芝生の基本

10月の芝生の手入れはたった1日で終わります。

投稿日:2022年10月20日 更新日:

今年の10月、我が家では芝生の手入れをした日はたったの1日だけでした。

 

手入れをサボりまくる10月

 

 

いやいや、さすがにサボり過ぎやろと思われるかもしれません。しっかり手入れをしている人であればもっとこまめに手入れをしていることでしょう。ただ、10月の芝生ってほとんど伸びませんし、よほど雨が続かない限り病気にかかることもなければ害虫被害に遭うことも少ない季節です。つまり、10月は芝生の手入れはほとんどやる必要がないのです。

 

 

何なら一日で終わっちゃいます。

 

 

というわけで、我が家の芝生で10月にやった手入れとやらなかった手入れについてご紹介したいと思います。

 

 

 

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芝刈りは1回やりましょう

10月に入ったら年内最後の芝刈りをやりましょう。おすすめは10月中旬~下旬頃に刈ることをおすすめします。

 

 

地域や気候にもよりますが、10月中旬頃まで芝生はほんの少しだけ成長します。ただ、気温がどんどん下がっていく10月中旬から下旬になると、ほぼ伸びません。なので、年内最後の芝刈りは「芝生が伸びなくなる10月中旬~下旬頃」がおすすめ。この時期に芝刈りをしましょう。なお、10月下旬頃の芝生は伸びている芝と伸びていない芝が混在していると思うので、伸びている芝を刈って葉先をきれいに整えるための芝刈りになります。

 

夏の芝刈りのように気合いを入れてジョリジョリと刈ってやるゼ!的な芝刈りにはなりません。

 

 

 

 

刈り高の設定について

10月下旬の芝刈り。我が家では刈り高を2㎝に設定して刈りました。この時期の芝刈りにしてはわりと短めだと思います。

 

年内最後の芝刈り、刈り高は2㎝です

 

 

 

もし、あなたの家の芝生が日当たり良好であれば年内最後の芝刈りは刈り高3㎝~4㎝くらいで刈ってもいいと思います。なぜなら、芝の葉を長めに残しておくと秋から冬にかけてより多く光合成ができるから。芝の葉が短いよりは長い方がよりたくさん光合成ができるっていうことですね。光合成ができたからと言って冬の間に芝が伸びるわけではありませんが、栄養を蓄えることはできます。冬の間に栄養を蓄えることで3月~4月の芽吹きがより早くなって春に良いスタートダッシュを切ることができます。なので、日当たりのよい芝生であれば光合成をさせるためにも刈り高を3㎝~4㎝くらいに設定するのもいいでしょう。

 

 

我が家の芝生は日当たりがあまり良くなく、冬場は1分も日が当たりません。そんな庭なので冬場の光合成はほぼ期待できず、逆に霜やコケの方が気になります。だから短めに刈ってスッキリさせておきたいので、刈り高は2㎝にしているというわけです。

 

 

 

何にせよ、10月の芝刈りは1回だけ!

ほぼ成長しないので頑張って刈る必要はまったくないのです。

 

 

 

キワ刈り、やってください

10月はぜひ芝生のキワを刈ってください。これ、とってもおすすめです!

 

繰り返しますが、10月はほぼ芝は成長しません。ただ、壁際やキワ(エッジ)は微妙に伸びます。そして、その微妙に伸びた芝が景観を悪くさせるのです。その微妙に伸びたキワの芝を刈ることで芝生全体がとても引き締まって見えるので、成長が止まってから芝生のキワ刈りをするのはとてもおすすめです。

 

電動バリカンとハサミが大活躍!

 

 

キワ刈りをするだけできれいに見えます

 

 

芝生には円形のエッジがよく合います

 

 

 

実際、上の写真をよく見ると枯れているところもあって100点の芝生ではありません。そんな芝生でもキワ刈りをするだけでよく見えてしまうので、キワ刈りはとってもおすすめします。

 

 

なお、きれいに芝生のキワ刈りをしようと思うと電動バリカンだけでなく「ハサミ」は必須アイテムです。私が使っているハサミは大きさもあり刃が360°回転するのでとても使いやすくおすすめです。

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詳しくはコチラ記事をご覧くださいね。

参考記事:

芝刈りにハサミと電動バリカンを使ってワンランク上を目指そう!

