水やり

芝生を根付かせるためには植えたての時の水やりが一番大事!

投稿日:2018年7月3日 更新日:

芝生を植えたばかりの頃にいちばん気を付けるべきことは「根付かせること」です。なぜなら、根付かなければ枯れてしまうのでその後どんなに頑張ってお手入れをしても芝生は成長しないからです。

参考記事:

芝生の育て方で初心者が最も気を付けるべきは「根付かせること」

芝生が根付くまでの水やりの量と頻度とコツをご紹介!

 

そして、根付かせるために何が必要かというと「水やり」です。

根っこを根付かせるために一にも二にも水やりが大事です。

決して肥料をまいたり芝刈りをすることではないので注意して下さいね。

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芝生の水やり、植えたての頃は毎日たっぷりが基本!

では、植えたての頃の水やりの頻度と量はどれくらいかというと、「芝が根付くまで毎日たっぷりと与える」とよいでしょう。芝は張ってから根付くまでは3~4週間くらいはかかると言われていますので、この3~4週間は大変かと思いますができれば毎日は正しい水やりを心がけましょう。

 

「根付くまでたっぷりと毎日水やりをする」

植えたての頃の水やりの仕方って実はこれだけなんですが、とてもシンプルなんですが意外とそれができない人が多くて夏前に枯れてしまって芝生が全滅するという人が多いのもまた事実です。

では、実際に芝生を枯らせてしまうのはどのような水やりをして失敗しているのでしょう?

芝生を植えたてのころはこんな水やりはご法度です!!

芝が根付く前の芝はまだまだ不安定な状態にあるので次のような水やりはご法度です。

❶水圧の強いホースで勢いよく水をまく

時間がないからと言って一気に水やりを終わらせるべく、ホースで乱暴に水やりをするのは避けましょう。勢いで土が飛び散り、それが芝についてそこから病気になる可能性もあります。

朝の忙しい時間帯にゆ~っくり水やりをするなんてムリ!と言いたくなる気持ちも分かります。ただ、芝生も生き物です。優しく接してあげて下さい。

また、せっかく芝生をするのですからゆったりとしたおおらかな気持ちで芝生に向き合う方がご自身の為にも良いと思います。

 

❷こまめにちょっとずつあげる

芝が根付くまでは朝にたっぷり溢れるくらい水を与えるというのが原則です。できれば一日一回、ジャブジャブになるくらいあげましょう。

特に根付くまでというのはあげ過ぎかな?と思うくらいでも大丈夫です。あなたが思っている「あげ過ぎ」はほとんどの場合「あげ過ぎ」ではないでしょう。

 

❸スプリンクラーで格好よく水撒き!

スプリンクラーで格好よく水撒きをするのは憧れでもありますが、植えたてのころはおすすめできません。なぜなら水やりのムラができるからです。

植えたてのころはとにかく「たくさんの水をまんべんなく」まくことが大事です。ただ、スプリンクラーでは水がかからない場所が出てきてしまうので、下手をするとそこの芝だけ根付かないなんてこともあります。

そうならないよう、植えたてのころはシャワー状のホースで「たっぷりとまんべんなく」まくことをおススメします。

ちなみにジョウロでも最初は心もとないくらいだと思います。何なら、バケツいっぱいの水をひっくり返すくらいでも良いと思っていますが、あまり乱暴にすると芝と芝の間に入れた目土が流れたりするので、その点についてはどんな水やりをするにしても注意が必要です。

 

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❹日中の暑い時や夜間にあげる

別の記事でもお話しましたが、芝生の水やりは朝もしくは夕方にしましょう。

これは根付く前も根付いてからも同じです。

水不足で枯らせてしまった私の失敗例をご紹介

今年、庭の一部に芝生を敷きました。

水やりは最初の1か月は毎日が原則ですよ!なんて言いながら、私の場合は4,5日に1回の水やりというズボラなことをしてしまいました。雨も降るから大丈夫かな、という気持ちもありましたが・・・

その結果、下の写真のようになりました。

芝を敷いたのが4月29日で、上の写真は6月27日の状態です。つまり、敷いて2か月後にこのようなことになってしまったのです。

三方を囲まれているという事もあり、風通しもあまり良くはないかもしれません。日当たりはお昼以降は4時間くらいはあると思いますが、十分ではないでしょう。

でも、最大の反省点としてはやはり水やりが少なかったことですね。

枯れてしまったのに気が付いてからあわてて水やりをたくさんした結果、全体的にはだいたい復活できましたが右上の芝は完全に枯れてしまいました。その辺りの詳しい話についてはこちらの記事も参考にしてみて下さいね。

参考記事:

芝生が枯れたままになってもあきらめなければ復活したという話。

芝生の育て方で初心者が最も気を付けるべきは「根付かせること」

それでも芝生がすぐに枯れた、という方へ

このような水やりをしているのに早々に枯れてきてしまった、という方もおられるでしょう。

そのような方はこのようなことはしていませんでしょうか?

1)土壌が悪い

水はけが悪い粘土質のような土壌では芝生はうまく生育できません。

 

2)除草剤をまいた

芝を敷いて初年度(少なくても3か月ほど)は除草剤は良くないとされています

 

3)肥料をたっぷり与えた

芝を敷いて3か月間くらいは肥料は不要です。焦らず水やりに徹しましょう。

 

4)さっそく芝生の上で遊んだ!

芝を敷いて少なくても1か月間くらいは養生しなければなりません。立ち入り厳禁です!

 

5)病気、害虫

芝の病気も害虫も様々です。何が起こっているのかを見極めて適宜対策が必要です。

 

6)日当たり、風通しは?

これはなかなか解決できない問題ですが、芝も植物ですので日当たり風通しは重要です。

水やりは実はとても奥が深く難しい

「水やり3年」

という言葉があります。

これは水やりのコツをつかむまで3年くらいかかりますよ、という意味です。

つまり、水やりというのは単純そうに見えて実はめちゃくちゃ奥が深いのだそうです。

もちろん、私もまだまだ極めておりません。

修行している気持ちで、試行錯誤しながら毎年芝と向き合っているところです。

まとめ

水やりは本当に難しいです。

芝を敷いて1か月間は水だけをたっぷり与えて立ち入り厳禁にしましょう!

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