ご近所さんがうらやむくらい広い庭に芝生を張っているアナタ。
もしくは、校庭や公園など広い芝生を刈るときの芝刈り機を探しているアナタ!
芝刈り機ってたくさん種類があってどれがいいのか分からない。でも、せっかく買うのだから失敗はしたくない!そう思っているのではないでしょうか?
そんな人のために、
広い芝生を刈るのに適した芝刈り機を厳選して5つご紹介したいと思います。
あ、先に言っておきますが。
本日ご紹介するのは、50坪とか100坪とか、それくらい広い芝生を管理している方向けの芝刈り機です。お値段も10万円とか20万円とかっていうレベルです。オイオイそんなスケールのでかい芝刈り機は探してねーよって方は宜しければコチラの記事がご参考になれば幸いです。
参考記事:
50坪(165㎡)以下の芝生にはコチラ
管理している芝生が50坪までという人には2つの芝刈り機をご紹介します。
それぞれタイプが異なっているので、自分に合った芝刈り機を選んでくださいね。
❶エコモ3000
創業明治3年のキンボシから発売されている『エコモ3000』。
いきなりですが、高級芝刈り機をご紹介させていただきます。
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お値段、約20万円なり!!
オイオイいきなり20万円かよ・・・
と思われたでしょう。
が、そんな声にもめげずにスペックをご紹介していきます。
刃の形はリール式
エコモ3000の刃の形はリール式です。ロータリー式ではありません。
リール式というのは、固定されている刃と回転する刃でハサミのように芝を刈るタイプの芝刈り機のこと。低く刈ることが得意で、なおかつ芝が均一に切れるので芝刈り後の仕上がりがきれいです。また、芝生に与えるストレスを軽減できるので芝生にとってもうれしいのがこのリール式の芝刈り機です。
一方で、リール式の芝刈り機は刃の交換や研磨などのメンテナンスを定期的にする必要があるという事と、雑草交じりの芝生を刈るのは得意ではありません。強いて言うならそれらがデメリットですが、私はきれいに仕上げたいのでリール式の方がダンゼン好きですね。
充電式
リチウム電池が搭載されている充電タイプの芝刈り機です。
1回の充電で約30分の芝刈りが可能!広さで言うとだいたい188㎡に相当します。これだけ刈れれば十分だと思いますがどうでしょうか?また、充電式ということで煩わしいコードがないので、操作性にも優れていますね。電源につなぎながら使用するとなるとまず電源を確保する必要がありますし、芝刈り中もコードを切断しないよう常に気をつけなければなりません。それって結構面倒くさいので、充電式というのはとても使い心地がいいんです。
また、エンジン式だと騒音が気になりますが、リチウム電池の充電式ということでエンジン式に比べて騒音は約20%カットされている低騒音設計というのがうれしいですね。ただし、住宅街のど真ん中で使用する際には十分に騒音には気をつけましょう。
自走式
自走式なのでラクに芝刈りができます。
ボタンを押して刃の回転レバーを握ると刃が回転して自走してくれるので、手で押す必要がなくラクに芝刈りができちゃいます。
ちなみに、「自走式」と言ってもルンバのように放っておいても勝手に動いて芝刈りをしてくれる、というわけではありません。あくまでもヒトが手でハンドル部分を持ちながら刈っていきます。
その他スペック
これ以外のスペックとしては、
重さ:24.5kg
刈り幅:30㎝
刈り高:5mm~30mm
集草:前キャッチャータイプ
付属品:電池2個、充電器、研磨剤、ブラシ
製造:made in Japan
というところでしょうか。
お値段が約20万円ということでカンタンに買えるものではありません。しかし、創業明治3年の老舗刃物メーカーであるキンボシが自信をもって世に出している高品質な芝刈り機です。
広い芝生を楽にキレイに刈りたい!
そんな人に高級芝刈り機エコモ3000をご検討ください。
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❷キーパーモアー
さすがに20万円はムリという方には『キーパーモアー』はいかがでしょう?
