芝生に元気がない時、まず実践するべきお手入れを3つご紹介します。
枯れ気味の芝生を元気にしたい!
せっかく張った芝生に元気がないとこちらもテンション下がりますよね…手入れをして少しでも元気な芝生になる方法って何があるんでしょうか?
我が家のTM9
芝生を元気にする方法!
元気がない芝生に喝を入れたいとき、まずはこの3つを実践してみてはいかがでしょうか。
① 目土入れ
②サッチング
③ 根切り+肥料
これら3つだけやればOK!というわけではありません。ただ、芝刈りも水やりも肥料もあげているのになぜか芝生に元気がない・・・という時にはこの3つを実践して欲しいと思います。
すごく大事な目土入れ
まずは芝生の手入れの基本の目土入れ。
目土入れは地味な手入れですがめっちゃ大事なので、芝生がうまく育っていない時やトラブル等で困った時はまず目土入れをしてみてください。
ふるいを使って目土入れ
元気がない芝生に土(砂)をまぶして何の意味があるの???って思う人もいるでしょう。
芝生に元気がない原因で多いのが土壌です。野菜作りと一緒で良い土壌にしてあげると芝生はしっかり成長します。ただ、土壌を掘り起こしたり入れ替えたりするのは大変な重労働なので簡単にはできません。そこで、土壌改良もかねて芝生専用の目土を入れてあげることをおすすめします。目土入れで期待できる効果は発芽・発根の促進、茎や新芽の保護、地温を保って生育促進など。これだけでもスゴイ効果だと思いませんか!?
芝生を元気にする方法と言えば肥料をあげること・・・!と言いたくなります。もちろん肥料も大事ですが、それよりもまずは土壌や芝生が育つ環境を整えてあげることの方がが大事だと思っています。たとえて言うと、元気がない芝生にバンバン肥料をあげるのって疲れている人にバンバン栄養ドリンクを飲ませるのに近いんです。それよりも、良いパフォーマンスを発揮するためには健康的な毎日を過ごせる環境を整えてあげるほうが最終的には大事ですよね?
急がば回れ。芝生に元気がない時は肥料をあげる前にまずは目土入れをしてみてください。肥料やりは後からでも全然間に合いますよ♪
おすすめの目土
私が芝生の手入れで本当に困った時に使う目土はバロネスの芝生の目土です。
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近くのホームセンターで手に入る目土も気に入って使っています。ただ、芝生を元気にさせたい時、芝生にトラブルが発生して何とかしたい。そんな「困ったとき」にはバロネスの芝生の目土を使っています。
この目土は高品質な3種類の土がブレンドされていて、なおかつ肥料も含まれているので単なる土ではありません。しっかり芝の生育を促進する効果が含まれているのです。芝生に元気がない時、病気がちな時、害虫被害にあった時など、いろんなシーンで大活躍します!
サッチング、やりましょう
元気がない芝生を復活させるためにはサッチングも重要です。
サッチは思いのほか溜まっています!
サッチング自体が芝生の発育を促進させるというわけではなく、元気な芝生を育てる「環境づくりの手段の一つ」だと思ってください。サッチって芝生の成長にとっては百害あって一利なし!とにかく邪魔な存在なんです。サッチがたくさん溜まっていると風通しが悪くなったり常に湿っぽい状態が続いたりするので、病気になりやすく、なおかつ芝の新芽の成長も妨げられます。そんな状況で水やりや肥料やりを頑張ったところで芝生が元気になるとは思えませんよね?また、サッチは想像以上に溜まっていることが多いので、実は悪さをしている!ということに気が付かないこともあります。
なので、芝生を元気にしたい時にいろんな資材を投入(足し算)するのもいいんですが、目の前に潜んでいるサッチを取り除く(引き算)のはいかがでしょうか?
