芝刈り機の刃の手入れの方法ってむずかしそう!って思っていませんか?
せっかく買ったお気に入りの芝刈り機だから、ちゃんとメンテナンスして大事に長く使いたい!
そう思う人は多いでしょう。
高価な芝刈り機であれば尚更ですよね。
ただ、
芝刈り機の刃の手入れってむずかしそうだし、メンテナンスの道具もないし面倒くさそう・・
とか
『芝刈り機の手入れ』についてネットで調べたら「ラッピング」だの「コンパウンド」だの、わけのわからない言葉がたくさん出てくるし難しいんじゃないの・・・?
そう思う人も多いんじゃないでしょうか?
芝刈り機の刃の手入れは難しくない
でも大丈夫!
芝刈り機の刃の手入れって、別に難しくもなんともないのです!
1時間もあれば手入れは終わるので、嫌がらず面倒くさがらず、挑戦してみましょう。そして、しっかりと手入れをして長く大事に使い続けましょう♪
なお、『ラッピング』とは芝刈り機の刃を研磨することを言います。『コンパウンド』とは研磨剤のことですね。
研磨剤付きの芝刈り機
ちなみに、私が使っている芝刈り機はキンボシのナイスバーディーモアーDXネクストです。切れ味はイイですしコンパクトなので広くない芝生であればこれで十分だと思いますが・・・
この芝刈り機を買うと、手入れの道具がセットで付いてくる!
これがうれしいですね。芝刈り機のメンテアイテムを自分で探す必要がない。これはうれしいです。
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手入れ道具付きの芝刈り機♪
参考記事:
ということで、私が愛用している芝刈り機の刃の手入れのやり方をみていきましょう。
まず、用意するモノ
芝刈り機の刃の手入れする時、これらのモノを用意しましょう。
付属品のメンテ道具
キンボシのナイスバーディーモアーDXネクストを買うと、このメンテナンス道具が付いてきます。
専用のハンドル、研磨剤、ブラシが付いており、これらを使って手入れしていきます。もちろん説明書も付いています。
自分で用意するモノ
マイナスドライバー、布、ペンチを用意します。我が家にはペンチがなかったのでニッパーで代用しました。
これらがあればOKです。
芝刈り機の刃の手入れの方法
では、芝刈り機の刃の手入れのやり方をみていきましょう。
付属品には説明書も付いているんですが、こういうのって文章ではなかなか分かりづらいんですよね・・・
たいして難しいことは言っていないハズなんですが、字とイラストではなかなか伝わりづらい。ということで、私が実際にラッピング(刃の研磨)をした時の様子を写真を使ってご紹介してきましょう。
芝刈り機をひっくり返す
①本機を裏返えす
説明書に「本機を裏返す」とあります。
この際、『裏返す向き』を間違えないでください!ここで向きを間違えると後々ず~っと間違えることになるので、この画をよく見て間違えないようにしましょう。
ホイールキャップを外す
②ホイールキャップの切り欠き部にマイナスドライバーを当て、軽くこじて外す
小さな穴にマイナスドライバーを突っ込んでホジホジすると・・・
ホイールキャップが外れます。
最後はちょっと力を入れて外します。
Eリングを外す
③Eリングをマイナスドライバーで取り外す
タイヤの中央部のまわりにある半円っぽい金属がEリングです
マイナスドライバーで、この辺と・・
この辺をグリグリすると・・・
Eリングが取れました
説明書の文章や絵では少し分かりづらいのですが、上の写真のようにマイナスドライバーを2か所のすき間に突っ込んでグリグリ回転させるとEリングは外れます。アルファベットのEのような金属片なので、『Eリング』と呼ばれています。
なお、このEリングは外れる瞬間に勢いでぶっ飛びやすいので、失くさないように注意が必要です。
ピニオンギアを取り外す
④ピニオンギアを取り外します
先にタイヤを外して、
黒いタイヤみたいなやつがピニオンギア。
これを外す。
取ったら、こうなる。
説明書には「ピニオンギアを取り外す」と書いてありますが、厳密にいうと「タイヤを外してからピニオンギアを取り外す」という流れになります。
『Eリング』とか『ピニオンギア』とか難しい言葉が出てくるとイヤになりますが、写真で見たら分かりやすいと思います。決して難しく考える必要はありません。
ピニオンキーが一緒に抜けないように注意
※中の軸にはピニオンキーが一緒に取りつけてあり、一緒に抜けることがありますので注意してください
ピニオンキーとはコレのこと
確かにすぐ外れるので注意しましょう。