お値段はグッとおさえて6万円なり。
エコモ3000と比べるとだいぶ安いです。
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『キーパーモアー』は先ほどのエコモ3000と違う点もあるので、比べてみると面白いかもしれません。
刃の形はロータリー式
『キーパーモアー』はロータリー式です。繰り返しになりますが、芝刈り機にはリール式とロータリー式があるのでご注意くださいね。
ロータリー式の芝刈り機ですが、一枚の刃が水平に高速回転して釜のように芝を刈っていきます。特徴としては、公園や校庭などの広い場所の芝刈りにより適しています。また、雑草交じりの芝生や、長く伸びてしまった芝生を刈るのも得意です。さらに、刃に多少の摩耗があったとしても切れますし、リール式ほど刃の研磨などのメンテナンスが大変というわけでもありません。
一方で、リール式みたいにきれいな仕上がりはあまり期待できません。また、使用中にやや大きな音がするので場所を選ぶ必要もありますし、刃の回転の勢いで芝生に潜んでいる小石が飛ばされるという危険性もあります。
なので、こまめな芝生の手入れが難しくて雑草交じりの芝生や伸び放題の芝生を刈りたいという人、そこまで仕上がりのキレイさは求めていないという人、公園や校庭など広い場所を一気に刈りたいぜって人にはロータリー式の『キーパーモアー』が適しているでしょう。
充電式
これについては詳細は割愛。上述している『エコモ3000』と同様に充電式です。そりゃ、広い公園や校庭などを刈る時に電源を確保するなんて難しいですもんね。広い芝生を刈るのであれば充電式というのはうってつけです。
刈り幅は37㎝
刈り幅はグッと広くなり37㎝もあります。
広い庭の芝生や公園・校庭の芝生を刈るのであれば少しでも刈り幅は広い方が一気にたくさん刈れるので楽です。先ほどの『エコモ3000』の刈り幅が30㎝だったのに対して『キーパーモアー』は37㎝。たった7㎝の差とあなどってはいけません。この差のおかげで作業がグッとラクになるのです。
その他のスペック
『キーパーモアー』のその他の特徴ですが、
重さ:12.1kg
刈り高:25mm~65mm
充電時間:90分
刈込能力:30分で320㎡
集草:後キャッチャータイプ
付属品:電池、充電器
『キーパーモアー』は自走式ではありません。手で押しながら刈る必要はあります。また、刈込能力が30分で320㎡というのもうれしいですね。やっぱり広い芝生っていうだけで芝刈りに時間がかかってしまいますし、リール式だとなおさらです。ただ、ロータリー式だと刃の構造上、はやく刈ることができます。だから、芝刈りの仕上がりのキレイさにはそこまでこだわらない、とにかく広い面積の芝生を一気に刈ってしまいたいんだ!って人には特にこの『キーパーモアー』をおすすめします。
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以上が50坪までの芝生を管理している人におすすめの芝刈り機でした。
100坪(300㎡)までの芝生にはコチラ
もっと広い芝生を管理してるんだぜって人にはコチラの芝刈りはいかがでしょうか?
50坪~100坪クラスの広大な芝生を管理しているという人におすすめの芝刈り機、1点だけですがご紹介したいと思います。
ティアラモアー
私の好きなキンボシから発売されている『ティアラモアー』を取り上げます。
決して安くはないのですが、人気商品のためよく売れています。
売れるからには理由があるはず。それを解き明かしていきたいと思います。
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それでは『ティアラモアー』の特徴と売れている理由を見ていきましょう。
リール式
『ティアラモアー』はリール式です。説明した通り、仕上がりがきれいで低く刈ることを得意としていますが、雑草交じりの芝生や伸び放題になってしまった芝生を刈るのはやや苦手です。
切れ味バツグン
切れ味バツグンで仕上がりがきれい!これはきれいな芝生を維持したいという人には必須の条件ではないでしょうか。
『ティアラモアー』を作ったキンボシという会社はもともとは刃物メーカーです。だから、切れ味はバツグンなんです。商品レビューを見ているとやはり切れ味の良さを評価している人が非常に多いのが目につきます。やっぱりホンモノは違う。そういうことなのでしょう。
