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雨のあとに芝生に水たまりができる人は要注意!

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雨が降ったあと、芝生に水たまりができることはないですか?

 

もし芝生に水たまりができるようであれば、それは要注意のサインです。

 

 

え?何が要注意なの?

と思ったかもしれませんが、芝生に水たまりができるということは土壌の排水性が悪いということ。排水性が悪いとジメジメと湿度が高い状態が続くため芝生は病気にかかりやすく、それをきっかけに芝生が全滅する恐れがあります。なので、アナタの芝生が雨の後に水たまりができるのであれば原因を追究して改善しなければなりませんし、そのままではきれいな芝生を作るのは至難の業だと思ってください。

 

 

大雨でも水たまりはできない

ちなみに、水たまりはできたけど10分後には消えた、というレベルでも要注意です。「水たまりはできたけど、だってその時は大雨だったから・・・」というレベルでも要注意です。記録的短時間大雨(1時間に100mm前後の大雨)ならいざ知らず、多少の大雨くらいで芝生に水たまりはできてはイケナイのです。

 

ちなみに、我が家の芝生は水たまりなんてまずできません。とびきり管理が行き届いているというわけではないのですが、芝生専用の土をしっかりと使っているおかげなのか、2~3日雨が降り続いても水たまりはできません。

 

そう、芝生に水たまりができること自体NGなのです!

 

 

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水たまりの原因と対策

それでは芝生に水たまりができる原因とその対策をご紹介します。

 

土壌が悪い

芝生に水たまりができる原因として最も可能性が高いのは土壌が悪いということです。粘土質な土であったり、芝生の生育に適していない土だったりすると水たまりはできやすいです。

 

対策としては土壌改良しかありません。まずは芝生専用の良い土を選ぶこと。良い土とは排水性・保水性・保肥性が優れている土のことです。つぎに、少しずつでもいいので土を変えていきましょう。コアリングをして少しずつ変えていくのもありですし、一度芝生をはがして悪い土から良い土に入れ替えるのもありです。土を変えるのは重労働ですが、こういうのって勢いで一気にやってしまう方がよいときもあります。

 

ちなみに、芝生にとって良い土の代表格としてバロネスの床土があります。高品質の土が絶妙にブレンドされた超人気商品です。

 

 

芝生づくりはまず土壌作りから。そう言われるくらい土壌って大事なので、良い土を選びましょう。

 

 

芝生が凸凹している

芝生が凸凹しているのも水たまりができる原因の一つです。凹んでいるところは物理的に水が集まりやすい(たまりやすい)ですよね。そういう単純な理由で水たまりができてしまう可能性もあります。

 

対策としては凸凹を直すことです。「不陸修正」ともいいます。

具体的なやり方としては、凹んでいる所に目砂を入れていくという方法が一般的。ただし、穴を埋めるように目砂を一気にたっぷりと凹みに入れてしまうと今度はその部分の芝生が砂で埋もれてしまい、光合成ができなくなってしまいます。なので、少しずつ目砂を入れて1~2か月間かけて凹みをなくしていくという気持ちで挑みましょう。もしくは春先の手入れとして不陸修正をするのもありです。

 

凸凹をなおす時に使う砂は、やはり芝生専用の砂がベストです。砂って実は種類がめちゃくちゃたくさんあって悩んでしまいそうですが、芝生には芝生の砂がいいんです。

 

で、おすすめの芝生の目砂は、やっぱりバロネスの目砂。決して安くはないんですが、高品質で不動の人気ブランド。砂の種類が多くて何がいいのかわからない!という人は王道のアイテムを使うことをおすすめします。こだわりを持つのはそれ以降ですね。

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芝生管理に目砂って必須なので、砂に関しては良いモノを選ぶべきです。

 

 

 

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踏圧が原因のこともある

踏み固まって透水性が悪くなる、ということもあります。たとえば、いつも同じところで洗濯物を干しているとか、しょっちゅうサッカーをしたりペットと遊んだり、とか。もしくは、芝生が通り道になっていていつも芝生の上を歩いているとか。が、個人的にはあまりその経験はありませんし、これが唯一の原因で水たまりができやすい、なんてことはないと思います。

 

対策としては、上記のような行動パターンを変えるコトくらいでしょうか。

 

 

 

芝生の周りの環境のせい

芝生の周りの環境を見直してみるのも一つの対策です。どういうことかと言うと、例えば、庭に雨どいがあって降雨の時はそこから大量の水がドバドバと芝生に流れ込んでいる、なんてことはないでしょうか?駐車場から雨が滝のように常に流れ込んでいる、とか・・。

 

どうしても変えられない環境もあると思いますが、芝生の周りに目を向けてみると意外な原因が見つかるかもしれません。

 

 

 

サッチ層も水をはじく

サッチが溜まっている、というのもよくある原因の一つ。

実はサッチって水をはじきやすいんです。面倒くさがってずーっとサッチングをしていない芝生って、実はめっちゃくちゃサッチが溜まっています!ひょっとしたらそれが原因で水たまりができやすかったり病気になりやすかったりしているかもしれません。

 

対策はカンタン。1年に1回~2回はサッチングをすること。大きなレーキを使ってサッチングするのがおすすめです。

 

参考記事:

芝生のサッチングの道具、おすすめできるモノとできないモノ。

 

 

勾配がない

芝生に勾配(かたむき)がなく平面だと水たまりができやすいので、勾配をつけるという対策もあります。数値的に言うと、2%ほどの勾配をつけるのが良いとされており、「芝生に勾配を付ける」こと自体は芝生関連の記事や書籍によく書いてある手入れですが・・・

 

個人的には芝生に勾配をつける必要はないと思っています。

 

もちろん、勾配をつける方がベターです。ただ、芝生全体に上手に勾配をつけるってかなり難しくないですか!?極端な話、ヘタすればめちゃくちゃ芝生が斜めになってしまうわけですよね。そんなことにならないように、なおかつ、平面にもならないように上手に勾配をつけるって難易度がめちゃくちゃ高いと思うのは私だけでしょうか??我が家の芝生は勾配なんて1ミリも気にしていませんし、そんなことをしなくても水たまりはできません。なんなら芝生をアレコレいじっているうちに意図せず勾配が付いてしまっている可能性すらあります。天然の勾配(?)ですね。

 

芝生を張ると恐らく数年間に1回は何らかの張りなおしをすることになります。そのたびに勾配を考えるのは大変ですし、張りなおしの部分だけ勾配をつけるのなんて到底ムリ!そう考えると「芝生に勾配をつける」ということは高難度の技ですので、私は一生やらないでしょう。

 

 

以上が芝生の水たまりに関する原因と対策です。今すぐできる対策としては、水たまりができる箇所を記録しておくこと。そして、1年かけて直していくくらいの長期戦で挑む方が良いので、気長に対策を練っていきましょう!

 

 

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