芝生の基本

春から梅雨シーズンの芝生の手入れの方法

投稿日:2024年6月1日 更新日:

芝生の手入れは「やるべきこと」が季節によって変わります。

 

その手入れの方法を間違えると上手に育たなかったり病気になったりするので注意が必要です。特に重要だと思っているのは、春から梅雨シーズンにかけた芝生の手入れの方法です。具体的には4月、5月、6月の手入れの方法のことですが、この時期の手入れを間違えるときれいな芝生を作れないことがあるので個人的にはすご~く慎重に手入れをしています。

 

今回は「病害ゼロを達成して」「夏にはきれいな芝生になる」手入れについてご紹介します。

 

 

化成肥料は5月末まで

春は芝生が成長を始める時なので化成肥料を使います。しかし、湿度が高くなる梅雨シーズンに栄養過多になると病気にかかりやすくなるので、我が家では化成肥料の使用は5月末でいったん中止にします。で、梅雨が明けて真夏になれば化成肥料を再開して夏の終わり頃には完全に使用を終える、という流れですね。秋や冬は芝生は休眠状態になるのでいっさい肥料は与えません。

 

なお、化成肥料は必ず使わなければならない!というわけではありませんが、使い勝手が良くて効果が期待できるのも事実。我が家では2024年の4月~5月は液体肥料(ハイポネックス芝生の液肥)を使って芝生を育てました。

まだ薄いところやハゲている所があります

 

薄いところやハゲている所は梅雨時に自然となおっていくことでしょう。日当たりが悪い我が家の芝生の5月にしては順調に育ったと思います。ということで、5月末までは化成肥料の力を存分に使うことで芝生の成長に勢いをつけました。

 

 

殺菌剤は5月末から

5月末で化成肥料の使用を中止したあとは、殺菌剤を使います。

6月は梅雨でめちゃくちゃ湿度が高くなります。これが芝生にとっては最大の大敵!真夏の暑さよりも梅雨シーズンのジメジメの方がはるかにダメージが大きいのです。なので、殺菌剤を使って病気を防ぐという方針に転換します。

 

芝生を育てるうえで肥料は必ず使わなければならないというわけではありません。ただ、個人的には殺菌剤は必ず使うべきだと断言できます。肥料を与えなくてもそれなりに育ちますが、殺菌剤を使わず病気になってしまったら一瞬のうちに芝生全体がグチャグチャになってしまいます。なので、私は殺菌剤は必ず使います。しかも、わりとしっかりめに。

 

葉腐病やラージパッチ、ブラウンパッチ、春はげ病、さび病といった芝生の病気にトコトン効果があるのは「グラステン水和剤」です。

 

コイツは毎年かならず使います。

 

 

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我が家では毎年カーブラリア葉枯病が起こるので、ラリー水和剤も毎年必ず使って病気を予防しています。

 

 

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化成肥料から殺菌剤へ!

つまり、4月初旬~5月末までは化成肥料を使い、5月末~梅雨終わりまでは殺菌剤を使うということ

 

この切り替えが非常に重要だと私は思っています。春から秋までの芝生シーズンのうちずっと化成肥料を使い続ける必要はありません。一方で、殺菌剤もずっと使い続ける必要はありません。化成肥料は春と夏だけ、殺菌剤は雨が多くてジメジメしている時だけ。そのように使い分けるのも芝生の手入れではとても大事なコツなのです。

 

 

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2024年度前半は病害ゼロ!

結果、2024年度は夏になっても病害ゼロを達成しています。一回でも病害にやられると回復するまで時間がかかってしまうので、梅雨を病害ゼロで乗り越えられたのはとても良かったです。

 

また、7月中旬以降は芝生もしっかりと育ち、そこそこきれいな芝生を作り上げることができました。

2024年8月

 

上を目指したらキリがありませんが、そこそこの芝生でヨシとするのであれば十分な緑のじゅうたんになったと思います。もちろん、春から梅雨にかけての手入れだけが大事というわけではありません。水やりや芝刈りもめっちゃくちゃ大事なんですが、それもこれも春から梅雨にかけての手入れで失敗しないことが大事なんですよね。

 

そのことにいかに早くに気が付けるか。

それが大事です。

 

「春~梅雨にかけて、芝生の手入れ失敗したなぁ~」なんてお盆の頃に気が付いても時すでに遅し。そんな時は来年度の芝生手入れを頑張ることに頭を切り替えることをおすすめします。そして、そうならないためにも春と梅雨シーズンのお手入れをしっかりとやることを心がけましょう!

 

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