芝生の基本

芝生の夏の手入れは芝刈りと水やりが命運を分ける!

投稿日:2018年7月2日 更新日:

7月、8月は芝生が最も成長する時期です。茶色が目立っていた所も美しい緑色になっていくので見ていてとても癒されます。

ただ、気温が高くなるこの時期、気を付けるべきポイントもたくさんあります。本日はいくつかピックアップしてみていきましょう。

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水やりは毎日が原則

別の記事でもご紹介していますが、水やりは毎日が基本です。

特に、梅雨明けしてから最も暑くなる時期は朝夕に水やりしても良いくらいです。

その辺りのことはこちらの記事をご覧ください。

参考記事:

7月(梅雨明け以降)の芝生の水やりについて

 

2018年の梅雨明けは早いかも。7月の水不足に注意を!

今年(2018年)の関東地方の梅雨入りは6月6日頃、梅雨明けは6月29日頃と発表されています。

梅雨入りはだいたい平年通りだったものの、梅雨明けは平年より22日も早いのだそうです。

という事は、単純に考えて降水量も少なかったのではないでしょうか?

7月でまだ猛暑日が少ないとしても油断はできません。

梅雨時期の降水量が少ないと芝生は水不足になりがちです。

そういう年の7月は2日もしくは3日に1回はたっぷり水を上げるようにした方が良さそうです。

そして、本格的に暑くなってきたら毎日水やりをしましょう。

夏の目土入れ

夏は芝が成長して密度も濃くなってくるので、目土入れはそこまで効果が期待できません。

ただ、肥料不足などにより夏になっても成長が弱いと感じる場合は目土入れをしましょう。

この際の注意点としては次の通りです。

◆芝の光合成を妨げないようにうすく(3mm~6mmくらい)かける程度にとどめる

◆ほふく根が伸びてきたら覆うように目土入れをする

夏の芝刈り

<高麗芝の場合>

週に1回はやりましょう。

目安としては、4~5㎝になった時が刈り頃です。

 

 

<西洋芝の場合>

芝刈りに適している時期は春(4月~6月)と秋(10月~11月)と言われています。

特に春先は7,8㎝まで伸ばした芝を3,4㎝まで刈り込み、その後は1週間に1度を目安に刈っていきましょう。

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軸刈りには要注意!!

夏場はどんどん芝も伸びて行きます。

伸びきった芝はもはや雑草のようになってしまいます。

決して美しいものではありませんので、必ず芝刈りはこまめにする必要があります。

また、芝刈りをついつい怠ってしまい芝が長くなってしまった時、面倒だからと一気に短く刈り込むとどうなるでしょう?

ご存知の通り、「軸刈り」になってしまいます。

 

<私の失敗>

私は何度も「軸刈り」をしてしまい、せっかく緑になった芝生が白っぽくなってしまうのを経験してしまいました。

その後、そこそこ復活は出来たんですが、それは軸刈りをしたのが8月~9月だったせいかと思います。

成長スピードがガクッと落ちる9月下旬とかに軸刈りをしていたらそのままだったのではないか、と思います。

軸刈りは非常にダメージを与えることになってしまいます。

芝刈りの知識をちゃんと身につけて正しい芝刈りをしましょう。

雑草対策

夏は芝の成長とともに雑草の成長も著しい季節です。

手で根こそぎ取れる雑草なら手で抜きましょう。

ただ、雑草も種類によっては無数に生えてくるのでそういう時は手では追いつけません。

そんな時は除草剤を使うようにしましょう。

 

ちなみに、雑草は「広葉雑草」と「イネ科雑草」に分けられます。

さらに「一年生」と「多年生」にも分けられます。

市販の除草剤はどちらかにしか効果がないものもあります。

ご自身の庭に生えている雑草が何なのか?

それをしっかりと見極めて除草剤を選ぶようにしましょう。

除草剤を選ぶ際の注意点

除草剤を撒きすぎるとそれはそれで芝に対してもダメージを与えることになります。

あくまでも除草剤は植物(雑草)を枯らす薬品です。

それぞれの除草剤の使用上の注意をしっかりと読み、決して我流でやらないよう気を付けて下さい。

<私の失敗>

私が初めて芝を敷いた年のこと。

購入した除草剤の注意書きで

「芝生を張ったばかりの年は散布を避けて下さい」

とありました。

しかし、イネ科の雑草が無数に生えていることに無性に嫌気がさしたっぷりと除草剤を撒きました。

すると、やはり芝生が枯れてしまいました・・・

その後、ちゃんと復活しましたが、使用上の注意は必ず守るよう心がけてください。

 

夏の肥料

芝生の肥料を買うと、

「10-10-10」とか「8-8-8」

のような表記があると思います。

これは

「窒素、リン、カリウムがどれくらいの割合で含まれているか?」

を表しています。

「10-10-10」であれば

「窒素10%、リン10%、カリウム10%の割合で含まれている」

という事です。

日本芝でも西洋芝でも窒素成分が10%の肥料を選ぶのが良いとされています。

そして、肥料を散布したら水をたっぷり与えましょう。

また、除草剤と同じくやり過ぎはダメージを与えることになります。

【過ぎたるは猶及ばざるが如し】ですね。

<私の失敗>

はじめて芝生に挑戦した年、どれくらいの肥料をやればいいのか分からなかった私。

とりあえず、ネットで良さそうな肥料をひと袋買いました。(名前は忘れてしまいました)

しかも、お試し用の小さめの袋です。

今思えば全く肥料が足りなかったのではないか?と反省しています。

「窒素ーリンーカリウム」の割合などについては全く意識していませんでした。

そこに窒素成分が10%含まれている肥料が良いと書きましたが、そこについては未知数というのが正直なところです。

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