トラブル 私の記録

2年目の芝生(TM9)がうまく育たない!原因と対策は?

投稿日:2023年6月4日 更新日:

芝生を育てていてこんなことで困ること、ありませんか?

 

・芝生がいまいちうまく育たない

→でも、枯れているわけではない

→病害虫にもやられていなさそう

→でも全体的に芝生に元気がない

 

我が家の芝生がまさに上の状況を全部合わせたような状況になってしまったので、その原因と対策を考えようと思います。

 

 

 

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5月、芝生がうまく育たない

2022年6月にTM9を張ったのですが、2年目の5月になってもいまいちうまく育ちません。

5月下旬のTM9(2年目)

 

決して枯れているわけではありません。緑の部分もそこそこありますが、それでも何だかうまく育っていません。このまま手入れを普通に続けていって夏まで待てばもっときれいになるでしょう。ただ、2年目の5月でこの状態というのは少し物足りません。

 

 

 

右は高麗芝 左はTM9

 

明らかに緑の色の濃さと割合が違いますね。この高麗芝とTM9を比べると、いかにTM9の育ちがよくないか、お分かりいただけると思います。

 

 

では、うまく育っていない原因を考えてみたいと思います。

 

 

うまく育っていない原因は?

うまく育っていない原因を突き止めるのは簡単ではありませんが、まずは消去法で考えていきます。

 

 

肥料不足ではない

5月上旬に化成肥料を1回散布しています。肥料不足は原因ではないと思います。

 

そもそも、太陽をしっかり浴びて光合成をして水を与えていればある程度までは芝は育ちます。何でもかんでも肥料を与えればスクスク育つというワケではありませんので、肥料不足説は却下ですね。

 

 

 

 

日照不足でもない

日当たりは比較的良いのでこれも却下。

 

このTM9を育てている所よりも更に日当たりが悪い所で高麗芝を育てている経験上、日当たりが一日5時間未満でも芝はそこそこ育ちます。もちろん、日当たり良好であるほど芝生にとって良いことには間違いありませんが。

 

 

 

水不足はあり得る

水不足というのはあり得るかと思います。

 

4月、5月は水やりはほぼしていません。雨がほどほどに降っているというのと、この時期はそこまで水やりを頑張る必要がないということもあり、水やりをしていなかったのです。ただ、芝が成長するためには光合成が必要ですし、その光合成のためには日光と水が必要です。なので、もう少し水をたくさんあげていればもっと成長していたかもしれませんね。あくまでも結果論ですが。

 

 

 

 

病気ではない

病気になると芝がどす黒くなったり変な模様が現れたりしますが、そんな様子は一切ありません。

 

カーブラリア葉枯病、ラージパッチなどいろんな病気はあります。が、どの特徴にも当てはまるものはありませんので、病気説も却下できます。そもそも、「枯れ果てている」わけではなく「育ちが悪い」だけです。

 

 

 

害虫でもない

これについては100%の自信はありませんが、害虫のせいでもないと思います。

 

害虫にやられると「この部分だけ急に枯れた!」のようなスポット的に被害が現れたりします。我が家の場合、4月も5月もずっと育ちが悪いんです。しかも全体的に・・・。繰り返しますが、枯れているというより育ちがゆっくり過ぎるということが我が家の現状です。というわけで、病気や害虫が原因でもないと思っています。

 

 

 

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土壌のせい?

土壌が良くない、という可能性はあります。2022年6月に芝張りをしてもらったときに造園業者さんに芝生用の土壌を作ってもらいましたが、ぶっちゃけイマイチな業者さんでした。その善し悪しがひょっとしたら悪く影響しているかもしれません。

 

まだ芝張りをして2年目ですし、これが最大の原因とは思えないのですが・・・ということで、土壌がイマイチ説はあり得ると思います。ただ、仮に土壌が悪いとしてもすぐに入れ替えるのはムリなので来年あたりにコアリングなどで土壌を少しずつ改良していくしかなさそうです。

 

 

 

結論:原因はよく分からない!

いろいろ考えましたが、芝生がうまく育っていない原因は不明です!

 

ただ、このような悩みって皆さんお持ちなんじゃないでしょうか?原因は分からないが、とにかく芝生がうまく育たない。これ、すごく多い悩みだと思います。我が家のように枯れているわけでもなく、かと言って満足できるようなきれいな芝生でもなく。そんな状態の芝生って公共施設などの芝生ゾーンなどでよく見かけます。やっぱり芝生の管理って難しいんだなぁと思う今日この頃ですね。

 

芝生はむずかしい・・・

 

 

そんな時、どうすれば良いのか?

対策としては、

 

やるべきことをやる

やらなくていいことはやらない

 

これが鉄則だと思います。

 

 

こんな対策をしました!