なので、仕上がりにこだわりたい人には「キンボシのリール式」というのは大きなポイントなのではないでしょうか。
電動式
充電式ではなく電動式です。ここは良くも悪くも大きなポイントだと思います。
電動式のメリットは何と言ってもその強力なパワーにあります。100坪クラスの広い芝生を手押しでコロコロしながら芝刈りをするのは(それはそれで楽しいんですが)やっぱり大変ですよね。ただ、電動式であれば強力なパワーで刈ることができるのでとても楽に芝刈りをすることができます。また、刈りムラも少なく、よりきれいな仕上がりになるというのも大きなメリットです。
電動式のデメリットは、やっぱり電源の確保が必要というコトです。ついうっかり電源コードを芝刈り機で巻き込んで切断してしまったら事故や故障の原因になります。そもそも電源を確保するのが難しいという方もおられるでしょうし、それがムリという人は電動式の芝刈り機の購入はやめておきましょう。
ここまでをまとめると、「リール式」で「電動式」なので広い芝生を管理していて仕上がりにこだわりたいという人にはピッタリの芝刈り機だと思います。
低騒音設計
住宅地でも使いやすいように低騒音設計の芝刈り機です。
芝刈り機のボディの強さを高めることで本体のゆがみを減らし、リールナイフの接触音を低減しています。音の大きさとしては「静かな乗用車」と同じレベルだそう。こういう工夫がなされていて低騒音設計に仕上がっているということから、住宅街でも使いやすいのではないでしょうか。とは言っても無音ではありません。住宅街で使用する際は早朝に使用するのは避けるのが無難でしょう。
何しろ、ご近所トラブルでダントツNo.1は騒音問題なのですから。
後ろキャッチャータイプ
集草は後ろキャッチャータイプ。じつはコレって大事なポイントなんです。
前に集草器があると、そもそも芝刈り機を走らせている時に前が見えないというデメリットがあります。芝を刈る時って芝刈り機のすぐ向こう側を見ながら刈る人がほとんどだと思うので、集草器は後ろについている方が私はいいと思います。また、集草器が後ろについているとキワのぎりぎりまで刈ることができるというメリットもあります。
ということで、個人的にも集草は後ろキャッチャータイプをおすすめしたいと思います。
その他のスペック
それ以外のスペックは以下の通り。
重さ:15.3kg
刈り高:10mm~50mm
刈込能力:1時間で490㎡
刈り幅:28㎝
付属品:研磨グッズ、10mの延長コードなど
刈り幅が30cmもないので、ややコンパクト仕様ですね。刈り幅が広くありませんが、強力パワーの電動式なので楽に刈ることができるのはうれしいポイントです。なにしろ1時間もあれば490㎡も刈れるのですから・・・。あと、付属品で延長コードが付いてくるのもちょっとしたメリットです。広い庭で使うにはやっぱり延長コードがないと厳しいですが、そこも分かっているからこその付属品なのです。
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しっかりとメンテナンスをして最高の切れ味をキープする。そして、リール式+電動式できれいに仕上げる。
『ティアラモアー』を買うと芝刈りが3倍楽しくなることは間違いないでしょう。
100坪(300㎡)以上の芝生にはコチラ
さて。
最後に、100坪を超える芝生を管理している人のためにも2点ご紹介したいと思います。
100坪を超える芝生となると、公園・校庭・企業や店舗の敷地などの芝生を管理している方かもしれません。ここまで広い芝生を刈るとなると、電源を確保するのはまずムリ。そうなると、選ぶ芝刈り機のタイプとしてはエンジン式がおすすめです。
❶スーパーモアー
まずご紹介するのは『スーパーモアー』。
エンジン式なので、一気にスケールがでかくなります。なにしろ、お値段は約16万円・・・!なかなか一般のご家庭では買えないのではないでしょうか。
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とにかく特徴を見ていきましょう。
エンジン式
充電式でも電動式でもなく、エンジン式の芝刈り機という選択肢もあります。
エンジン式・・・。聞くからにいかつそうですが、そもそもエンジン式芝刈り機のメリットって何でしょう?
