高麗芝はもともと丈夫な品種で繁殖力も強いです。
夏なんか放っておいてもイヤというくらいグングン生えてくるので少しは手加減してよ、とすら思います。
しかし!
ただ、なかには芝生が薄かったり元気がない箇所ってありませんか?たとえば、もうすぐ夏なのにいつまでも薄いとか、芝が伸びないとか。
春や夏になっても薄いときは目土を補充したり、肥料をまいたりして芝を元気にしてあげましょう!!肥料と一緒に目土も入れてあげる方が効果があるのでおススメです。
薄くて元気がない芝生
芝生が薄い・元気がないというのは、こんな感じのことを言います。
≪BEFORE≫
5月11日撮影。芝の丈、わずか5mm。そして、密度が低すぎ!!
この薄い箇所を上から見ると・・・
こんな感じです。密度が低いところとは白っぽいですね。
ここは去年から薄かったのですが、春になれば濃くなると思っていました。しかし、5月中旬になってもこんな感じとはちょっとマズいですね。そろそろ何とかしなければ!ということで、目土と肥料をあげて水やりをすると・・・
≪AFTER≫
7月末、ここまで復活!!
いかがすか!?
わりとイイ感じに復活できたと思いませんか?
この2か月半でやった対策は、「目土」「肥料」「水やり」でした!
対策❶目土入れ
では、まずは目土を入れていきましょう。
愛用の目土とふるい
わたしはコチラの目土を愛用しています。しっかり肥料が含まれているので何かと役に立ちます。ふるいの方は特別なものではありませんが、とにかく使いやすいです。
床土や目土をいれるときに役に立ちますしガーデニング全般で大活躍!
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これらを駆使して芝生が薄いところに床土を入れていきます。
目土入れしました。多過ぎず、少な過ぎずがポイント。
目土が黒色をしているので、作業が終わった後しばらくは芝生が部分的に黒っぽくなって見た目が悪くなります。ただ、それも時間の問題です。
目土入れはとても大事!
目土入れって、要するに芝生に専用の土(砂)をまぶしていくだけなんですが、この手入れはとても大事なんです。
目土入れをすることで地温を保って芝生の成長を促進する効果があります。また、病気や害虫の被害に遭っている芝生に目土入れをしてあげることで芝生を保護する効果もありますし、芝生にトラブルがあれば私はまず目土入れを行います。まさに困った時の目土入れ、ですね。芝生が薄い原因は様々かと思いますが、そもそも土壌となる土が不足している場合もあり、そういった時は芝生の土を補充するという意味合いでも目土入れは意味があります。
芝生が薄いところが気になる、という方はまずは目土入れをしてみてはいかがでしょうか?
対策❷液体肥料
はやく芝生を成長させたいので即効性がある液体肥料を投入!
何でもかんでも肥料を投入するのはあまりよくないのですが、春から夏にかけては芝生の成長の時期です。このシーズンにあくまでも規定量の範囲内で肥料を投入することも検討しましょう。
私が愛用しているのは「ハイポネックス芝生の液肥」確かに効果は実感できます。
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安くて効果がしっかりあるのでつい気軽に買って気軽に使ってしまいます。
使い方はカンタン。
キャップに液体肥料を8分目あたりまで注いで、それを6リットル入りのジョウロに水と一緒に混ぜて水やりするだけです。芝の生育期には2週間に1回程度が目安です。繰り返しますが、成長させたいからと言って規定量を超えることはないように気をつけてください。多く上げたからたくさん成長するというわけではありませんし、栄養素がしっかり入っている化成肥料をあげすぎると弱い芝生になりかねません。化成肥料の使用は必要最低限を心がけましょう。
対策❸水やりと様子見
実はこれも大事だと思います。
ジタバタせずに、水やりをしてあとは様子を見る。
芝生にトラブルが起こったり成長がいまいちだったり、思うように芝生が育ってくれないことは多々あります。ただ、芝の生命力はたくましく、意外と枯れにくく丈夫な植物なのです。また、いったん枯れてしまったように見えても翌年には復活してくるなんてこともあるので、目土入れをして肥料と水をあげてあとは様子を見ておくと元気になってくることは結構あります。
焦る気持ちは分かりますが、ヘタにあれこれせず1か月単位で様子を見るということも時には大事です。春先に芝生が薄くても梅雨を超えたあたりからグッと成長することもあります。ドッシリと構えて夏にきれいな芝生になればいいや、くらいの気持ちでいきましょう!
芝生が薄くなった原因は何なのか?
芝生が薄い原因をネットなどでいろいろ調べましたが、原因は様々です。
■水不足
■根詰まりを起こしている
■芝刈りで軸刈りをしてしまった
■床土不足
■病気や害虫による被害
■動物のオシッコで枯れた
この辺があるのではないでしょうか。
我が家の芝がイマイチな原因。それは、去年の手入れがうまくいかなかったことがまず一つあります。
具体的には、芝刈りがちゃんとできなかったのでもともと芝の密度が低い状態だったのがそのまま春を迎えてしまったということです。一年前の芝生手入れがうまくできていなければ翌年春の芝生の立ち上がりはよくありません。ただ、一年前の芝生の手入れが悪かったこと原因であればじゅうぶん挽回は可能です。4月、5月は薄い状態が続く可能性が高いですが、目安としては梅雨頃には成長が期待でき夏にはきれいな芝生を目指すことは充分可能ですね。
もう一つは、サッチングのやり過ぎによる床土不足だと思います。ランナーが飛び出しまくるくらいにサッチングをガリガリやり過ぎてしまい、それが成長を妨げてしまったことも原因の一つだと思います。サッチングってやり出したら止まらないんですよね・・そんなことをしているうちに床土も減っていることに気が付いたので、今回たくさんめに目土を入れたということです。
皆さんの芝生もしっかりと状態を整えてあげて、それから本格的な夏を迎えましょう!