 

 

 

肥料は1回だけ散布

1回だけ固形肥料の散布をしました。

写真挿入

 

今年(2022年)は化成肥料をほぼ使わずに育てるという方針で、有機肥料の『スーパーグリーンフード』や漢方肥料の『アルムグリーン』の2種類で芝生を育ててきました。その2つの肥料も10月は散布していませんが、あえてこのタイミングで固形タイプの化成肥料『バロネス芝生の肥料』を散布しました。

 

 

 

 

秋に化成肥料を散布したワケ

なぜ芝生が成長しない秋にあえて固形タイプの化成肥料を散布したのか?それは、来年の春の芽吹きを良くするためです。

 

繰り返しますが、我が家の芝生は日当たりが悪く、秋から冬にかけての光合成はほぼ期待できません。光合成ができないと栄養を蓄えることができないので、それを補うために固形タイプの化成肥料を散布するというワケです。秋に必ず肥料をまかなければならないというわけではありません。日当たりがバッチリな庭であれば化成肥料を使わずに春を迎えてもしっかり芝は芽吹きますが、日当たりが悪くても春に良いスタートダッシュをして少しでもきれいな緑の芝生を作りたいと思うのであれば冬支度として化成肥料を撒くのも検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

なお、私が愛用している固形タイプの化成肥料は『バロネス芝生の肥料』です。

 

 

 

 

 

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サッチングやりません

秋にサッチングはやりません。

以前は10月や11月にサッチングをしていましたが、今年から止めることにしました。

 

むしろ、10月にサッチングをしない方がいいと思っています。

 

 

 

 

なぜサッチングをしないのか

10月にサッチングをやれば確かにサッチは取れます。

 

↑こんな感じでサッチは取れます

 

 

夏までの芝刈りの時に出た刈りカス等が溜まっているので、やればサッチはとれます。ただ、サッチングをするとどうしても芝生が荒れてしまい残念な姿になりかねない。だから10月にサッチングはやりません。だって、せっかく芝刈りで葉先を整えたり電動バリカンやハサミで芝生のキワ刈りをしたりして落ち着いた芝生をサッチングで荒らす必要なんてまったくないんですよね。

 

 

サッチング前は緑色だった芝生が、サッチング後には茶色っぽくなること、よくありませんか?私は何度も経験しています。芝生が茶色くなるリスクを抱えてまで10月に急いでサッチングをする必要はないと気が付いた今年、秋にサッチングをするのを止めました。

 

 

サッチングをするなら、芝生が完全に茶色く枯れてしまった後の1月や2月がおすすめです。

 

 

 

芝生の根切りもしない

根切り(=スライシング)もやりません。

 

理由は、芝生の成長が止まった10月に根切りをすると、そのままずっと根切りをした「跡」が残るからです。

 

 

 

ターフカッターなどで根切りをすると、こんな感じで跡が残ります。

根切りをした後の芝生の様子

 

 

春や夏の成長期に芝生のm根切りをして「跡」ができても、芝生の成長とともに跡はすぐに消えます。ただ、10月に根切りをするとその跡はずっと残ってしまいます。だから、10月に芝生の根切りはやりません。せっかくのきれいな芝生に根切りをした十字の跡をつけてしまうのはモッタイナイ!

 

 

 

水やり、ゼロです

水やりは一切やりません。

 

8月はできる限り毎日水やりしていましたが、9月になると芝生の水やりは1週間に2,3回で十分。

 

そして、10月に入ると水やりをする必要はまったくありません。ということで、10月の水やりはゼロです。

 

 

 

害虫対策・病気対策は?

害虫対策と病気対策ですが、ほとんどやる必要はないです。何しろ、10月に害虫の被害に遭うことはあまりありませんから。

 

仮に害虫や病気の被害に遭ったとしても、まず様子を見ましょう。被害が拡大しないのであればそのまま様子見(=放置)でも大丈夫。それがどんどん酷くならない限り放置する方がいいと思います。私の経験では、害虫も病気も被害に遭うのは9月まで。10月に困った事はほぼありませんね。

 

 

私の場合ですが、5月~9月まで殺虫剤や殺菌剤をわりと使います。なので、10月は余計なことはしたくないというのが基本のスタンス。とにかく10月はジタバタしない!ってことですね。

 

 

 

 

こんな感じで、我が家では10月の芝生の手入れはほとんどやりません。芝刈りとキワ刈りをして、あとは肥料やり。以上をたった一日で終わらせました。あとは強いて言うなら、雑草が気になり出したら手で引っこ抜くくらい。10月はこれくらいしか手入れをしません。夏が終わるまで手入れをがんばってきたわけですから、10月は秋の日差しを浴びる緑の芝生をじっくり楽しむ!これに尽きます。

 

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