エンジン式芝刈り機のメリット。それは
パワーが圧倒的!だから、広い面積の芝刈り機が楽に短時間にできる。これが最大のメリットでしょう。広大な芝生を刈る時に電源を確保できない人がエンジン式を選ばざるを得ないということもあるでしょう。エンジン式だとガソリンを燃料にして動くので持ち運びが自由というメリットもありますが、やはり最大のメリットはその圧倒的なパワーなのではないでしょうか。
一方でデメリットもあります。たとえば、電動式に比べて音が大きいということ。騒音には十分に気をつけながら使う必要があるので、ご自宅で使うにはやや厳しいかもしれませんね。また、燃料(ガソリン)を使うので、排ガスは出てしまいますし、オイルやガソリンの定期的な補充はしなければなりません。また、年に1回程度のメンテナンスも必要なのでそれなりの手間をかけなければなりません。
このように、圧倒的なパワーがあるもののそれなりのデメリット(というか制約)があるので簡単に購入できないでしょうが、電源の確保が難しいくらい広大な芝生を管理されている人にはピッタリな芝生道具だと思います。
その他のスペック
「エンジン式」以外のスペックは以下の通りです。
刃の形状:リール式、5枚刃
刈り高:5mm~23mm
重さ:32.5kg
刈り込み能力:1時間で380㎡
集草:前キャッチャータイプ
刈り幅:30cm
エンジン式という特徴がキョーレツ過ぎてその他のスペックが目に入りづらいかもしれませんが、高い買い物なのでしっかりとチェックしましょう。個人的には刈り幅が30cmというのがやや物足りないと感じます。広い芝生用の芝刈り機なのでできるだけ刈り幅が広い方がいいと思いますが、30cmというのはやや狭いかな~。とは言っても、その刈り幅を補っても余りあるパワーを持っているのは間違いありません。また、エンジン式でありつつリール式なので仕上がりがきれいというのも大事なポイントですね。
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100坪以上の広大な芝生。
聞くだけでもうっとりしそうですが、管理が大変なのもまた事実。そんな芝生を管理するのであればエンジン式のパワフルな芝刈り機を選びましょう!
❷ニューラインモアー
最後に「ニューラインモアー」をご紹介しておきます。
これも当然ながらエンジン式です。で、お値段も高いのも仕方ありません。ただ、先ほどご紹介した「スーパーモアー」とはややスペックが違うので、比較するにはちょうどいいかと思います。
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ということでスペックを見ていきますが、先ほどご紹介した「スーパーモアー」と比較しながら見ていきたいと思います。
刈り込み能力
1時間で720㎡も刈れちゃいます。
こんだけあればもう十分でしょう・・・。スゴすぎです。先ほどご紹介した「スーパーモアー」は1時間で380㎡の刈り込み能力ですが、こちらの「ニューラインモアー」は2倍の刈り込み能力があるということです。この点については「ニューラインモアー」に軍配が上がります。
ロータリー式
刃の形状はロータリー式です。
きれいな仕上がりはそこまで期待できませんが、雑草などが混じった芝生や伸びてしまった芝生を刈るのであればリール式よりロータリー式が適しています。広い芝生であれば雑草が混じることもあるでしょうし、個人的にはリール式よりもロータリー式の方がいいのでは?と思います。それを考えると、刃の形状という点で「スーパーモアー」と「ニューラインモアー」を比べた時も「ニューラインモアー」に軍配があがるのではないでしょうか。
刈り幅
刈り幅はとってもワイドな48cm!
これについては言うまでもありません。広い芝生を刈るのであれば、やっぱり刈り幅は広い方がいいでしょう!ということは・・・刈り幅ということだけ考えても「ニューラインモアー」の方がいいと思います。ただ、芝刈り機自体の横幅も広くなるので、大きな芝刈り機がしっかり収納ができるスペースがあることが大前提ですね。
刈り高
22mm~70mmまで調整できます。
「スーパーモアー」は5mmの低刈りができますが、「ニューラインモアー」は最低でも22mmから。逆に「スーパーモアー」は高くても23mmまでしか調整できませんが、「ニューラインモアー」は70mmまで調整可能。これについてはどのような芝生を作り上げたいのかによるのでどちらが良いと一概には言えません。ただ個人的には、広い芝生をこまめに刈るのは大変なのである程度は高く刈れるほうがいいのでは?と思います。
集草器
集草は後ろキャッチャータイプ。
後ろキャッチャータイプなので芝刈り機の前方を確認しながら刈れるというメリットはありますが、まぁ広い芝生であればそこまで前方の視界を確保する必要はないでしょう。ということで、前キャッチャータイプでも後ろキャッチャータイプでも差はナシ!ということにしておきます。
気になるお値段
「ニューラインモアー」の方が安い!ほんの少しですが・・・
ということで総合的に見た結果、あくまでも個人的にですが「スーパーモアー」よりも「ニューラインモアー」の方がおすすめだと思いました!
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以上、芝生の広さ別に芝刈り機の紹介をしてみました。