なお、このピニオンキーは装着する向きがあって、装着する向きを間違うと芝が刈れません。なので、外れないよう慎重にピニオンギアを取りましょう。万が一、外れてしまわないよう、どのように差し込まれているのかをしっかり見て覚えておくのも良いでしょう。
ハンドルを装着
⑤リール軸にピニオンキーを差し込んだ状態で、ハンドルを装着します。
要するに、こうやります。
上で紹介したピニオンキーを中に入れ込んだまま、ハンドルを装着します。
刃にコンパウンドを塗る
⑥リールの刃の1枚に1枚に付属のブラシでコンパウンドを塗布します
丁寧に丁寧に、塗っていきましょう。
コンパウンドというのは、簡単に言うと研磨剤みたいなもんですね。もちろん、これも付属で付いています。なお、このときコンパウンド(研磨剤)が芝に付着すると芝が傷みそうなので本当であれば大きめの新聞紙を敷いてその上で作業する方が望ましいと思います。
ハンドルを回す
⑦リール刃が芝刈り時とは逆方向に回転するように、ハンドルを速く回転させて研磨してください
上の写真でいうと、ハンドルを時計回りに回しましょう。
このコンパウンド(研磨剤)はザラザラした歯磨き粉みたいなものです。だから、コンパウンドを塗って回転させると最初はザラザラした感触がありますが、回せば回すほどそのザラザラ感はだんだんとなくなってきます。私はザラザラ感がなくなってしばらくは回すようにしています。なお、ハンドルを回すときはガラガラという多少大きめの音がします。
布でコンパウンドをふき取る
⑧乾いた布でリール刃についたコンパウンドをふき取り、刃先が鋭くなったかどうかチェックしてください
コンパウンドをふき取りましょう。
刃に残っているコンパウンドが残らないよう、きれいにふき取ります。説明書には刃先が鋭くなったかチェックしてくださいと書いてありますが、目で見て刃先が鋭くなったかどうかなんてわかりません・・・。とりあえず、これでOKと思ったらふき取りましょう。
試し切りをする
⑨新聞紙等をリール刃と受刃の間に挟み、手でゆっくり回して切ってみます
新聞紙を挟んでハンドルを回すと
スパッ!と切れました
この新聞紙を切るやつ、一度やってみたかったんですよね~笑 切れなかったら結構ショックだったと思いますが、うまく切れたので良かったです。
ということで、これで芝刈り機の手入れ、つまり『刃研ぎ』はうまくできた!と言っていいでしょう。
※ちなみに、新聞紙2枚分の厚みで芝の葉1枚と同じ厚みになります。
組み立てなおす
⑩分解した時と逆の順序で組み立ててください
いちばん大変なのはEリングの装着
Eリングを付けるのはかなり硬いので、ペンチ(私の場合はニッパーで代用)でグッと挟んで取り付けます。Eリングを取り付けるのってかなり硬いので素手で取り付けるのは多分ムリでしょう。
これで終了!
いや~。最初はできるかどうかちょっと不安でしたが、やってみたら簡単でした。案ずるより産むがやすし、ですね。
文章ではわかりづらいことも、写真と解説がついていればだいぶ分かりやすいと思いますがいかがでしょう?あとは実際にやってみるしかありません。
なお、できれば新聞紙などの大きめの紙を敷いてその上で作業をする方がいいと思いますし、ケガ防止のため軍手などをはめて作業するようにしましょう。私は素手でやってしまいましたが、少し手を切りそうになりました。
メンテ道具はゼッタイ必要
芝刈り機の刃の手入れの方法って大して難しくないんだ、ということはお分かりいただけたかと思います。
ただ、やっぱりメンテ道具そのものがないとお話になりませんよね?
芝刈り機の手入れには専用のハンドルや研磨剤はやっぱり必要です。しかし、いくら芝刈り機を大事に手入れしようと思っていても、専用の道具がなければ刃研ぎはできません。
以前、私はホームセンターでリーズナブルな芝刈り機を買いましたが、芝刈り機本体だけしかなくメンテ道具は付いていませんでした。結局、3年程ろくなメンテナンスをしなかったので、切れ味はドンドン落ちるばかり・・・。これって芝刈り機あるあるだと思います。
だからこそ、刃研ぎ道具がついている芝刈り機を購入する方がゼッタイお得だと思います。
なぜなら、自分でメンテ道具を探して買うのは面倒くさいから!!
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オリジナルの刃研ぎ道具付き
せっかく芝刈り機を買うのであれば、イイものを長く大切に使う。そしたら芝刈り道具にも芝生にも愛着が出てきてキレイな芝生にまた一歩近づけることでしょう!
参考記事: