芝生に水やりをしなくてはならない。
しかし、朝は水やりの時間がない。
なので、仕事後の夜にやろう。
そう思っている人もいると思います。
ただ、夜に芝生の水やりをするのはNGというのはご存知ですか?なぜなら夜の水やりは病気や害虫が発生するリスクが高まるから良くないんです。
芝生の水やりの時間帯
芝生の水やりは朝にしましょう。どうしても朝がムリなら夕方にやってください。そして、夜の水やりはNGであるということも必ず覚えておいてください。
「水やり3年」と言われるくらい芝生の水やりを極めることは実はむずかしいのです。カンタンそうで実は奥が深いというのが水やりなのですが、極めることは難しくてもNGな水やりだけは避ける。それならできると思います。つまり、夜の水やりを避けるということだけでもまずは徹底してください。
ためしに芝生について書いてある本やネットを読んでみてください。夜の水やりをおススメしているものはまず見つからないのではないでしょうか。たしかに仕事がある日の朝や夕方に水やりをするのは大変です。専業主婦だって朝は家事や育児に追われますし、夕方だって洗濯物を取り込んで買い物に行って夕飯を作って・・・。やることは目白押し。のんびり朝夕に水やりをする暇なんかないよ、と言われそうです。
しかし、どの地域に住んでいるか、どの種類の芝生を育てているかに関わらず芝生の水やりはできるだけ朝、ムリならせめて夕方。これは芝生の水やりの大原則です。
夜に水やりをすると
では、夜に水やりをするとどうなるのか?それは芝生が病気になったり、害虫が発生したりするリスクが高まる。こんな悲惨なことになる可能性があるのです。では、なぜ病害虫が発生する原因になるのでしょうか。
夜の水やりは病気や害虫が発生する原因になります!
あたり前ですが、夜は太陽が出ていないので芝生が濡れてもなかなか乾きません。たとえば21時に水やりをするとそこから朝までずーっと芝生が湿っていることになります。雑菌や虫は基本的には湿っているところが好きなので、芝生が湿っているとそこに発生しやすくなる。そういう理屈です。芝生の病気を引き起こす病原菌は湿度と温度が一定以上に高くなると悪さをしますが、夏の熱帯夜に水やりをして湿度を高めてしまうと病原菌にとっては願ったりかなったりの状態に!それに加えて芝生が何かで弱っていたりすると一気に病気を引き起こすリスクが高まるという流れです。虫だって油断はできません。我が家では一夜にして部分的に茶色く枯れたことがあり、その原因は害虫(シバツトガの幼虫)のせいでした。病気になったり虫が発生したりするとかなり厄介なことになり、せっかくの芝生が台無しになります。
ちなみに、芝生の病気にはいろんな種類があって最悪なケースでは芝生が全滅することだってあります。私が芝生管理でいちばん恐れているのは病気です。それを引き起こすトリガーを引くこともありませんので、夜の水やりはやめましょう。
朝の水やりがムリな人は
そうは言っても朝や夕方に水やりをするのはどうしてもムリ!という人も中にはいるでしょう。朝の水やりはどうしてもムリ!という人は「スプリンクラー」を使うことを検討してみてください。かく言う私もスプリンクラーの愛好家。とっても便利で暑い夏や忙しい朝はめっちゃ重宝しています。私が使っているスプリンクラーはタイマー機能付きなので、たとえば「朝の6時から8分間だけ水やりをする」と設定してあらかじめ水道栓を全開にしておけば設定通りの時間に水やりを自動でしてくれます。
タイマー機能付きスプリンクラー
参考記事:
これがあるおかげで朝の水やりに苦労することも時間をとられてバタバタすることもゼロになりました!設定もカンタンなのでとてもおすすめです。スプリンクラーを使うなんてハードルが高いように思うかもしれませんが、いざ使ってみるとあらゆる不安が消し飛ぶくらいの楽さを実感できること間違いナシ、です。
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タイマー付きスプリンクラー
スプリンクラーまではとてもとても・・という人は水やりの頻度を減らすというのもアリです。夏場はできるだけ毎日の水やりが好ましいのですが、忙し過ぎてムリという人もいるでしょうし、何が何でも毎日水やりをしなければ芝生が枯れるというワケでもありません。ただし、芝生の水やりの頻度を減らすと言ってもせめて1週間に3回の水やりは必須としてください。最近の酷暑の中で、1週間に1回~2回というのはさすがに少ないですね。せめて3回は必ず水やりをして、その3回ともできるだけたっぷりあげるようにするというのも一つです。いずれにしても夏場の芝生の手入れは水やりが生命線なので、夜の水やりで病気になることと、水不足で枯れることだけはないように気をつけましょう!