おすすめはレーキを使う
サッチングをする時はある程度の大きさのあるレーキを使いましょう。
愛用のレーキ
熊手でやる人もいますが、ハンディタイプの熊手でやっていてもキリがありません。ある程度広い芝生をお持ちであればレーキを使わないと厳しい闘いになっちゃいます。私としては絶対レーキを使用することをおすすめします。
参考記事:
根切り+肥料の合わせ技
最後におすすめするのは根切りをすると同時に肥料を散布するというお手入れです。このお手入れも芝というより土壌にアプローチするお手入れです。
芝生に元気がない時、ひょっとすると土壌の中では芝の根がギュウギュウに詰まっているかもしれません。もしくは、毎日踏まれた結果、土壌が硬~く固まっている可能性もあります。そういう状態になっていると芝生は充分な成長ができません。そんな凝り固まった土壌を柔らかくするためにターフカッターやエアレーターなどで根っこや土壌をほどよく切り刻んであげると、土壌がほぐれて柔らかくなり通気性もUPして芝生が成長しやすい土壌に近づくことができます。
なお、根切りやエアレーションをするときに活躍するアイテムとして「ターフカッター」や「スパイキング」や「エアレーター」がありますが、どれがおすすめなのでしょうか?
芝生の手入れ道具もたくさんあってキリがないので、本当に必要なものを選びたいところです。
おすすめの道具は?
私の一番のおすすめはターフカッターです。
めっちゃ愛用のターフカッター
これは時と場合によりけりですが、一番おすすめするのはターフカッターですね。スパイキングは簡単に言うと針がたくさん付いた靴を履いて芝生をザクザクと踏みつけるだけでとても簡単にできちゃいます。ただ、針がそこまで大きくないので芝の根をしっかりとカットするのは苦手。根切りの効果としてはターフカッターには負けてしまいます。エアレーターは根切りも土壌改良もしっかりできますが、開いた穴に土を入れたりするなど何しろ大変!本格的に土壌改良をしたい時には大活躍しますが、日頃の芝生のメンテナンスではターフカッターの方が使いやすいんですよね。
ということで、根切りをして芝生を元気にさせるためにはターフカッターを選ぶのが私としてのおすすめです。
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参考記事:
芝生の根切りをするためにバロネスのターフカッターを買いました!
根切り後に肥料も散布!
芝生をより元気にさせたい時、私はターフカッターで根切りをした後に有機肥料を少し散布することにしています。この際、化成肥料ではなく有機肥料を使うようにしており、いつも使うのは「スーパーグリーンフード」です。
お気に入りの有機肥料
まずターフカッターで芝生に切り込みを入れます。次に、その切り込みの上からスーパーグリーンフードをまぶしていきます。そして最後に水をしっかり散布して終了!これが私オリジナル?の手入れです。
スーパーグリーンフードは有機肥料ならではの独特な臭さはありますが、芝生愛好家の中ではめちゃくちゃ人気で時期によっては入手すら難しくなることもあります。なので、春先など芝生グッズがたくさん出回る時期にお早めに購入しておくことをおすすめします。
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参考記事:
以上、芝生を元気にする方法を3つご紹介してきました。
これら3つさせすればOKというわけでもなく、水やりや芝刈りなど基本的な手入れはもちろん必要です。ただ、それら基本的な手入れをしていても何だか芝生の元気がなくて困っているという時は本日ご紹介した手入れをしてみると効果が見られると思います。とは言え、手入れをして1~2週間では効果はありません。芝生の状態にもよりますが、1か月~2か月くらいはじっくり手入れをして、その結果少しずつ元気になっていくこともあります。また、夏までにこれらのお手入れをして芝生に喝を入れて、そして夏になれば一気にきれいな芝生になる・・・!というのを目指さざるを得ないことだってあります。変な話、普通の手入れだけして夏になればいつの間にか元気な芝生になっているということだってあるんです。気長に手入れをするのが一番ストレスが少ないので、時にはそう思って肩の力を抜きながら芝生の管理をするとより楽しめるようになります。
気楽にいきましょう♪