芝生がうまく育たない時の対策として、私は3つの手入れをやることにしました。これが正解かどうか分かりませんが、やるべきこととして思いついたことをやろうと思います。

 

 

対策その❶:サッチング

まずやったのは「サッチング」です。

芝張りをして2年目だと、普通はそこまでサッチは溜まっていません。なので、去年の秋~冬にはサッチングはあえてしなかったのですが、下の写真のように明らかに枯れた芝生が堆積しているのがよくわかります。

 

白く枯れた芝はサッチです

 

思ったよりもたくさんのサッチが溜まっていて、ひょっとしたらそれが原因で芝の成長が妨げられているのかもしれません。これ、芝生が育たない原因の一つかもしれません。

 

サッチがあると芝の新芽に光が当たりづらくなりますし、ムシムシジメジメして芝が育つ環境としては良くありません。なので、まずはサッチングをしてサッチを取り除いてスッキリさせることにしました。

 

せっせとサッチング

 

 

思っていた以上にたくさんのサッチが取れましたし、これが芝の成長を妨げている原因なのでは!?と思えるくらいでした。サッチング、やって良かったです。

 

 

ただ、サッチングをやると一時的にではありますが、芝生がかなり茶色くなってしまいます。

 

サッチングの後の芝生の様子

 

サッチング後の芝生

 

これは芝生に埋もれて寝ていた枯れ芝をサッチングによって立ててしまったためです。つまり、隠れていた枯れ芝を目立たせてしまったため、ということです。サッチングの副作用みたいなものなので、仕方ないと思いましょう。緑の芝生がいきなり茶色くなるのでショッキングではありますが、2,3週間もすれば目立たなくなるのでそれまでの我慢です。

 

 

ということで、芝生がうまく育たない時の対策としてまず私がやったことは「サッチング」でした。芝の成長が悪い原因がサッチなのかどうなのか、ぶっちゃけ分かりません。ただ、サッチなんて百害あって一利なしですし、サッチングはやらないよりはゼッタイやった方がいいのでやるべき手入れをしようと思った時にまず思い浮かんだのがサッチングだった、ということです。

 

 

 

 

対策その❷:目砂入れ

目砂入れは芝の成長を促進させるのにとても大事な作業!

 

特にサッチングをした後ってサッチと一緒に土壌の表層にある砂(土)も多少は取り除かれています。砂が少ないと芝が横に広がりづらく根張りも悪くなるので、しっかりと目砂入れをしました!

 

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バロネスのお気に入りの目砂

 

わりとたくさんの目砂を消費することになりますが、これは仕方ありません。私としては下手に高級肥料をアレコレ与えるよりは良い目砂をしっかり使う方が芝生の成長に良いと思っています。なので、20㎡の芝生に対して4袋の目砂を使いました。

 

参考記事:

芝生の床土・目土の使い方と使う量をまとめてみました!

 

 

目砂入れはケチるところではないので、思い切ってたくさん買うことをおすすめします。

 

 

 

 

対策その❸:水やり

とにかく水やりを多めにやりました。とは言っても1㎡あたり3~4Lくらい。しかもその後に梅雨入りして雨がたくさん降ったので水やりの手間も省けました。

 

 

 

肥料は最小限に!

芝生がうまく育たないと肥料をたくさんあげたくなりますが、肥料を与えたらダメな芝生がきれいな芝生になるとは限りません。肥料が足りないから芝生の成長が悪いというのはレアケースだと思います。むしろ、肥料を与えまくると栄養が豊富過ぎる状態になるため弱い芝生になってしまい、病気にかかりやすくなるので肥料の与えすぎは禁物!少なくても規定の量しか与えない、もしくはそれ以下でも十分なのではないかと思う今日この頃です。

 

ということで、今回の対策の中に肥料やりは含まれておりません。

 

 

対策をしたその後

「サッチング」「目砂入れ」「水やり」の3点セットをしたその後の様子がコチラ!

サッチングをした1週間後

 

サッチングをした2週間後

 

 

 

 

 

サッチングをした1週間後

 

サッチングをした2週間後

 

 

 

サッチングをしたあと、息子から

「だいぶ枯れてるで」

と言われましたが、何とかそこからは脱出してきました。

 

 

そこそこ密度はあること、そしてまんべんなく緑が広がっていること、地肌が見えていないことを考えると、夏ころにはきれいになっている・・・と思います。これからの手入れとしては梅雨時に病気にならないよう殺菌剤などを効果的に使うこと、梅雨があけたらしっかりと水やりをして成長させること、そして必要時には化成肥料・有機肥料などを使いながら成長させて9月~11月頃にはとてもきれいな緑の芝生を作り上げたいと思っています!

 

 

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