春に芝生を張り付けた人も多いと思いますが、気になるのが雑草対策だと思います。
せっかく芝生を張り付けたのだから雑草の生えていないきれいな緑の芝生をつくりたい!だからしっかりと雑草対策をしなければならない!と思う人は多いんですが、芝生を張り付けた直後の雑草対策はどうすれば良いのでしょうか?
雑草は手で取りましょう
芝張りをしたその年のいちばんの雑草対策は手で取ることです。
手で取るなんて大変そうと思うかもしれませんが、1年目の芝生って実はそんなに雑草は生えてこないことが多いんです。2年目、3年目となるにつれてどんどん雑草は生えてきますが、最初の年はそこまで生えてこないので「生えてきたら手で取る」というのを雑草対策の基本としてください。
除草剤は避けましょう
雑草対策として頭に浮かんでしまうのが「除草剤」なんですが、特に芝張りをした初年度は除草剤をは使わないことをお勧めします。張りたての芝生はしっかり土壌に根付いておらず、とても弱い状態だと思ってください。そんな弱い芝生に植物(雑草)を枯らせる薬品を使うのって刺激が強すぎるので、除草剤を使うのがグッと我慢をしましょう。
ちなみに、「芝生に使える除草剤」と言っても芝生に100%無害というわけではありません。使い方を間違うと芝生にダメージを与えてしまうこともあるので十分に気をつけましょう。
芝生管理そのものが雑草対策!
なお、雑草が生えにくい芝生を作りたいのであれば芝生管理を頑張ることがとても大事なんです。
どういうことかと言うと、雑草は芝生の密度が低くて地表がむき出しになっているところから生えてきます。雑草の種が地表(地面)に落ちて、そこから雑草が生えてくるからです。それをできるだけ防ぐためには、芝生の管理を頑張って地表が見えないくらい密度の高い芝生を作ることが大事になってくる。だから高密度の芝生を作れるように芝生管理を頑張りましょう!というワケです。
それができなくて雑草が生えてくるから困ってるんだという人は、せめて芝張りをした翌年以降に除草剤を使うようにしましょう。それもできるだけ使う頻度は最小限にすることをおすすめします。もしくは、どうしても手で取りづらい雑草に対してのみ除草剤を使うというのもアリです。株立ちしているような雑草は手で抜き取りやすいので除草剤を使うまでもありません。逆に背丈が低くて横に広がっていくような雑草は手で取るのは至難の業なので、そういった雑草に対しては除草剤を有効活用しましょう。
この手の雑草には除草剤を使います
芝張りをして間もない頃は、あまり雑草は生えてきません。なので、多少の雑草であれば手作業で抜き取ることで除草剤ゼロを目指します。そして、手入れを頑張って密度の高い芝生を作り上げることに専念してまずは1年目を乗り越える。
2年目は密度の高い芝生が出来上がっているのでそもそも雑草が生えづらい。ちょくちょく生えてくる雑草であれば手作業で対処。
3年目になってくるとどうしても雑草が生えやすくなってくるので、必要最小限だけ除草剤を使ってあとは水やりと芝刈りを頑張ってさらに密度の高い芝生を目指す。
これが私の中の目指すべき姿ですね。