水やり

芝生の水やり7月編~梅雨が明けたら本格的に始めよう!~

投稿日:2018年6月30日 更新日:

7月から1~2か月の間、芝生の生育は最盛期を迎えます。この時期にしっかりと水やりや肥料を与えることによってグングン成長していくでしょう。芝生ってこんなに成長するもんなんだ!と実感できる季節ですし、その様子は見ていても気持ちいくらいです。それだけに7月以降の肥料やりや水やりって失敗したくないところですね。

何よりも最初がかんじんっていいますから、7月のお手入れは大事にいきたいところです。そこで7月の水やりの方法ですが、

7月の水やり

日本芝・・・・・・1~2日に1回

寒地型西洋芝・・・毎日

暖地型西洋芝・・・1~2日に1回

梅雨明けからこのように水やりをしていきましょう!

 

 

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梅雨中は7月でも水やりは不要です

「7月の水やり」と一言でいっても、梅雨中と梅雨明けで水やりの仕方は変える必要があります。

まず梅雨中ですが、よほどのカラ梅雨でもなければ水やりをする必要はありません。

2018年の梅雨はだいたい7月10日頃に空けたと思いますが、10日までは水やりは不要ですが、10日以降は自分で水やりをしていくというようにするのです。

 

もちろん、梅雨中に水やりをする必要がないと言っても例外もあります。

まず、上記のように極端にカラ梅雨だった場合です。たとえば1週間まったく降らないなんてことになれば水やりをしましょう。また、屋根やひさしなどがあって雨があまりかからない場所に芝生を張っているとすればそこには自分で水やりをするようにしましょう。

 

では、7月上旬から中旬ころ、梅雨があけた後はどのように水やりをすればよいでしょうか?

梅雨が明けてからの日本芝の水やりとは?

まずご紹介するのは日本芝(高麗芝、姫高麗芝など)の梅雨明け以降の水やりです。

7月の中でも梅雨が明けたら1~2日に1回は水やりをしましょう。

たとえば2018年の夏を振り返ってみましょう。2018年は7月10日頃に梅雨があけましたが、それ以降は一気に猛暑が始まってしまいました。関西では暑さで鉄道が曲がってしまい電車の遅延につながったくらいのい猛暑でした。そんな猛暑の時は芝生にとって水は何よりも大事なモノ。それくらい暑ければ毎日水やりをすることをおススメします。

 

逆に、梅雨があけてもそこまでの猛暑にならない年もあります。そんな年はムリせず1~2日に1回の水やりでもすぐに枯れてしまうなんてことはないでしょう。

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梅雨が明けてからの西洋芝の水やりとは?

次にご紹介するのは西洋芝の水やりについてです。

西洋芝には「寒地型芝生」と「暖地型芝生」の2種類があります。寒地型芝生は北海道や東北に適している種類で、暖地型芝生は日本芝と同じような性質で関東より西に適している種類です。つまり、「寒地型の西洋芝」と「暖地型の西洋芝」があるということですね。

 

少しややこしいですが、こちらに分かりやすくまとめてありますので、よろしければ参考にしてみてください。

参考記事:

芝生の種類で寒冷地に最適なのは何?

 

「寒地型の西洋芝」の梅雨明け以降の水やりは、できれば毎日(難しければ2日に1回)が理想です。

「寒地型の西洋芝」にとって夏は一番厳しい季節。いくら寒冷地に適していると言っても最近は東北でも北海道でも暑い日が増えてきましたよね。寒地型芝生は寒さには強いものの暑さには弱いというデメリットがあります。寒地型の西洋芝を植えている方は特に夏場はしっかりとケアする必要があるので、できるだけ毎日水やりをすることが理想です。

 

「暖地型の西洋芝」の梅雨明け以降の水やりは1~2日に1回の水やりをおススメします。つまり、日本芝と同じ扱いですね。梅雨明けにひどい猛暑が襲ってきたら1日1回の水やりが良いということになります。

上記の水やりの回数はあくまでも目安です

いろいろと水やりのポイントやコツはありますが、そこまで難しく考える必要はありません。こんなことを言ってしまえば身も蓋もありませんが、あくまでも目安程度に考えて下さい。

 

「2,3日に1回の水やり」が必要とされているのに4,5日空いてしまった。

万が一、こうなってもすぐに枯れるわけではありません。4,5日後にたっぷりと水を上げれば基本的には問題ありません。

 

芝生の生命力を信じて、あまり神経質にならないこと。

そんなゆとりが芝生を長い間楽しむためには必要です。

気をつけたい「7月の水やり」と「8月の水やり」の違い

ただ、いくら神経質にはならずに芝生を育てようと思ったとしても同じ夏だからといって7月の水やりと8月の水やりを同じものと考えるのはNGです。

7月も8月も夏だから一緒!というわけではないのです。

 

何が違うのか?それは気温と降水量です。

ためしに、大阪と名古屋の7月と8月の平均気温と降水量を見てみましょう。

 

<大阪>

◆7月の平均気温:27.4℃

◉8月の平均気温:28.6℃

 

◆7月の降水量:157mm

◉8月の降水量:90.9mm

 

 

<名古屋>

◆7月の平均気温:26.4℃

◉8月の平均気温:27.8℃

 

◆7月の降水量:203.6mm

◉8月の降水量:126.3mm

 

 

7月と8月で平均気温は1~2℃違ってきます。また、7月と8月の降水量も全然違いますよね?さらに、8月は帰省したり旅行に行ったりと家を空けることが多くなりますし、それだけに7月よりも8月は特に水不足に注意する必要があるのです。

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