トラブル

壁際の芝生が繰り返し枯れる理由とは??

投稿日:2022年7月16日 更新日:

我が家では毎年決まって壁際の芝生が部分的に枯れてしまいます。

 

 

 

 

1年前、2年前、3年前を振り返ってみても、「ココ」の箇所はいつも枯れていました。

 

 

 

ココの枯れさえなかったら、もう少し芝生全体の見栄えも良くなるのに・・・と毎年のように思っています。

 

 

ということで、なぜ壁際の芝生が毎年繰り返し枯れてしまうのか。原因と対策を考えることにしました。

 

 

 

 

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実は水不足のせい?

仮説その1は「水不足」。

ココの枯れているところの上には壁際に沿うように屋根があるため、雨が降ってもほとんど雨がかからず水不足のせいで枯れているという説です。

 

毎年枯れることに気が付いたとき、最初に疑ったのはこの「水不足説」です。雨にも降られず、その代わりに水やりをしてもらえるわけでもなく・・・となると実はめちゃくちゃ渇水状態になっているのでは!?と思ったのです。

 

ということで、今年はココの壁際にもしっかりと水やりをしましたが・・

 

7月、やはり枯れています

 

水やりの甲斐なく、残念ながら今年もまた枯れてしまいました。

 

これだけ見ると水不足は原因じゃなかったと思いがちですが、ひょっとして「水やりが少なかった」という可能性もあります。なので、水不足説を否定するには証拠が足りないということで、この仮説は保留ですね。

 

 

害虫に喰われた?

仮説その2は「害虫」です。

芝生が枯れる原因としてとても多いのが「害虫による食害」です。

 

よく言われている話ですが、芝生が枯れてしまった時にまずは「害虫による食害」を疑う。そしてその次に「病気」を疑う、ということです。

 

 

なので、芝生が枯れているのを発見したらまずは殺虫剤を散布して1週間くらい様子をみましょう。それでもどんどん枯れていくようであれば病気の可能性を疑い殺菌剤を散布する。

 

これが鉄則です。

 

 

 

スミチオン乳剤を散布!

芝生用の殺虫剤と言えば「スミチオン乳剤」

 

芝生の根っこを食い散らかす害虫にしっかりと効果があるので、芝生愛好家の中では手放せないアイテムです。なお、スミチオンには害虫被害を予防する効果はなく、害虫被害が出たあとに対象となる害虫を退治するために散布するものです。また、効果が長く持続するわけでもありませんので、その場その場の対症療法のための殺虫剤ですね。

 

 

 

 

ということで、スミチオン乳剤を散布!

 

 

使い方はカンタン。

我が家の場合であれば、6L入りのジョウロにスミチオン乳剤を6ml入れて、水で希釈します。あとは、1㎡あたり3Lを散布するだけ。

 

参考記事:

スミチオン乳剤で芝生の害虫を駆除します。

 

 

これでしばらく様子を見た結果・・・

 

 

芝生の枯れがこれ以上広がることはありませんでした。

 

ということは、いつもココが枯れてしまう原因は害虫だった可能性があります。

 

 

 

 

害虫説、ホントに正しい?

スミチオン乳剤を散布したあとに被害が広がらなかったので、害虫にやられていた可能性はあります。

 

 

ただ、我が家では5月頃に「シバラックMC」という殺虫剤を散布して害虫対策はしていました。もちろん殺虫剤を散布しても害虫をゼロにするのはムリだと思っていますし、多少の被害に遭うのは仕方がない。

 

むしろ、「毎年ココだけ決まって枯れる」というのが納得いかないわけです。

 

 

この芝生の下には巨大な害虫の住処がある!というのであればまだしも、そんな謎の地底生物的な話はイマイチ考えられません。

芝生の下にこんなヤツが潜んでいる・・・ワケはない

 

 

 

 

ということは害虫のせいも多少はあるのでしょうが、別の理由も残されているのではないでしょうか?

 

 

 

 

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窓で日光が反射している?

仮説その3は「日光の反射」です。

 

ご覧のように、いつも枯れる場所は壁際にありますが、壁のガラスがあります。

 

この窓ガラスに日光が反射して、その反射している光が芝生に降り注いでいるせいで熱くなって枯れてしまう、という説です。

 

実はこれ、有り得ると思っています。

 

 

 

上の写真では「いつも枯れる場所」はちょうど日陰になっていますが、時間帯によってはバッチリ反射光を受けていることがあります。どこまで熱が上昇しているかは不明ですが、多少の影響はあるんじゃないでしょうか?「窓ガラスによる日光の反射」であれば毎年必ず起こることなので「毎年枯れる」理由も説明ができなくはない。太陽の動きは毎年変わりませんからね。

 

 

 

ということで、「害虫説」に続き「日光の反射説」もわりと有り得ると思います。

 

 

ただ、これが原因だとすれば枯れるのを防ぐことは難しそうです。窓ガラスを移動させるのもムリですし、太陽の動きを変える力も私にはありません・・・。せいぜい水やりを多めにやることで地熱の上昇をできるだけ抑える、ということくらいでしょうか。

 

 

コンクリ壁の熱のせい?

仮説その4。すぐそばの「コンクリート壁の熱」説です。

 

 

 

これは、日光のせいでコンクリートの壁が熱くなり、その熱で芝生が温められすぎて枯れたのではないか?という説です。

 

 

これは「結構あり得る説」だと思います。

 

 

いつも枯れるこの場所は日中も夕方もわりと太陽に当たるところです。そのため、他のコンクリートの壁より熱を持っている可能性はあります。そのコンクリートの壁で芝生が熱くなるために芝生がいつも枯れる・・・これ、わりと可能性が高いと思いますが、いかがでしょう?

 

これも対策としては水やりを多めにするくらいしかなさそうです。太陽の動きだけはどうしようもありません。

 

 

 

地中の配線のせい?

仮説その5は「照明の配線説」です。

電気系統には詳しくありませんが、これもあるかもしれません。

 

 

我が家の芝生には下から植木を照らす照明がありますが、その照明の配線が写真のように埋められています。

 

 

 

この配線が何らかの悪さをしているのではないか!?ということです。たとえば照明がついてライトアップされている時は、地中にある配線が熱くなってその熱で芝の根っこがやられてしまってそのせいで芝生枯れてしまう、ということです。配線工事などにはめっぽう疎いのでこれ以上の専門的なことは分かりませんが、ひょっとしたらコイツのせいもあるかもしれない。そう思う今日この頃です。

 

ただ、この配線のせいだとしても私にはどうしようもありませんね。今さら照明を取り除くわけにもいきませんし配線を動かすことも不可能です。「照明の配線」が悪さをしているとすれば、私にできることと言えばせいぜい水やりを多めにやることで配線の熱をできるだけ抑える、というコトくらいでしょうか。

 

 

総括!

こんな感じで「いつも同じ場所が枯れる」理由はよく分かりません。

 

決定的な原因も解決策もわかりません。

 

ただ、本日の記事であげた仮説を振り返ると「水やりを多めにやる」というのは大事です。夏に芝生が枯れる原因は水不足であることが多いので、壁が太陽熱で温められて通常よりもだいぶ熱くなっているところをたっぷりの水やりで助けてあげる。これはとても有効なんじゃないかな~と思います。

あと、「殺虫剤や殺菌剤の散布」も大事ですね。こういった基本的なことをやっても枯れるのであれば、ある程度は仕方がないと思って、できるだけ被害が広がらない対策をうつ。それと、できるだけ早く回復する対策をうつ。これしかないと思います。

 

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