本日は9月に芝刈りをする際のポイントについてご紹介したいと思います。
2018年の7月~8月は本当に暑かったですね。
各地で記録的な猛暑が続き本当に大変な思いをされた方も多いと思います。
日本芝(高麗芝、姫高麗芝など)は暑さには強いので、暑さのせいで枯れるなんてことはないでしょう。
その代わり、しっかりと水やりはしないといけませんし施肥も重要な作業の一つです。
文字通り、私もかなり必死な思いで手入れをがんばっていました。
9月に入ると暑さもやや落ち着いてくるので、少しくらいは芝生のお手入れをペースダウンしても問題はないと思います。
では、9月の芝刈りのポイントについて見ていきましょう。
9月の芝刈りは軸刈りには特に注意!
7月、8月は芝生の成長の勢いはすさまじいものがあります。
なかなか芝が生えてこなかった枯れ気味のところでも8月末頃になるとある程度ちゃんとした芝生になっていることも多々あります。
9月に入ると芝の成長はだんだんとゆっくりになってきますが、芝刈りは1か月で3,4回するのが理想でしょう。
その時のポイントとしては、「絶対に軸刈りをしない」ということです。
9月に軸刈りをしてはいけない理由とは?
なぜ、9月は軸刈りをしてはいけないのか?
(もちろん、何月であろうと軸刈りはしてはいけませんよ!)
それは、9月は芝の成長がだんだんと衰えていくからです。
私も8月の芝刈りの際に思いっきり軸刈りをしてしまいました。
ただ、水やりや施肥をしているうちにだいたいは復活することができたのです。
しかし、成長が衰える9月に万が一軸刈りをしてしまうとどうでしょう?
年内は軸刈りから復活することなく芝生シーズンを終えることになりかねません。
つまり、茶色くなったまま、シーズンを終えることになるのです。
それを避けるためにも9月の軸刈りは特に注意が必要なのです。
軸刈りを防いで青い芝生をできるだけ長く楽しみましょう!
日本芝の場合ですが、7月~9月の手入れをしっかりしていると10月頃までは青々とした芝生を維持できます。
そして、それ以降にだんだんと茶色く枯れていきます。
それなのに、成長が衰え始める9月に軸刈りをしてしまってそのまま茶色くなってしまうときれいな芝生を楽しめる期間が1か月ほど短くなってしまいます。
それってすごくもったいないですよね?
そうならないためにも9月は絶対に軸刈りをしないように気を付けて下さい。
寒さに備えるためにもやや長めに刈りましょう
また、長めに刈るメリットは他にもあります。
それは、これからやってくる秋~冬に備えるためという理由もあるのです。
当たり前ですが、芝は植物です。
植物は葉に栄養を蓄えることができます。
葉そのものが短いと蓄えられる栄養の量が少なくなってしまいます。
そうなるとこれからやってくる厳しい冬を越せない・・・なんてことはないのですが、やはりより多く栄養を蓄えるためにも長めにしておく方が良いのです。
我が家の9月の芝刈りの事例をご紹介
では、我が家は芝刈りをどうしているのか?
8月19日に芝刈りをした際に軸刈りをしてしまったので、翌週の芝刈りはお休みすることにしました。
本当は8月は毎週芝刈りをするのが理想なのですが・・。
そこで、9月2日に2週間ぶりに芝刈りをしました。
※9月2日撮影(芝刈り前)
これは9月2日に撮影した写真で、芝刈り前の様子です。
◙ 芝の丈:3㎝~4㎝
◙ 刈り高:1.6㎝に設定
軸刈りを起こさない基本ルールである「3分の1法」で言うと刈り高1.6㎝でも短いのですが、そこまで厳密に「3分の1法」にこだわらなくても良いだろうという考えからこれくらいの刈り高に設定しました。
本来であれば2週間ぶりということもあり刈り高1.0㎝でジョリジョリをいきたいところですが、一般的な家庭では1.0㎝まで刈り込むこともないので1.6㎝で十分だと思います。
結果、これできれいに芝刈りができましたし軸刈りを起こすこともありませんでした。
ちなみに、この写真にあるように、「芝の穂」が目立つようになってきました。
これについては後日のブログで触れていきたいと思います。
~9月の芝生のお手入れの心得~
7月~8月は芝生が青々として一番きれいな季節なので、私の中では真夏は『がんばって手入れをして芝生を楽しむ季節』だと思っています。
それに対して、私の中では9月は『青々しさを長く保ち、次の春に備える季節』だと思っています。
そのような気持ちでしっかりと芝生の手入れをしていきましょう!
<最後に今日のPOINT>
◉ 9月の芝刈りは軸刈りに注意!!
◉ 4㎝の芝の丈に対しては刈り高1.6㎝の芝刈りでOK!!