサッチが分解されたため、今年はサッチがあまり取れなかったのだと思います。土壌改良剤 兼 サッチ分解剤の『スーパーグリーンフード』、とてもおすすめです。

 

 

スーパーグリーンフードでサッチを分解しますが、分解されたサッチは肥料として芝生の成長にもいかされます。まさに一石二鳥、SDGs!

 

 

 

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次に更新作業をします

更新作業とはどのようにするのか?

具体的には、

芝刈り機の刈り高をできるだけ低く設定して、春先に残っている芝を葉をジョリッジョリに刈り取ってしまうことです。

 

参考記事:

3月、芝生の更新作業のため芝を低刈りしました。

 

 

 

我が家の芝刈り機で設定できる一番低い刈り高は10mm。これでジョリッジョリに刈り取りました。

この芝生を

 

刈り高10mmで刈ります

 

 

だいぶスッキリしました。

 

ちなみに、春以降に緑の芝生を作っていくのは春以降に新しく芽生えてくる芝の新芽です。春先に残っている茶色の芝の葉が緑色に色づいていくわけではありませんので、春先に残っている芝の葉をジョリッジョリに刈り取ってしまっても問題はないのです。

 

 

 

低刈りの注意点

低刈りをするときは一気に刈らないこと!つまり、最初は20mmで刈って、次に15mmで刈って、最後に10mmで刈って仕上げる。そんな感じに少しずつ刈っていくコトをおすすめします。

 

少しずつ刈り下げていくと確かにめんどくさいんですが、一気に10mmとかで刈ってしまうと芝生自体を引きちぎるように刈ってしまい、下の写真のように地肌がむき出しになってしまうこともあります。

むき出しになった地肌・・・

 

こんなことにならないよう、時間はかかっても少しずつ刈り下げるようにしましょう。

 

 

さらに根切り!

我が家の根切りはターフカッターを使っていきます。

 

芝張りをして3年ほど経つと、芝の根が張り巡らされてギュウギュウになってきます。そこで、ターフカッターで根っこを適度に切ってあげることで芝の成長を促してあげるのが狙いです。

 

参考記事:

3月、春に向けてターフカッターで芝の根切りをしました。

 

 

 

根切りにはターフカッターが必需品!

 

 

50㎝四方に根切りをしました

 

50㎝四方に根切りをすると、その後に有機肥料(スーパーグリーンフード)を散布しやすくなります。なぜかと言うと、肥料ってだいたい1㎡あたり●●gを散布する、って書いてありますよね?ターフカッターで50㎝四方に切り込みを入れると、この四角形4つで1㎡になります。なので、四角形4つ(=1㎡)に対して肥料を●●g散布すれば良い、ということになるんです。

 

 

芝生は一度張り付けてしまうと耕すことができません。が、しかし。ターフカッターで根切りをする時って唯一芝生を耕していると感じられる瞬間です。芝生にとってとても良いことをしている気分にもなれるので、ターフカッターを使うのって大好きです。

 

 

 

なお、我が家では根切りは1年に1~2回やるようにしています。

 

 

ただ、しっかり根切りをするとしっかりと「切った跡」が芝生についてしまうので、根切りの後に見た目が悪くなるのは覚悟しなければなりません。たとえば成長がひと段落した10月などにターフカッターで根切りをすると、切った跡がすぐに埋まらずせっかくの芝生が跡だらけになってしまうことも。タイミングには注意するほうが良いでしょう。

 

 

 

最後に有機肥料を散布

そして、最後に有機肥料の『スーパーグリーンフード』を散布します。

 

ターフカッターによる根切りの跡にも入るように散布していくのが我が家流。だから、有機肥料の散布は一番最後なのです。

 

 

スーパーグリーンフードをしっかり散布

 

 

なお、有機肥料を散布するタイミングは微生物が動き出すくらい暖かくなってから使う方がベターです。我が家ではだいたい10℃を超える日が続けば散布するようにしています。2023年だと、3月初旬に散布しましたが、この時の最高気温は15℃!微生物が活発になり始めてスーパーグリーンフードが効果を発揮し出すにはちょうど良いタイミングだったと思います。逆に、真冬だと寒すぎて微生物はほとんど活性化していないので、有機肥料を撒いてもあまり効果が期待できません。ご注意ください。

 

参考記事:

芝生の有機肥料、おすすめは『スーパーグリーンフード』

 

 

 

 

これで春先の芝生の手入れは終了!

あとは、芝生の成長を楽しんでいくのみ。今年はどんな芝生シーズンになるのか、今からとても楽しみです♪

 

 

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