秋、芝生のメンテナンスはちゃんとやっていますか?
10月にもなると芝生の成長は止まってしまうので、水やりなどはやる必要がありません。だからと言って、何もしなくて良いというわけではないのです。
というわけで、冬が来る前に芝生のメンテナンス、つまり年内最後のお手入れと芝刈り機のメンテナンスをしました。
芝生のメンテナンスとしては「根切り」「サッチング」「芝刈り」「エッジを整える」「目土入れ」です。一日ではできないので、3週間にわたってやることになりました。芝刈り機のメンテナンスとしては「刃研ぎ」ですね。大事な芝刈り機、しっかりとお手入れして切れ味をキープすることで長~く使いましょう。
ターフカッターで根切りをする
年に1~2回は根切りをしましょう。
芝を張って2,3年も経つと、成長した根が張り巡らされて地面の中はギュウギュウのパンパンになっています。根っこが窮屈な思いをしていると芝の葉の成長に悪影響が出てくるので、ターフカッターで根っこをブチブチッと切ってあげて根詰まりを改善する、というのが「根切り」です。
根切りをやらないって人、多いと思います。ただ、末永くきれいな芝生をキープしたいのであれば必ずやりましょう。
切れ味抜群、バロネスのターフカッター
ザクザク切れます!
50㎝四方の四角を作るように切ります
根切りは切れ味の良いターフカッターを使うことをおススメします。芝生の根っこってカタイので、しっかりしたターフカッターでザクザク切っていきましょう!
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しっかり根切りをしてきれいな芝生を長持ちさせましょう♪
サッチングはとっても大事
サッチングとは芝生の中に潜んでいる刈りカスなどをかき取る作業のことをいいいます。
サッチは大量に潜んでいる
我が家ではレーキを使ってサッチングをしますが、思っている以上にサッチは取れます。サッチなんて百害あって一利なし!秋のうちにしっかりかき出してスッキリさせておきましょう。
サッチングについてはコチラの記事を参考にしてもらえればと思いますので、本日は詳しいところは割愛します。
参考記事:
たっぷりとれます
年内最後の芝刈り
年内最後の芝刈りは10月下旬にやりましょう。
芝生の成長は10月に入るとほとんど止まり、10下旬頃には完全に止まります。なので、私は10月下旬頃に芝刈りをします。
問題は「刈り高を何センチにするか?」ですね。
我が家は、2.5㎝に刈ることにしています。
刈り高は2.5㎝に設定します
4~5㎝くらいに刈って少しでも光合成させるべき!という考えがあったり、長すぎると霜でグショグショに湿るので短い方がいい!という考えもあります。
あえて芝刈りをせずに長いままにしておく、という選択肢もありましたが、考えた末に2.5㎝で刈ることにしました。我が家は11月~2月はほとんど日当たりがないので「冬場に少しでも光合成させる」ということ自体ほぼ不可能です。また、日当たりがないので霜で濡れてしまうと濡れっ放しになってしまい、コケなどが発生する原因にもなります。そう考えた結果、長いよりは短い方がいいだろうと思い2.5㎝に刈ろうと判断しました。
秋、年内最後の芝刈り
ちなみに、公共の施設や会社などに植えられている芝生を見るとわりと短く刈られている方が多い気がします。こういう所ってプロの業者さんが管理していますが、プロもわりと短く刈る方が多いのでしょうか?
芝刈りするとスッキリする
芝刈りをするといつも思うんですが・・
やっぱ芝刈りすると、スッキリします!
芝刈り前
芝刈り後
芝刈り前
芝刈り後
ボサボサに伸びた髪の毛を2㎝くらいしかカットしていなくてもスッキリ・サッパリするのと同じです。
芝の葉が短くなって、なおかつ芝の葉の丈が同じになるからスッキリするのだと思います。この快感が大好きなので芝刈りってホント好きなんですよね~。春まで芝刈りができないと思うとかなり寂しく感じる今日この頃です。
芝生のエッジを整える
芝生をきれいに見せるコツ。それはエッジを整えることです。
秋になると芝生の成長が止まって横に広がることはありません。なので、秋に芝生のエッジを整えてきれいにしてやると、そのキレイな状態のまま春を迎えることができるのでとてもおすすめです。
芝生のエッジをハサミで切ってやると・・
スッキリ!
レンガの上にかぶさっている芝を切るだけでこんなにスッキリ!
芝生のメンテナンスってすぐに効果が目に見えるものばかりではない中、エッジを整えるっていうのは明らかに目に見えて効果がでます。あなたが思っている以上に芝生が生まれ変わったように見えるのでぜひやってみてください。
だらしなままの芝生で春を迎えるのか。
スッキリさせた状態で春を迎えるのか。
どちらがいいかは一目瞭然!!
芝生の目土入れ
冬を迎える前に目土入れをするのも地味ながら大事な手入れです。
秋に目土入れをする理由ですが、サッチの分解を促進させることと地温を保つことを目的としています。いろんな目土が販売されているのであれこれ試してみるのも面白いんですが、個人的には肥料が含まれている目土がいいと感じます。
初めて購入しました
砂というよりフカフカした黒土です
目土入れしたあとはこんな感じになる
仕上げに水やり
目土入れをして劇的にすぐに効果が出てきて芝生が生まれ変わる!・・・なんてことはありません。地味と言えば地味な手入れです。ただ、目土入れはわりと万能な手入れだと思っており、困った時の目土入れと私は呼んでいます。
ハッキリとした効果がなくても、その効果を信じて目土を入れる。
芝生のメンテナンスってそんなもんだと思います。
芝刈り機の刃研ぎ
芝刈り機のメンテナンス(刃研ぎ)は年に1回~2回のペースでやれば十分。
私は年内最後の芝刈りを秋にやった後に、芝刈り機のメンテナンスをすることにしています。
今年も大活躍の芝刈り機
刃研ぎができる!芝刈り機
付属の研磨剤で刃を研ぐ!
刃研ぎのやり方は芝刈り機によって違いますが、基本的には刃に研磨剤を付けて研ぐ!ってことだと思います。それぞれの芝刈り機の説明書などに書いてあると思うのでしっかり確認しましょう。
私が使っているキンボシの芝刈り機、「ナイスバーディーモアーDXネクスト」の刃研ぎの方法についてはコチラの記事を参考にしてください。
参考記事:
この芝刈り機、私が買ったときは専用の研磨グッズも付属で付いてきたんですが、2021年11月現在では付いていないようですね。どの研磨グッズを買えばいいのか分からない、という人は多いと思うのでぜひ一緒に販売してもらいたいところですね・・。
なお、刃研ぎってめんどくさそうであり大変そうでもあるのでサボる人も多いと思います。でも実際のところ片方のタイヤを外して専用のレバーを差し込んで研磨剤を塗ってレバーを回すだけです。実は難しくもないですし30分もあれば余裕で終わります。なので、芝刈り機に感謝を込めるという意味でも年に1回は刃を研いでメンテナンスしてやりましょう。
以上が今年2021年の秋にやった芝生のメンテナンスです。
これら全部を一気にやるのはちょっと厳しいので、何日かに分けてやりましょう。秋は水やりも芝刈りもほとんどする必要がないので、来年の春のためにメンテナンスをすることに全力を使ってみてください。