8月、元気だった芝生に茶色の枯れが出現するようになりました。
スポット的に茶色く枯れる
周りの芝生は元気なのに・・・
部分的に茶色く枯れる
このように、芝生が部分的に茶色く枯れたときって「害虫にやられた」可能性が非常に高いのです。
そして、その害虫とは「コガネムシ」や「スジキリヨトウ」や「シバツトガ」だと思っています。なぜなら、これら3つの害虫は芝生に潜む3大悪党だからです!
ということで、芝生の害虫を駆除するため「スミチオン乳剤」を散布することにしました。
スミチオン乳剤とは?
スミチオン乳剤は農家の方も使っている害虫駆除のための農薬です。
特別マニアックな農薬ではなく、ごく一般的な農薬と言えるでしょう。農家の方が使うようなプロ仕様ではあるものの、私のような趣味で芝生を手入れしているその辺のおとーさんでも普通に使うようなモノなのです。
少量サイズで使いやすい
説明書を見てみると、稲・小麦・大麦・とうもろこし・かぼちゃ・きゅうり・すいか・メロン・なす・ごぼう・ほうれん草などなど、ありとあらゆる(?)農作物に対して効果があるんじゃないかと思えるくらい守備範囲がめちゃくちゃ広いんです。食べたことある野菜にはことごとく効果があるんじゃないかな・・・。それくらい幅広く使われている一般的な農薬です。
で、当然ながら芝生に潜む害虫にもしっかり効果があります。
今回、私が使ったのは芝生に潜む害虫を駆除するため。もともと私は農薬や殺菌剤の類はあまり使いたくないんですが、きれいな芝生を維持していくためにはある程度は使った方がいいだろうという結論にたどり着きました。だから、最低限は農薬・殺菌剤は使って害虫や病原菌は駆除していこうと考えるようになりました。
スミチオン乳剤の使い方
芝生に対しては1000倍に希釈して散布します。
「1000倍に希釈」と言われてもピンと来ない方が多いと思いますが、要するに1リットルの水に対して1mLのスミチオン乳剤を混ぜるということです。
我が家のジョウロは6L入りなので、満タンに水を入れたジョウロに6mLのスミチオン乳剤を入れて混ぜて散布するだけ。カンタンでしょ?
また、コガネムシ幼虫を駆除するには1㎡あたり3Lを散布します。スジキリヨトウやシバツトガに対しては1㎡あたり0.3~2Lを散布します。私の場合、大は小を兼ねるということで、1㎡あたり3Lを散布することとしています。
キャップで計量できます
「6mLのスミチオン乳剤を入れる」と書きましたが、どうやって6mLを計るの!?と思われた方もいるでしょう。
大丈夫!
スミチオン乳剤のボトルのキャップがメモリ代わりになります。
キャップ1杯で7mL
キャップに満タン入れたら7mLなんです。それを目安に6mLをだいたいで計って混ぜればOK!まぁその辺は「だいたい」でOKでしょう。
ちなみに、「1㎡あたり3L散布する」ってわりと時間がかかります。仕事が休みの日にじっくり・ゆったり散布するのをおすすめします♪
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スミチオン乳剤の散布時期
スミチオン乳剤は5月~8月に散布することで、芝生の害虫を効果的に駆除することができます。
芝生に潜む害虫の代表格でもあるコガネムシの幼虫は5,6月頃から夏にかけて芝生の地中に出現します。その幼虫をしっかりと撃退するためにも5月~8月にかけてスミチオン乳剤を散布するのがおすすめです。
また、芝生を食害するスジキリヨトウも5月~10月にかけて幼虫が発生します。
なので、スミチオン乳剤を5月~8月にかけて複数回散布することで害虫を駆除することができるのです。今回、私は8月に入ってから散布しましたが、やや遅かった感は否めません。来年はもう少し早い時期から散布しようと思っています。
スミチオン乳剤の効果の持続期間
ただし、スミチオン乳剤の効果の持続期間はそれほど長くありません。
たとえばコガネムシの駆除の効果が持続する期間は約2週間と言われています。なので、5月~8月にかけて1か月に1回ペースで散布するくらいがちょうどいいかもしれませんね。