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芝生管理の醍醐味といえば芝刈り。
そして、芝刈りに付きものと言えば「軸刈り」ですね!
軸刈りをしてしまうと、芝生に大きなダメージを与えてしまうのは当然のこと、見た目もかなり悪くなってしまいます。ただ、軸刈りをしても心配ご無用!やるべき対策をしっかりすればちゃんと復活できます。そして、その軸刈り後の手入れというのは水やり・施肥・目土入れです。あとは、時間が経てばだいたいは復活できるのでそこまで心配しなくても大丈夫です。
芝生の軸刈り対策
関西で高麗芝を育てている私の経験ではありますが、軸刈りをした後ってひたすら水やりだけをしていてもある程度は復活できます。
もちろん、芝や土壌の状態によります。
土壌はしっかりしているのか?
日当たり・風通しはいいのか?
そもそも芝が元気なのか・・?
芝も生き物ですので環境や状態に大きく左右されます。が、水やりをしてあとは様子見をするだけでもある程度は復活できるのであまり心配する必要はありません。
2~3週間の様子見で復活
水やりと様子見だけの場合、目安としては2週間~4週間で軸刈りから復活することができます。もちろん季節によりますが、もの凄い勢いで芝生が成長する夏場であればそんなに長い時間は必要ありません。逆に、夏の終わりや秋に芝刈りをして軸刈りをしてしまうと復活することなくそのシーズンを終えてしまい茶色くなったまま、ということもあり得るので気を付けましょう。丹精込めて育てた芝生が1回の芝刈りによって茶色くなるのはかなり辛いですから・・・
ただ、水やりだけでは心配!という人はその他の手入れもしておきましょう。
目土入れ
軸刈りをしたときの対策として「目土入れ」も有効です。
芝を保護する為、そして芝が育ちやすい土壌を作るためにも目土入れはおススメです。目土入れって芝生のお手入れの中でも地味ですよね。しかし、芝生の生育を促したり地温を保ったりといろんな効果があります。良い品質の芝生専用の土を使えば土が水分をキープしてくれるので、芝の根張りが良くなる!というわけです。
効果が分かりにくい手入れですが、目土入れってかなり大事なのです。
ちなみに私が愛用しているのはコチラの目土(目砂)です。
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芝生のトラブル時にはとても重宝します!
芝生には芝生専用の土を!
芝生を始めた頃、「目土(目砂)って単なる土!?」って思っていました。もちろんそんなことはなく、専用の土はやっぱりモノが違います。私もとりあえず・・・と思って買ってみたんですが、使い心地がいいので毎年愛用するようになりました。芝生の手入れで使うときはその辺の土ではなく、芝生専用の土を使いましょう。
また、目土は何かと使うことが多いので多目に買っておくことをおススメします。芝生が枯れたり軸刈りしたり、凸凹が出てきて修正したりするときに大活躍するので、多めに常備しておく方がダンゼンいいです。
リン酸が多い肥料を与える
目土だけでは心もとない、という方は肥料も与えましょう。
芝に与える肥料には主に「窒素ーリン酸ーカリウム」で構成されています。そして、それぞれの役割はご覧の通りです。
窒素・・・・・葉・茎の成長を促す
リン酸・・・・根・茎葉の成長を促す
カリウム・・・茎の成長を促す
軸刈りをしてしまった場合には一般的にはリン酸が多く含まれている肥料がおすすめと言われています。肥料の効果を早く出したいのであれば液体の肥料を選ぶのも良いでしょう。
軸刈りの芝におススメ肥料はこれ!
「リン酸が多く含まれていて液体の肥料」ですが、
「ハイポネックス原液6-10-5」です。
実は私もずっと愛用しています。「ハイポネックス原液6-10-5」は窒素ーリン酸ーカリウムの割合が「6:10:5」で、窒素をイチバン多く含んでいるのです。
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たっぷり800ml入りで1000円未満。コスパ抜群!
これは、日頃の芝生のお手入れにも使えますし、速効性がありトラブル時にはとくに重宝するのでこちらも常備しておくと良いでしょう。また、芝生だけでなく植木やバラ、野菜に使うこともできます。とても便利なアイテムですね!
※なお、「ハイポネックス」シリーズにはいくつか種類があります。中でもリン酸をたくさん含んでいるのはご紹介した「ハイポネックス原液6-10-5」ですのでお間違いなく・・・
軸刈り防止にはこまめな芝刈りを!
軸刈りにならないためには、芝を伸ばしすぎないこと、つまり、こまめに芝刈りをすることが大事です。
芝を伸ばしすぎたあとに短く刈ってしまうために軸刈りになるわけです。それを防ぐには「こまめな芝刈り」がとっても大事!
こまめな芝刈りと言いましたが、芝刈りの頻度としては夏であれば1週間に1回以上が目安です。
軸刈りしない芝刈りの方法
たとえば、私が使っているキンボシの芝刈り機の場合。
夏は1週間に1回、刈り高2.5㎝に設定して刈ることにしています。とある日曜日、2.5㎝に刈る。で、次の日曜日には芝の丈が5㎝くらいになっているのでまた2.5㎝に設定して刈る。で、次の日曜日にはまた芝の丈が5㎝くらいになっているのでまた2.5㎝に設定して刈る・・・
これを繰り返すだけ!
こんな感じでルールを決めておけば軸刈りになるリスクはグッと減らすことができるでしょう。
参考記事:
軸刈り後に芝生が復活できなかったときの話
とは言え、芝刈りで軸刈りをしたあとに残念ながら復活できなかったこともあります。
参考記事:
雨の日に伸びすぎた芝を強引に芝刈りをした結果、とんでもないことになったのです。
このときばかりは軸刈りどころか芝の根っこや葉っぱ全体がボロボロになりました。
そのあと、水やり・目土入れ・肥料やりをしてもなかなか復活できなかった失敗例です。
まぁ、逆にいうと、そこまでの失敗でなければある程度は復活できる、ということでしょう。
くれぐれも強引な芝刈りにだけはご注意下さいね。